PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down 感想
映画版「ぺルソナ3」の第3章、MOVIX倉敷で観てきました。

ちなみに、中四国では倉敷と広島の2か所でしかやってない。
岡山県では、2章までは岡山市でもやってた気がするのですが、3章は上映せず。
あんまりお客さんが入らなかったのか、他に優先する映画があったのか。

まあ、比較的近場で鑑賞できただけヨシとしましょう。
四国は4県とも上映しないわけですから。

◎劇場特典
ARCHIVE BOOKと「スーパーP3シール」3種。


ARCHIVE BOOKは望月綾時が表紙。
今回、このマフラー男が主役みたいなもんですから。

 
シールは、私は幾月、チドリ、順平と真田でした。
幾月、悪い顔してます。と同時に小物臭くなる。
順平と真田は、修学旅行時の浴衣ルック。
「この温泉は上腕二頭筋に効くな」って、真田=筋肉ネタは鉄板とはいえ、強引すぎ。

隣の女の子2人組が「テレッテだ~最悪~」と騒いでました。
今回すげえ格好いいのに。漢になるのに。


気になるのがチドリの解説。
「特別課外活動部の誰かを誘拐(ゆうわく)する!?」って、どっちやねん。
むろん正しくは誘拐です。
個人的には、チドリの誘惑見てみたいですけど。


◎概要
パート1「Spring of Birth」、パート2「Midsummer Knight's Dream」に続くパート3。
タイトルの「Falling Down」は、“秋”と“堕ちる”をかけている(#2のブックレットより)。
色々急転する部分ですからね。

ストレガ(タカヤ・ジン・チドリ)&11月の大型シャドウ戦から、ムーンライトブリッジでのアイギスvs.綾時まで。
ゲーム上の日付で言うと11/3~12/2。

ただし、それ以前の話も回想という形で挟まれています。
・順平とチドリの会話
・荒垣の葬儀で慟哭する真田


◎感想 1.オープニング
オープニングでいきなりストレガ&ハングドマン戦!
#2に続き、バトルでツカミはOK……て言いたいんだけど、今回は急すぎる。

ストレガ戦とハングドマン戦が同時進行なのは納得。
ストレガは3人と少なすぎて、S.E.E.S.メンバーを分散させないと苦戦の状況を作りにくい。
原作のゲームが4人しか出撃できない不満点を解消していて、グッジョブでさえある。

組み合わせとしては、
○タカヤ・ジン・チドリvs.真田・天田
○ハングドマンvs.美鶴・ゆかり・アイギス・コロマル・理(主人公)
となっている。

順平、説明ぬきにいきなりチドリの隣で縛られてます。
この辺が急すぎて、ゲーム未プレイの人はついていきづらい。
……原作ありきの作品とはいえ、ちょっとね。
チドリと順平の絡みは後から入りますが、具体的にどう捕まったのかは不明なまま。
今回はテレッテが漢になる話でもあるので、情けない場面はカットしたのかもしれない。

さて戦闘ですが、キタローがふっとばされて一時意識を失うも、
心の中でファルロスと対話して戦線復帰。
メルキセデクがゴッドハンドをぶっ放し、最後はジークフリードの一閃(空間殺法か五月雨斬り?)でシャドウ撃破。

美鶴たちがハングドマンの女性像をぶっ壊すとか、
ゴッドハンドがまんま巨大な手だとか、ゲームの戦いをできるだけ再現しているのは嬉しいところ。


◎感想 2.祝勝会
寿司予約シーン、入れてます。
ハム子(女性主人公)なら「大人の女はカッパ巻き」が聞けたのに……惜しい。

前から思っているのだが、天田君は「寿司屋の出前は玉子でわかる」って言うんだけど、
ガキだと思われるのが恥ずかしいだけだろ。

ちなみに、直前に12枚のタロットカードに×をつけて、
ほくそ笑んでいる幾月の場面がある。

影時間でのイベントは、原作通り。
ここもまた唐突ではあるが、原作でもいきなりの感はあるので仕方ない。

タルタロスの屋上で、十字架にはりつけにされる特別課外活動部の面々。
アイギスが桐条武治(美鶴の父)を羽交い絞めで人質にしているので、
幾月がいそいそと全員をくくりつけた事になる。
想像するとちょっと間が抜けている。

いや、それとも真田や順平あたりに女性陣を縛らせて、
最後の一人だけ幾月自身で拘束したのかも。そうすれば効率的。
途中でボディタッチしたりして、順平が「風花ってやっぱり着やせするタイプなんだ」とか言ったり、
真田先輩が「これは事故だ」とか言うわけですね。
どうでもいいね!

リモコンで操られるアイギスだが、キタローに射撃する寸前でオーバーヒート。
マウントポジションのまま覆いかぶさるので、妄想がはかどります。


◎感想 3.綾時登場
荒垣に続いて人の死を目の当たりにし、
無力感にさいなまれてか、夜の街をさまようキタロー。

原作だと桐条武治の死をどう思うかはプレイヤー次第だが、
映画は主人公視点の物語なので、はっきり影響を与えるようにしている。
これは#1から続く方針で、良いと思う。

そして、巌戸台駅でマフラーを巻いたナンパ野郎登場。
なぜか駅の屋根の上にいて、飛び降りてくる。
お前はキャプテン翼の日向小次郎か(初登場時、ゴールポストの上から飛び降りる)。

なれなれしく話しかけるも、ほぼ無視するキタロー。

そして転校してくる綾時。
アイギス「あなたはダメです」。
頭にミョーな飾りつけてるアナタも学生としてどうかと思います。

綾時、校内の女子に連絡先を配りまくる。
その様子に憤慨する生徒会の小田桐秀利。
伏見千尋「私も貰いました」
小田桐秀利「キミもか!」

こうやって、色々描かなきゃいけない中でもコミュキャラを出してくれるのは非常に嬉しい。
今回は、他にたなか社長、舞子、宮本一志、友近健二が台詞付きで出てくる。
ちゃんと確認してませんが、ドラマCDの時と同じ声優さんだと思います。

ベベは台詞なしだが、出てくる。
あと、廊下に長谷川沙織(女性主人公時の隠者のコミュキャラ)がいたような気がする。
髪にウェーブかかってるから、そう思うだけだけど。

たなか社長は舞子をスカウト?しようとしたところ、
誘拐と勘違いしたキタローに止められる。
もみ合って社長のスーツを破いてしまったキタローは、弁償のため喫茶店(ピーブルヴィー)でバイトすることに。
それを見かけた綾時は、同じバイトを始める。
2人ともウェイターの制服が似合いすぎ。

更には校内で「お助け部」を結成。
よろず解決して小銭をゲット。
こうして、強引な綾時のペースに引っ張られつつ、絆を作っていくキタロー。
風花と森山夏紀(ガングロいじめっ子)の別れも、ここで描かれる。

「別れが怖いから、何も言わないまま転校しようと思った」という森山の言葉に、
何やら感じるキタロー。

原作では、綾時は唐突に出てきて、いきなり正体を明かされる印象があった。
なので、こうやって補完してくれるのは非常にいいと思う。

あと、#3では数少ない笑いどころ。
ほとんどはシリアスだからね。


◎感想 4.修学旅行
のぞき未遂と、美鶴の処刑シーンがあります。
ここは外せませんよね。

途中で順平がタオルをなくす際、
綾時「葉っぱがある」
順平「バカにするな!」
ってやりとりがあるんですが、これはP4Gで全裸の完二がワカメを巻きつけるのを意識してるんでしょうか。

アイギスは大の字で潜水。防水性能高すぎ。

このちょい前のシーン、綾時を警戒するアイギスはキタローたちの部屋に侵入してきます。
窓から。
BGMはベイベベイベの「Mass Destruction」。
#2でも「アイギスが見てる」シーンでかかるんですが、まさにシリアスな笑いを提供している。
こうなったら#4でも使って欲しいけど、難しいかな。

美鶴とゆかりが距離を縮めるシーンもあります。
が、ペルソナは特に進化しない。
ついでに言えば真田や天田のペルソナも進化していない。
#4終盤でまとめてやるのかもしれない。

真田とキタローの卓球温泉とか、お土産にかんざしを買う順平とか、出来る限り詰め込んである。
時間の制約がある中で、ありがたいことだと思う。


◎感想 5.チドリ戦・順平覚醒
まともに戦えば、9対1の袋叩きになってしまう一戦(風花をぬいても7人と1匹)。
S.E.E.S.は手を出さず、順平が体を張ってチドリを説得する、という流れになる。

ただ、2人の交流シーンの積み重ねが充分とは感じられないので、
泣ける、というところまで行かない。

メーディアとケルベロスが火炎をぶつけあい、ケルベロスが根負けしてコロマルが吹っ飛ぶシーンが好きです。
#2でわかったことだけど、コロマルは中型犬で抱きかかえられるくらいなんですね。かわいい。

重箱の隅なのだが、チドリは病室にいてもアイシャドウを欠かさない。
ゴスロリファッションのたしなみ?


◎感想 6.ムーンライトブリッジまで
満月の前夜、巌戸台分寮の屋上で“あいみみ”するキタローと綾時。
※あいみみ……1つのイヤホンを2人で片方ずつ使うこと

それだけ仲良くなったってことだけど……、男同士でこれやっちゃいますか……。
一部の嗜好の方はすごく妄想がはかどりそう。

そして満月の夜、綾時に襲い掛かったアイギスが倒れ、キタローが駆け付けたところで幕。
にくいところで引きます。


◎全編を通して
満足です。

もともと、ペルソナ3が映画化、というだけで自分は満足でした。
スポットが良く当たり、関連作品も多い4と比べ、いまいち顧みられることがない3(ドラマCDは沢山あるけど)。
映像化したというだけで、言うことはありません。

ここまで色々突っ込んだけど、そんなことはささいなことで、
P3の物語を映画として再構成し、ペルソナバトルの見せ場を作ってくれただけで満点。
それだけで充分楽しめる作品になっている。

「死」「喪失」「別れ」と、それにまつわる暗さもしっかり伝わってくるし。
原作から外して欲しくないシーンはちゃんとあるし。

欲を言えば、上映時間はもうちょっと長くてもいいんではないかと思う。
約90分。
この長さにしたのは「集中して観賞できる時間がそのぐらい」と、
たしか#1のブックレットにあった気がするが、2時間は充分いけると思う。
(例を出すなら「るろうに剣心 伝説の最期編」は135分)

でも、それも小さな事なんで。
映画がヒットしないと言われる中、4部作がラストまで映画化できそうで良かったと思います。
ささやかながら売上に貢献しますんで、関係者の皆さん最後までお願いします。
| 映画 | 20:03 | comments (0) | trackback (0) |
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