別冊マーガレット2022年3月号感想
表紙は「うちの弟どもがすみません」。
巻頭カラーは「君がトクベツ」。


別冊マーガレット2022年3月号


幸田先生、人気高そうなのに
別マの表紙を担当する機会はあまりない。

他の先生との合作を除けば、
単独で描かれたのは2019年8月号が最後。
なんででしょうね。

それはさておき、ともすえ葵先生の読みきりがあるので
皆さん要チェックです。
なぜか、公式サイトの最新号紹介には載ってないけど。
数行HTMLを書き足すだけやぞ。
なにめんどくさがっとんねん。
最新号紹介 _ 別冊マーガレット 公式サイト

これ以前の感想は
漫画・本 別冊マーガレット

◎作品感想
◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ

バレンタイン騒動。
類、夢遊病はいいとして、夜中にチョコを食うとは。
育ち盛り恐るべし。

「ふたりで恋をする理由」もそうですが、
バレンタインに男子がお菓子を作る展開が当たり前に描かれてて、
時代ですね。
無理矢理食わせるのが源らしい。

◆[君がトクベツ]
幸田もも子

えみか、嬉しはずかし、叶翔の部屋でロストバージン。
叶翔は30秒でシャツとブラを「すぽーん」できるらしいです。
さすが人気アイドル(?)。

男性向けAVを見て勉強する等、
えみかのナナメ上の努力が面白すぎる。
「いらすとや」も出てくるし、幸田先生は何でもアリですね。

個人的に、あの手のビデオの役者さんは「声出しすぎ」なので、
実際にやったら萎えると思う。
むろん人による。

◆[机の上の端っこで]
ともすえ葵

読みきり。

トビラ絵は「机の上の端っこの」ですが、
ともすえ先生がツイートされてるように正しいタイトルは「~で」です。



LINEでいくらでも言葉を使えるこの時代に、
机の端っこを使ってやりとりする、
この懐かしさと甘酸っぱさ。

20pできっちり起承転結をつける、
ショートのお手本のような作品。
あんなに机に書いてると先生に注意されそうな気もするけど、
それは言いっこなし!

「数学を成績で上下クラスに分ける」ってくだりがありますが、
実際習熟度でクラス分けする学校があると聞きます。
そういうのを展開に取り入れてるのもGood。

ともすえ先生をよみきりで使うのは勿体ないですよ。
ホームラン打者を代打でしか使わないようなもので。
でも、連載するのはそれだけ難しいんですね。

◆[歌にばかり歌う]
にしひろあき

読みきり。

幼なじみと親密になるために、軽音部に入るJK。
「100%下心です…」正直でよろしい。
途中から出てくる3年女子が、露骨に悪い人じゃなくて良かった。

タイトルも秀逸。
「歌ばかり歌う」じゃなくて、あえて「に」をつける。

◆[キャンバス]
本田楓

読みきり。

サッカー部の男子をひそかにスケッチする美術部員JK。
「お礼くれた NEW」「話しかけてくれた NEW」ってコマが、
ゲームの実績解除みたいで面白い。

見開きで窓にイラストを描いたシーン、
見せ場がバッチリ決まってました。

コントラポスト(絵画の技法)。
勉強になります。

本田先生はやや強引な王子様タイプの男子が続いてたんですが、
今回は新しい路線で面白かったです。

◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音

出たー! 神城のいとこ♀! 3年! 年上!
親戚だけあって結構似てる。

朔英が誤解して、すれちがう展開になりそう。
でも、今回も朔英がらみで神城が怒ってたし、
両片想いで間違いないと思う。

今回の英語劇、神城と朔英がどっちも格好良かった。

舞台上の小野寺さんのスカートの下を盗撮する3年男子。
なにやってんの……でも、ありそうな話。
黒子の朔英がすぐさま飛び出してガード。立派。

朔英は、基本的に誰の助けも借りずに行動・決断できる。
自立したヒロインだなと思う。

朔英が舞台から転げ落ちたところを、手を差し伸べる神城。
いいシーン。

英語フェスティバルでどんなドラマがあるかと思ったけど、
こういう形で2人の見せ場を作るんですね。

それにしても、2コ上の男子、それも数人につっかかる神城はかなり攻撃的。
下手したらサッカー部の活動にも関わるのに。
一見優しそうで、彼はかなり気が短い。
そのへんのギャップも魅力なのかなと。

2話もそうですが、バイオレンスなシーン自体は割愛してますね。

次回は映画デートでしょうか。
多分いとこが絡むでしょうが、
一方的にいとこ♀がしゃべって神城が黙ってたとこを見ると、あまり交流もなさそう。
朔英が心配するような関係ではないでしょう……多分。

神城がいとこ♀が好きなら、
公園であれだけイチャつくわけない。はず。

今回の河原先生の柱コメント
「文化祭の衣装涅マユリさんに
ちょっと似てるかなと思ったけど似てませんでした」

河原先生がジャンプ作品についてコメントするのは珍しい。

ところで、いとこ♀の下の名前は不明。
「素敵な彼氏」の桐山くんの元カノ3人(エリハ/真央/奏音)もそうだけど、
なぜか初登場時は名前が不明。
河原先生が後から名前考えてからでしょうが、
おかげで本誌読者は1ヶ月間「あいつ」「あの女」と呼ぶことに。

◆[天使だったらよかった]
中河友里

泰星、ようやく事態を飲み込めたらしい。
「俺 本当子供で なんも分かってなくて バカだよな…」
自分で気づいただけマシ。

ほろ苦いけど良い締めくくりでした。
今後はどう展開するか、気になるところです。
少なくとも、次号が最終回ではないらしい。

◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒

咲と陽希、消しゴムを半分こにして使う。
その消しゴムを見て、2人の仲を推測する琴乃。
「消えた初恋」もそうですが、
どこにでもあるアイテムでお話は作れるんですね。

井竜の言ってる事は正しいが、
正しさで人は動かせないワケで。

◆[柊先輩とおふたりさま]
水野美波

「成美先輩」はやっぱり男子でした。だと思った。
「早く人間になりたい」Tシャツ。妖怪人間。

先輩も言ってるけど、もえみはリアクションがでかい。
オーバーぎみ。
別マでこういうタイプは珍しいと思う。

◆[アイマイミーマイン]
結木悠

お花見で親睦会編。

柱コメントによると「一生分の桜とモブを描いた」、との事。
結木先生、お疲れ様です。

あきらが天宮の手を借りずにナンパ男に立ち向かうところは、
格好いいと思う。

◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子

鹿乃は愛が沢山あるタイプか。
いつか刺されますよ。

漫画あるある。
「誰かと誰かが付き合っている」という話が、
あっという間に学校に広まる。

◆[月のお気に召すまま]
木内ラムネ

今月は2本立て。

1本目。
歩先輩がポンコツじゃなくなる。
進堂はふだんからバナナを携帯しているのか。気にしたら負け。
真相は乙女ゲーヒロインになりきっただけらしいけど、
では小テストで100点取ったのは?
先輩はやればできる子なんでしょう。

2本目。
新キャラ・八雲くん登場。
月にライバル意識をいだくイケメン。
日花もそうですが、
歩先輩&月と会話してるとどんどん毒気が抜けて、善人化してきますね。

◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ

夏祭り、藤井の元カノ出てきてパニック編。
筧くん(舎弟ポジションの男子)がいまいち存在感なかったけど、
初めてまともな出番あった。

年上には徹底して腰の低い円城寺。
ヤンキー文化ですね。

それにしてもボケ役が多い漫画。
藤井もどっちかというとボケだし。
だいたい発情してるし。

◆[今、恋をしています。]
八田鮎子

野田くん、かなり強引な手段でみりあを落としました。
彼女は素直じゃなさすぎるからね。
36ページからは野田くんが何をするか分かりきってるんだけど、
それでもドキドキさせるのは、ベテラン漫画家のテクニックですね。

柱で八田先生が描いてる「カンジャンケジャン」は韓国料理らしい。
「生のワタリガニを塩、漬け込みダレに漬けて熟成させた料理」
これを自家製。すごいね。

◆[うさぎ小屋でいちゃつくな!]
夜野天

最終回。
お疲れ様でした。
「私の前ではいちゃつくなー!」
最後にタイトルそのまんまではないけど、
近い台詞で締めましたね。

◆[川底どんちゃん騒ぎ]
柏木シュワ

ニートと元ヤン、子守をする。
「よせやい ヨカトコ川の岡田斗司夫なんて」
オタクの代名詞的な人ですね。

◆[ラブ解き 別マ探偵団](読者投稿コーナー)
パートナーや恋人と趣味が合う・合わない。
シタラ先生も描いてるけど、むしろ趣味が合わない方が、
トラブルが避けられるんじゃないかと思う。

◆別マ作家のプライベートをネホハホ!
3月号は明生チナミ先生。

CookieやKissで活動されてる柴なつみ先生とは同じ大学だそうですが、
初対面のエピソードはめちゃ面白い。必見。
柴先生、漫画のセリフ回しも独特だけど、素も面白そうな方ですね。

◆まんがのお悩み解決塾
前号に続き、編集者さんによる特別編。

「キャラクターの『表情』が大切。
喜怒哀楽のバリエ(原文ママ)を増やそう」

言うは易しで、増やすためにはひたすら描くんだろうなと思う。
ほんと漫画家って大変。


◎[夢シチュ イラスト交換会]前編
別マの先生たちが、お互いの作品のシチュエーションをリクエスト。
これは楽しいですよ。
毎年の定番にして欲しいです。

以下、リクエスト一覧
リクエストしてる先生⇒されてる先生(敬称略)

水野美波⇒アルコ
「アラビアンナイトな井田と青木」

オザキアキラ⇒柏木シュワ
「バーテンダー」

アリハラナオ⇒木内ラムネ
「赤ちゃんの月と歩先輩」

柳井わかな⇒結木悠
「ヤクザと組長の娘」

椎名軽穂⇒八田鮎子
「黒い野田くんと佐田くん」

咲坂伊緒⇒南塔子
「ポッキーゲーム」

シタラマサコ⇒中河友里
「夫婦漫才」

河原和音⇒幸田もも子
「バラエティで活躍してるライクレの皆さん」

好きなのは南先生のポッキーゲームですね。
もはや古典のシチュだけど、ドキドキ感伝わってくる。

あとは結木先生のヤクザ風。
色んな少女漫画にヤクザものありますが、
別マで描かれる日も来るのかな。


◎別冊ふろく [別マBABY vol.15]
表紙は明生チナミ先生。

◆[りぼんの縁結び]
明生チナミ

新連載

主人公は目つきの悪い・シャイな女子。
中学校入学を機に友だちを作ろうとするが……。

主役にまともなセリフがほぼない異色作。
ぼっち街道まっしぐらと思いきや、
スピリチュアル女子扱いされて人気者? に。

普通は「ぼっち女子を隣の席のイケメンが助ける」のだが、
この漫画ではイケメンが諸悪の根源扱い。

明生先生、連載作品が少なくとも3つ(※)あって大変そうですが、
人気が出て良かったです。

※LINEマンガ「ラブミーテンダーにさようなら」/めちゃコミック「かげひなたの恋」/りぼんの縁結び

◆[空色スパンコール]
あさひ胡桃

ゲーセンのシーンでもう一声なんか欲しかった。
しかし、ドイツに留学とは唐突な。

◆[ヘヴィ×ヘヴィ]
桃白茉乃

玖珂先輩の元カノ登場。
マルは、よせばいいのに先輩に未練のある元カノの背中を推してしまう。
けなげというか。

望「俺にしとけば」
出たー! 当て馬の定番中の定番セリフ!
これでうまくいった試しがない。

◆[君の耳にあまがみ。] 泉麦歩
素直じゃない美少女と、グイグイくるイケメン。
主人公のお友だちなど、サブキャラまで容姿が細かく描かれてますね。

お話自体は、よくあるツンデレ。
中指を突き出すヒロインは中々いない。

9ページなど背景がないコマがいくつかある。
多分キャラクターに注力されたんですね。
これはこれで思い切りがある。

◆[王子というには愛らしい] 石田アズ
男子校の王子様と、女子校の王子様の話。
事故気味の告白は、中々ない状況で面白かった。
要所で出てくる赤面が良い。

◆[あざとい私じゃ駄目ですか?] 紗織
「あざとい」と自覚してるJKが主役。
美少女顔とギャグ顔の緩急がついてる。
図書委員会をサボったのかどうかは、気にしない方向で。

◆[セエシュン・イズ・デッド] 凹沢みなみ
イケメンとの青春イベントを避けつつ生活するJK。
こういうのをメタフィクションというらしい。
(フィクションの中でフィクションを扱う世界観の事)。

少女漫画の定番をことごとくネタにする、
別マでこれを描く凹沢先生もすごいけど、
GOサイン出した編集部もすごい。

前編でインヴァースって意味深なヤツを出してるのに、
後編で出さないのも先生らしい。

ヒロインの「江久須マキナ」は、
作劇用語の「デウス・エクス・マキナ」からきていると思われ。

意味:広げすぎた風呂敷を強引な展開で畳むこと
例:夢オチ、ドラえもんが秘密道具で解決

詳しくは各人おググりください。

◆[この上司、何とかしてください!] はぶろ織
結婚式場でバイトするJKと、
その上司25歳のラブコメ。

高校卒業までは我慢してくださいと言いたいところですが、
実際のところ、付き合ってればいつかはそうなるよね。

紙巻のタバコも最近見なくなりましたね。

◆[つかめないまなざし] 伊嶋遊
デビュー後第1作。

トビラ絵見て、どっちも男子かと思いました。
別マでそれは描かんやろ……と言いたいけど、
「消えた初恋」があるからね。
見開きをここぞという場面で使っている。
照れ顔といい、うまい。


◎別マまんがスクール掲載作品
Webサイトで公開中。
別マまんがスクール結果発表 | まんが投稿 | 別冊マーガレット 公式サイト

◆きみのてのひらから甘く/布留もと
第645回 別マまんがスクール BEST期待賞

まず、物憂げな男子の顔が100点。
冒頭数pでキャラーが把握できるテンポの良さ。
16pで過不足なく起承転結を作ってる構成力。

文句のつけようがないと思ったけど、BEST期待賞。
厳しい。

◆春野くんといっしょ/浅川あめ
第645回 別マまんがスクール BEST期待賞

ヒロインの「昔 人前で大失敗したことがあって」
ここ、具体的にどんな失敗か知りたかった。


◎次号
新連載&表紙&カラー
[お姉ちゃんの翠くん]
目黒あむ

読みきり&カラー
[※ただしイケメンに限らない]
柳井わかな

[夢シチュ イラスト交換会]後編
登場作家(敬称略)
アリハラナオ/河原和音/オザキアキラ/咲坂伊緒/椎名軽穂/シタラマサコ/水野美波/柳井わかな

カラー
[消えた初恋]
[恋のようなものじゃなく]
[月のお気に召すまま]

保奈実先生がSP読みきりで登場

別冊ふろく
[別マBABY vol.16]

[酸いも甘いもこいつがいれば] ともすえ葵
[恋せよバンビ] 茜希未
[煙に鳴く] 中村柊
[大路くんに怒られたい] 原作:香坂みり 作画:石田アズ
[推しよりヒーロー] 海月ゆら


◎裏表紙
舞台「アクダマドライブ」の宣伝。
オリジナルTVアニメ原作、らしいです。

2022/3 舞台「アクダマドライブ」
2022/1,2 声優百年食堂
2021/12 声優百年食堂
2021/11 花の都に虎(とら)われて&シークレット・ハウス~恋の相手はトップスター!?~(いずれも中国ドラマ)
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ
| 漫画・本::別冊マーガレット | 13:11 | comments (0) | trackback (0) |
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