2015,06,06, Saturday
2013年2月、メディアファクトリー発行。
イラストレーター・池田暁子(いけだ・きょうこ)さんのコミックエッセイ。
うっかり結婚生活 一緒に暮らす二人のルール8
作者さんは、「片づけられない女のこんどこそ! 片づける技術」(文藝春秋刊)など、
自身の苦手克服を題材にしたコミックエッセイで知られる方だそうです。
汚部屋脱出を果たした池田さんの結婚相手は、
彼女を上回るゴミ屋敷住人。
しかも部屋では裸族(表紙で旦那さんが全裸なのはそのため)。
当然、生活は山のような不一致。
「忍耐」を超え、「バトル」と化した結婚生活を描いています。
池田暁子さんの作品の感想は、カテゴリからご覧ください。
◎初出
「WEBコミックエッセイ劇場」にて、2012年6月~9月に掲載された
『あまから☆結婚生活』を改題し、加筆・修正したもの。
◎内容
「あとがき」によると、
タイトルが「あまから結婚生活」から「うっかり~」に変わったのは、
全然甘くないことに気付いたから、だそうです。
実際、苦い。というより、腹立つ。
旦那にほめられるところがろくにない。
「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」のキスするどころか
ツラ見るだけで頭突きかましたくなるような男です。
・一人暮らし時代の部屋はゴミ屋敷。ゴミで床が見えない
・帰宅すると裸族。だいたいゲームやってる
・家事は一切しない、できない。その割に食事には注文つける
・瓶開けられない、缶のふたもダメ、電球も取り替えられない、ゴキブリ退治もできない
旦那さんは元仕事仲間で、プライベートでもよく遊ぶ仲。
アラフォーの池田さん、部屋に居つかれたのをきっかけに同棲を考えたそうな。
が、「同棲するぐらいなら、これを機会にいっぺん結婚しとこう」と思って入籍したそうで。
たしかに、この結婚は「うっかり」がふさわしいと思う。
穏やか、怒鳴ったりしない、ピリピリしない、
そういった性格が旦那さんのいいところだそうですが、それ以外がひどすぎやしませんか。
奥さん視点であることをさっぴいてみても、ひどい。
同じ男から見ても、ひどい。
働き始めの20代前半ならまだわかるが、
この旦那さん、結婚時点で30代後半だそうです
(別の著書でわかるが、池田さん1969年生、旦那さん1972年生、結婚が2009年ごろ)。
いや、性格以外にいいところが1つあります。
既婚男性が読むと「自分よりもダメな旦那がいるんだ」となぐさめになります。
未婚男性が読むと、結婚したいならどういう部分を改めるべきか、がわかる。
結婚って、不一致な部分のすり合わせなんだと思うが、
これはすり合わせるところが多すぎて、すり切れそう・ブチ切れそうである。
そういうわけで、最後まで読んでも
「この夫婦、この先大丈夫なのか?」といらん心配をしてしまう。
実際、後の著書「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」で、
壮絶な危機が描かれるのです……。
◎二人のルール8
150-151pにまとめてあります。
その1 お相手のアレな部分も、自分が気にならなければOK。
その2 笑いのツボが合ううちは、ひとまずOK!
その3 一方が夢見てたら、一方が現実に引き戻すと中庸に戻る。
その4 家事概念は時間をかけて、根気よく学んでもらう。
その5 お金は基本的に別々。必要以上のお金は預からない。
その6 名前のある料理を作れば平和な食卓!
その7 スムーズに会話したければ、語尾を変える!
その8 家事を教えるには、愛想よく。泣き落としも可。
うーん、これじゃあ結婚というより大きな子どもと生活しているみたいだ。
男は、大なり小なりそういうところがあるかもしれんけど。
イラストレーター・池田暁子(いけだ・きょうこ)さんのコミックエッセイ。
うっかり結婚生活 一緒に暮らす二人のルール8
作者さんは、「片づけられない女のこんどこそ! 片づける技術」(文藝春秋刊)など、
自身の苦手克服を題材にしたコミックエッセイで知られる方だそうです。
汚部屋脱出を果たした池田さんの結婚相手は、
彼女を上回るゴミ屋敷住人。
しかも部屋では裸族(表紙で旦那さんが全裸なのはそのため)。
当然、生活は山のような不一致。
「忍耐」を超え、「バトル」と化した結婚生活を描いています。
池田暁子さんの作品の感想は、カテゴリからご覧ください。
◎初出
「WEBコミックエッセイ劇場」にて、2012年6月~9月に掲載された
『あまから☆結婚生活』を改題し、加筆・修正したもの。
◎内容
「あとがき」によると、
タイトルが「あまから結婚生活」から「うっかり~」に変わったのは、
全然甘くないことに気付いたから、だそうです。
実際、苦い。というより、腹立つ。
旦那にほめられるところがろくにない。
「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」のキスするどころか
ツラ見るだけで頭突きかましたくなるような男です。
・一人暮らし時代の部屋はゴミ屋敷。ゴミで床が見えない
・帰宅すると裸族。だいたいゲームやってる
・家事は一切しない、できない。その割に食事には注文つける
・瓶開けられない、缶のふたもダメ、電球も取り替えられない、ゴキブリ退治もできない
旦那さんは元仕事仲間で、プライベートでもよく遊ぶ仲。
アラフォーの池田さん、部屋に居つかれたのをきっかけに同棲を考えたそうな。
が、「同棲するぐらいなら、これを機会にいっぺん結婚しとこう」と思って入籍したそうで。
たしかに、この結婚は「うっかり」がふさわしいと思う。
穏やか、怒鳴ったりしない、ピリピリしない、
そういった性格が旦那さんのいいところだそうですが、それ以外がひどすぎやしませんか。
奥さん視点であることをさっぴいてみても、ひどい。
同じ男から見ても、ひどい。
働き始めの20代前半ならまだわかるが、
この旦那さん、結婚時点で30代後半だそうです
(別の著書でわかるが、池田さん1969年生、旦那さん1972年生、結婚が2009年ごろ)。
いや、性格以外にいいところが1つあります。
既婚男性が読むと「自分よりもダメな旦那がいるんだ」となぐさめになります。
未婚男性が読むと、結婚したいならどういう部分を改めるべきか、がわかる。
結婚って、不一致な部分のすり合わせなんだと思うが、
これはすり合わせるところが多すぎて、すり切れそう・ブチ切れそうである。
そういうわけで、最後まで読んでも
「この夫婦、この先大丈夫なのか?」といらん心配をしてしまう。
実際、後の著書「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」で、
壮絶な危機が描かれるのです……。
◎二人のルール8
150-151pにまとめてあります。
その1 お相手のアレな部分も、自分が気にならなければOK。
その2 笑いのツボが合ううちは、ひとまずOK!
その3 一方が夢見てたら、一方が現実に引き戻すと中庸に戻る。
その4 家事概念は時間をかけて、根気よく学んでもらう。
その5 お金は基本的に別々。必要以上のお金は預からない。
その6 名前のある料理を作れば平和な食卓!
その7 スムーズに会話したければ、語尾を変える!
その8 家事を教えるには、愛想よく。泣き落としも可。
うーん、これじゃあ結婚というより大きな子どもと生活しているみたいだ。
男は、大なり小なりそういうところがあるかもしれんけど。
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