今日、中京大中京が7度目の優勝を決めました。おめでとうございます。
相手は県勢初の優勝を目指す新潟・日本文理。どちらが勝ってもドラマチックなカードでしたね。
それにしても新潟が舞台の大河ドラマ(天地人)の年に新潟が準優勝というのもできすぎた話。相手が織田や徳川の領地だった愛知代表というのも含めて。
そういえば07年夏は新潟明訓と山梨・甲府商が対戦して「現代の川中島」と言われていました。この年の大河は「風林火山」だったのです。
大河ドラマと高校野球の関係を調べるのも面白いかもしれません。......でも、毎年更新が必要なものをこれ以上増やしたくもないな。どうするか。
最近、「大正野球娘」という小説が人気があるそうです。内容はそのままで、大正時代にお嬢様がチームを作って野球をする話だとか。
そのうち読んでみるつもりです。
大正時代の女子野球について資料は全然持っていませんけれども、一つ面白いエピソードを紹介します。
かつてプロ野球に三原脩という監督がいました。西鉄時代には個性的な選手を率いて1956,57,58年と日本シリーズ三連覇を果たすなど、名監督の筆頭に上がる人物です。
その三原さんに最初に野球を教えたのはなんと資産家の娘さんだったそうです。
小学校時代の三原さんは草野球に熱中していたのですが、そこに三原さんの姉の友人が加わります。彼女はどこを守らせてもうまく、とりわけ投手をさせると誰も打てませんでした。
その上、お嬢様育ちでありながら男勝りの性格と気っぷの良さで、三原少年たちのリーダーに収まってしまった、というのです。
三原監督が自著で「私が野球にのめり込むきっかけ」とまで書いた女性。現代に生まれていたら相当すごい選手になっていたかもしれません。
三原さんは明治44(1911年)生まれ。少年時代というと1920年代。つまり大正年間に当てはまります。
というわけで、大正時代に女子野球チームがあってもいいんじゃないか、と思っています。
参考文献「魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ」(立石泰則著)
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