2021,09,17, Friday
表紙&巻頭カラーは「うちの弟どもがすみません」。
別冊マーガレット2021年10月号
今月で、河原和音先生の新連載「太陽よりも眩しい星」4話目。
コミックス1巻には、だいたい4話まで収録される。
そのため、4話はヒキが強い=続きが気になる終わらせ方をする事が多い。
「素敵な彼氏」でエリハ様が出てきたみたいに、です。
今回、河原先生ものすごい爆弾を投げてきました。
さすがベテランです。
覚悟してお読みください。
これ以前の感想は
⇒漫画・本 別冊マーガレット
◎作品感想
◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ
広島修学旅行編。
お友だちのアシストで、
市内観光で2人きりになる糸と源。
色っぽい雰囲気になるどころか、
お土産をかいあさる糸。
かさばるから帰る直前にすればいいのに。
源は要所で割とグイグイくるね。
膝枕に同衾(違います)の2コンボ。
◆[目黒蓮さん(Snow Man)×道枝駿佑さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
別マ独占インタビュー]
読んでいません。
◆[掲載権争奪 別マ予告カットグランプリ]
9人の若手漫画家さんによる
キャラのイラストとアオリ(紹介文)を見て、
続きが読みたいものに投稿。
電子版だと投票権なし! 悲しいなあ。
ただ、絵と設定だけで投票するのは悩ましい。
キャラクターは言動も大事だから。
ノミネートされてる方は下記の通り。
1 みけこさき
2 泉麦歩
3 海乃虹
4 保澄さと
5 青衣ショウ
6 寿まき
7 松井やえな
8 倉瀬しの
9 月奈子
選ぶなら3・4・5かな。
それぞれ、以前の読み切りが面白かった記憶がある。
◆[スパークリングブルー]
ことのは紬
新連載。
1話だけでお話が成立してて、面白かった。
夢のために頑張るヒロイン。
つまり、まじめな子と遊び人の男の組み合わせはたまにあるけど、
ヒロインの美大志望設定が最後に活きてたり、
男も軽いだけじゃないと、メリハリあった。
何より海のシーンがいい。
ロケーションを活かした作品。
◆[青春のちのち] 藤好明
卒業式の後、一世一代の告白。
あまり卒業式って描かれないから新鮮ですね。
だいたいの作品は1年の春から始まるから。
ヒーローのお母さんの登場タイミングが絶妙( ´艸`)
卒業証書の使い方が、青春だなあ、と。
あと2人の表情がキラキラしてました。
恋してる! って感じでした。
藤好先生、そろそろ連載読んでみたいです。
でも、連載となると読みきりとは違う難しさがあるのでしょうね。
◆[春ちるさくら] 藤原ゆん
隣の席の気になるアイツが、グイグイくるよ的な話。
ヒーローが時々寂しそうな、
切なそうな顔をしてるのが良かった。
ひたすら陽気に押しまくるキャラだと飽きるので。
ゆん先生、これまでは胸キュン一色でしたが、
今回はコメディタッチもかなり取り入れてて、
読みやすかったです。
◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒
しつこい琴乃の元カレが退場し、琴乃は新たな恋の予感。
これは三角関係待ったなしですわ……。
階段の踊り場で咲と陽希が話すシーンありますが、
なんのへんてつもない場所でドキドキが始まる。
この辺が咲坂先生のすごいところ。
◆[今、恋をしています。]
八田鮎子
さとみのご両親&兄と、柳生くんの初顔合わせ。
お兄さん、「手籠」って時代劇じゃないんだから。
若いわりにやたらと「家族」にこだわる柳生くん。
彼の家族に何かしらありそう。
◆[シンデレラ クロゼット]
柳井わかな
レセプションパーティーでドレスアップしようの回。
光たちを招待したり、リムジンを手配したり、
シウは若いのになんでそんな権限があるのだろう。
次回からは光の両親の話かな。
◆[月のお気に召すまま]
木内ラムネ
月、ついにハッキリ告白しました。
もう、歩先輩も勘違いやうやむやにはできないと思う。
進堂が後押ししなきゃ無理だった。
なんだかんだでいい先輩。
「あぁ… 持ち帰れば俺のものになるかと…」
歩先輩が好きすぎておかしくなってる…。
「当て馬の気持ち考えたことあります…?
俺は別マ当て馬オフ会に参加したいくらいですよ」
怨念のこもってそうなオフ会だ。
ぜひ、そこにマーガの獅子尾先生と悟郎さんを入れてあげてください。
前半ドタバタしてたけど、
後半しっとりまとめるのはさすが木内先生。
◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音
研修旅行の夜、
神城は朔英に「片想いなんだ」と告白。
神城の好きな人は
「手の届かない感じの人」
「勉強もそんなできないし 今 追いつきたくてがんばってるとこ」
「俺にとっては太陽みたいに眩しい星みたいな人」
これは朔英のことか?
朔英以外の誰かのことか?
どっちともとれる。
私は、朔英のことだと思う。
シャイだから、ストレートに「朔英が好き」って言えないのでは。
好きな子に「好きな子いる?」と訊かれて「君が好き」って返せる人は中々いない。
それまでの友だち関係が壊れるかもしれないから。
つまり、朔英と神城はお互い好きなんだけど、
それがわかるのはしばらく後なんじゃないかと。
と、思わせて5話で朔英以外の好きな子が登場したら、
神城くん罪な男だよ。
朔英も24時間神城に張り付いてるわけじゃなし、
神城が朔英以外の子を好きというのも充分ありうる。
部活・塾・親戚づきあいなど、朔英の関わってない交友関係もあるだろうし。
何にしても、読者は河原先生の手のひらの上でぐるぐる回る孫悟空でしかないので、
ハラハラしつつ楽しませてもらいます。
今後のことはともかく、河原先生は今回も小ネタが面白い。
【小ネタ1】
研修旅行で、朔英はバスの最前列、
きゅうくつな1人掛けの席に座る。
降りた後、酔った女子の荷物を持ってあげる。
この2つだけで「進んで人を助ける子」というのが
文字にしなくても伝わるわけです。
こんないい子を泣かせたらいかんよ。
ただ、良い子だから幸せになる、というほど世の中単純でもなく。
頑張っても報われないことはよくある。
荷物持ちと恋愛は、関係ないといえば、ない。
「たまほし」も最終的にはハッピーエンドだと思いますが、
そこに至るまでは色々あると思う。
【小ネタ2】
10ページ、神城やモブ男子が苦手な「謎の肉」。
大豆ミートとか?(当てずっぽう)
【小ネタ3】
研修旅行の学習テーマは「SDGs」。
時代ですね。
私の高校時代はちょうど京都議定書が作られた時で、
温暖化や温室効果ガスの排出権取引といった用語を勉強しました。
【小ネタ4】
香川「人が強くなる時は ならねばならぬ 理由があるからね…」
井沢「えっ めがね突然どうした」
鮎川「めがねじゃなくて香川さんな」
井沢……まるで成長していない……(安西先生風)。
人間そう簡単に変わりません。
最後にもう1回、
「片想いなんだ」シーンを振り返りましょう。
「神城好きな子いるってほんとう?」
と朔英に訊かれた後、まるまる1ページ使って神城の赤面。
これは、好きな子に質問されたから真っ赤になってるんだと思う。
けど、この後のセリフで「岩田はさー」と、
朔英が第三者みたいな言い方をしてて、どっちともとれる。
「楽しかったよね」と、神城は小学校時代のことを過去形で語ってる。
朔英との思い出は過去のこと、という事か。
ただ、これも朔英が直前に「かっこよかったよ」と過去形で言ってるのを、
そのまんま返しただけともとれます。
ラストシーン、朔英の泣き顔を隠した笑顔の切ないこと。
健気かつピュア。
河原先生の高校生は何回読んでもいいですね。
1巻は多分4話まで。
単行本派の方はこの切ないシーンを読み、
2巻まで待ちきれず本誌に走ることでしょう。
計算ずくの河原先生、少女漫画界の諸葛孔明
(お釈迦様と孔明のどっちなんだよ)。
◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ
堀越「藤井の誕生日は危険日ってわけか」
別マじゃなくて、エロ漫画でよく見かけるワードが出てきたぞ。
藤井のサプライズ誕生パーティーを仕掛ける円城寺。
企画が高校生らしくつつましく、かわいいと思う。
ただ、夜間の校内にあんなことしてていいかは疑問。
◆[消えた初恋]
原作:ひねくれ渡 作画:アルコ
夏休み。
色々あって、あっくんは橋下さんのご両親に会うことに。
親父さんはゴツくてカタギに見えません。
とりあえず、橋下さんの怪力が両親譲りだというのがわかりました。
「俺物語」の猛男といい、アルコ先生の作画ってすごい。
◆[消えた初恋小劇場]
目の細い男・豊田くんの話。
あんな描きやすそうな目(失礼)なのに、なかなかやる。
◆[君がトクベツ]
幸田もも子
ポキ丼=ハワイの郷土料理
付き合いたてで、どうしたらいいかわからん状態のえみか。
初々しい。
と思ったら、いきなりお泊まり。
over20だから一線を越える……というのはないと思う。
◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子
今回、千耀の彼女が初登場。
顔は分からないけど。
気になるのは「楠瀬」「遠藤」って苗字で呼んでるところ。
指輪を贈り合うような仲なのに。
そんで、遠藤さんはどうやら
千耀と別に気になる男子がいる模様。
高校生で遠恋というのも難しそう。
長続きする気はしません。
◆[天使だったらよかった]
中河友里
最後のコマの効果音「ドサ」って。
お友だちを階段から突き落としたとすると、
別マでそこまでやるヒロインはなかなかいません。
そもそも、男女の仲良し3人組のうち2人がくっついたら、
もうこれまでの友だち付き合いは無理だと思うんだ。
カップルはほっといて、
他に友だちのグループ作ればいいのにね。
◆[うさぎ小屋でいちゃつくな!]
夜野天
今の今まで、兵吉(この作品の主人公のうさぎ)をオスだと思ってました。
2人目のイケメン登場。
秋をおちょくってるけど、このイケメン実は秋が好きなんじゃ……いや言うまい。
◆[毘沙門さんちの天邪鬼]
シタラマサコ
最終回。
「ギャルジャポン」ほど長期連載にはなりませんでした。
別マのショート作品はあんまり続かない。
邪神の報酬はスナックのツケ全額。
おっさんやん…。
◆[ラブ解き 別マ探偵団](読者投稿コーナー)
シタラマサコ
欄外で「寝取られ」について語る2人。
◆別マ作家のプライベートをネホハホ!
10月号は藤原ゆん先生。
思い出のまんがは
アルコ先生の「ラブレター」と「スターレスブルー」。
アルコ先生の過去の作品、読もうと思って後回しにしてます。
そろそろ読んでみるか。
◆まんがのお悩み解決塾
第9回の講師はオザキアキラ先生、
レポーターは春江ひかる先生。
テーマは「キャラ作り」。
「気づいたら脇キャラが喋り出すって感じですが~」
オザキ先生、脇キャラ動かすの楽しそうですよね。
有栖川さんのスガヤンとか。
「自己紹介から入られると
読者さんは情報をインプットするのが大変ですよね
そんな時は『転』から始めてみると
『こんな時にこういうリアクションを取るキャラです』って見せ方ができて
ネームに一気にスピード感が出たりします」
オザキ先生のライブ感は、その辺から来てるのかな。
◎別冊ふろく [別マBABY vol.10]
表紙は松尾夏生先生。
◆[Sweet on you]
中村柊
先輩をどうしても振り向かせたい夕里。
髪型を変える作戦に出ますが……。
先輩、最後のアレは唐突すぎでは。
校内ですよ!?
◆[百色ロマンチカ]
本田楓
最終回は花火大会。
ラストに告白シーンがありますが、
もう作中であんだけくっついたりチュッチュしてたら
好きですって言ってるようなものでは……と思いました。
でも、カッコつけずに素直に言うのが大事ですね。
◆[アテ馬の菊嶋] 松尾夏生
読みきり。
女子と軽いノリでしゃべれる菊嶋くん。
気になる蘭(あららぎ)さんは菊嶋の親友・ウメが好きらしい。
そこで、彼女の背中を押す菊嶋ですが……。
松尾先生の作品は青春一直線でムズがゆい。
菊嶋が軽いだけじゃなくて、切なくなる場面もありまして。
とても良いです。
蘭(あららぎ)という苗字は実在するみたいです。
そんな事より、アララギさんのビジュアルを見て一番に思ったのが
「綾波と似てる……」でした。
◆[六等星のふたり] 平見ゆう
読みきり。
本音をハッキリ言っちゃう女子と、
一匹狼の男子。
ヒロインからストレートに「好き」というのは、
別マでは珍しい。
ただ、あのエピソードだけで「好き」になるのはまだ早いかなあ。
◆[花まるください先生!] 春乃結衣
読みきり。
デビュー後1作目。
大学生のイケメン家庭教師との恋。
ヒロインの言動が後先考えてなくて危なっかしいのですが、
そこにツッコミが要所で入ってたのが良かった。
ツッコミがないと痛々しい子になって、
読んでいられないんですよね。
◎別マまんがスクール掲載作品
Webサイトで公開中。
別マまんがスクール結果発表 | まんが投稿 | 別冊マーガレット 公式サイト
◆[いつかのキミと私に]
永山ろく
第640回 別マまんがスクールBEST期待賞
ちょっと男子が察し良すぎるかな……。
講評にもあるけど、ヒロインが行動してないのが惜しい。
◆[離れてください深山くん!]
もやし
第640回 別マまんがスクールBEST期待賞
彼氏が好きすぎて鼻血が出ちゃうヒロイン。
かなりコメディ寄りの作品。
ヒーローがナナメ上すぎるイメチェンしたり、
ヒロインの「深山くんを養うという私の人生計画」などのセリフ回しが面白かった。
別マだとオザキ先生に近いギャグセンス。
この路線で極めたらとても面白いと思う。
◎次号
表紙&巻頭カラー
[消えた初恋]
巻頭グラビア
[超豪華☆実写化キャスト4名の別マ独占インタビュー]
道枝駿佑さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.):青木役
目黒蓮さん(Snow Man):井田役
福本莉子さん:橋下さん役
鈴木仁さん:あっくん役
ショート新連載
[川底どんちゃん騒ぎ]
柏木シュワ
別マ新人まんがグランプリでデビューした方です。
デビュー作は9月号掲載。
読みきり
[1cmメランコリー] 石田アズ
センターカラー
[月のお気に召すまま]
[うちの弟どもがすみません]
[太陽よりも眩しい星]
前編カラー
[ふつうな僕らの 番外編]
湯木のじん
別冊ふろく [別マBABY vol.11]
読みきり×3
[背中越しの空] 樋口きい
[そんなキミと恋したい] 海月ゆら
[先輩、推してもいいですか?] 春江ひかる
◎裏表紙
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ
別冊マーガレット2021年10月号
今月で、河原和音先生の新連載「太陽よりも眩しい星」4話目。
コミックス1巻には、だいたい4話まで収録される。
そのため、4話はヒキが強い=続きが気になる終わらせ方をする事が多い。
「素敵な彼氏」でエリハ様が出てきたみたいに、です。
今回、河原先生ものすごい爆弾を投げてきました。
さすがベテランです。
覚悟してお読みください。
これ以前の感想は
⇒漫画・本 別冊マーガレット
◎作品感想
◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ
広島修学旅行編。
お友だちのアシストで、
市内観光で2人きりになる糸と源。
色っぽい雰囲気になるどころか、
お土産をかいあさる糸。
かさばるから帰る直前にすればいいのに。
源は要所で割とグイグイくるね。
膝枕に同衾(違います)の2コンボ。
◆[目黒蓮さん(Snow Man)×道枝駿佑さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
別マ独占インタビュー]
読んでいません。
◆[掲載権争奪 別マ予告カットグランプリ]
9人の若手漫画家さんによる
キャラのイラストとアオリ(紹介文)を見て、
続きが読みたいものに投稿。
電子版だと投票権なし! 悲しいなあ。
ただ、絵と設定だけで投票するのは悩ましい。
キャラクターは言動も大事だから。
ノミネートされてる方は下記の通り。
1 みけこさき
2 泉麦歩
3 海乃虹
4 保澄さと
5 青衣ショウ
6 寿まき
7 松井やえな
8 倉瀬しの
9 月奈子
選ぶなら3・4・5かな。
それぞれ、以前の読み切りが面白かった記憶がある。
◆[スパークリングブルー]
ことのは紬
新連載。
1話だけでお話が成立してて、面白かった。
夢のために頑張るヒロイン。
つまり、まじめな子と遊び人の男の組み合わせはたまにあるけど、
ヒロインの美大志望設定が最後に活きてたり、
男も軽いだけじゃないと、メリハリあった。
何より海のシーンがいい。
ロケーションを活かした作品。
◆[青春のちのち] 藤好明
卒業式の後、一世一代の告白。
あまり卒業式って描かれないから新鮮ですね。
だいたいの作品は1年の春から始まるから。
ヒーローのお母さんの登場タイミングが絶妙( ´艸`)
卒業証書の使い方が、青春だなあ、と。
あと2人の表情がキラキラしてました。
恋してる! って感じでした。
藤好先生、そろそろ連載読んでみたいです。
でも、連載となると読みきりとは違う難しさがあるのでしょうね。
◆[春ちるさくら] 藤原ゆん
隣の席の気になるアイツが、グイグイくるよ的な話。
ヒーローが時々寂しそうな、
切なそうな顔をしてるのが良かった。
ひたすら陽気に押しまくるキャラだと飽きるので。
ゆん先生、これまでは胸キュン一色でしたが、
今回はコメディタッチもかなり取り入れてて、
読みやすかったです。
◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒
しつこい琴乃の元カレが退場し、琴乃は新たな恋の予感。
これは三角関係待ったなしですわ……。
階段の踊り場で咲と陽希が話すシーンありますが、
なんのへんてつもない場所でドキドキが始まる。
この辺が咲坂先生のすごいところ。
◆[今、恋をしています。]
八田鮎子
さとみのご両親&兄と、柳生くんの初顔合わせ。
お兄さん、「手籠」って時代劇じゃないんだから。
若いわりにやたらと「家族」にこだわる柳生くん。
彼の家族に何かしらありそう。
◆[シンデレラ クロゼット]
柳井わかな
レセプションパーティーでドレスアップしようの回。
光たちを招待したり、リムジンを手配したり、
シウは若いのになんでそんな権限があるのだろう。
次回からは光の両親の話かな。
◆[月のお気に召すまま]
木内ラムネ
月、ついにハッキリ告白しました。
もう、歩先輩も勘違いやうやむやにはできないと思う。
進堂が後押ししなきゃ無理だった。
なんだかんだでいい先輩。
「あぁ… 持ち帰れば俺のものになるかと…」
歩先輩が好きすぎておかしくなってる…。
「当て馬の気持ち考えたことあります…?
俺は別マ当て馬オフ会に参加したいくらいですよ」
怨念のこもってそうなオフ会だ。
ぜひ、そこにマーガの獅子尾先生と悟郎さんを入れてあげてください。
前半ドタバタしてたけど、
後半しっとりまとめるのはさすが木内先生。
◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音
研修旅行の夜、
神城は朔英に「片想いなんだ」と告白。
神城の好きな人は
「手の届かない感じの人」
「勉強もそんなできないし 今 追いつきたくてがんばってるとこ」
「俺にとっては太陽みたいに眩しい星みたいな人」
これは朔英のことか?
朔英以外の誰かのことか?
どっちともとれる。
私は、朔英のことだと思う。
シャイだから、ストレートに「朔英が好き」って言えないのでは。
好きな子に「好きな子いる?」と訊かれて「君が好き」って返せる人は中々いない。
それまでの友だち関係が壊れるかもしれないから。
つまり、朔英と神城はお互い好きなんだけど、
それがわかるのはしばらく後なんじゃないかと。
と、思わせて5話で朔英以外の好きな子が登場したら、
神城くん罪な男だよ。
朔英も24時間神城に張り付いてるわけじゃなし、
神城が朔英以外の子を好きというのも充分ありうる。
部活・塾・親戚づきあいなど、朔英の関わってない交友関係もあるだろうし。
何にしても、読者は河原先生の手のひらの上でぐるぐる回る孫悟空でしかないので、
ハラハラしつつ楽しませてもらいます。
今後のことはともかく、河原先生は今回も小ネタが面白い。
【小ネタ1】
研修旅行で、朔英はバスの最前列、
きゅうくつな1人掛けの席に座る。
降りた後、酔った女子の荷物を持ってあげる。
この2つだけで「進んで人を助ける子」というのが
文字にしなくても伝わるわけです。
こんないい子を泣かせたらいかんよ。
ただ、良い子だから幸せになる、というほど世の中単純でもなく。
頑張っても報われないことはよくある。
荷物持ちと恋愛は、関係ないといえば、ない。
「たまほし」も最終的にはハッピーエンドだと思いますが、
そこに至るまでは色々あると思う。
【小ネタ2】
10ページ、神城やモブ男子が苦手な「謎の肉」。
大豆ミートとか?(当てずっぽう)
【小ネタ3】
研修旅行の学習テーマは「SDGs」。
時代ですね。
私の高校時代はちょうど京都議定書が作られた時で、
温暖化や温室効果ガスの排出権取引といった用語を勉強しました。
【小ネタ4】
香川「人が強くなる時は ならねばならぬ 理由があるからね…」
井沢「えっ めがね突然どうした」
鮎川「めがねじゃなくて香川さんな」
井沢……まるで成長していない……(安西先生風)。
人間そう簡単に変わりません。
最後にもう1回、
「片想いなんだ」シーンを振り返りましょう。
「神城好きな子いるってほんとう?」
と朔英に訊かれた後、まるまる1ページ使って神城の赤面。
これは、好きな子に質問されたから真っ赤になってるんだと思う。
けど、この後のセリフで「岩田はさー」と、
朔英が第三者みたいな言い方をしてて、どっちともとれる。
「楽しかったよね」と、神城は小学校時代のことを過去形で語ってる。
朔英との思い出は過去のこと、という事か。
ただ、これも朔英が直前に「かっこよかったよ」と過去形で言ってるのを、
そのまんま返しただけともとれます。
ラストシーン、朔英の泣き顔を隠した笑顔の切ないこと。
健気かつピュア。
河原先生の高校生は何回読んでもいいですね。
1巻は多分4話まで。
単行本派の方はこの切ないシーンを読み、
2巻まで待ちきれず本誌に走ることでしょう。
計算ずくの河原先生、少女漫画界の諸葛孔明
(お釈迦様と孔明のどっちなんだよ)。
◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ
堀越「藤井の誕生日は危険日ってわけか」
別マじゃなくて、エロ漫画でよく見かけるワードが出てきたぞ。
藤井のサプライズ誕生パーティーを仕掛ける円城寺。
企画が高校生らしくつつましく、かわいいと思う。
ただ、夜間の校内にあんなことしてていいかは疑問。
◆[消えた初恋]
原作:ひねくれ渡 作画:アルコ
夏休み。
色々あって、あっくんは橋下さんのご両親に会うことに。
親父さんはゴツくてカタギに見えません。
とりあえず、橋下さんの怪力が両親譲りだというのがわかりました。
「俺物語」の猛男といい、アルコ先生の作画ってすごい。
◆[消えた初恋小劇場]
目の細い男・豊田くんの話。
あんな描きやすそうな目(失礼)なのに、なかなかやる。
◆[君がトクベツ]
幸田もも子
ポキ丼=ハワイの郷土料理
付き合いたてで、どうしたらいいかわからん状態のえみか。
初々しい。
と思ったら、いきなりお泊まり。
over20だから一線を越える……というのはないと思う。
◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子
今回、千耀の彼女が初登場。
顔は分からないけど。
気になるのは「楠瀬」「遠藤」って苗字で呼んでるところ。
指輪を贈り合うような仲なのに。
そんで、遠藤さんはどうやら
千耀と別に気になる男子がいる模様。
高校生で遠恋というのも難しそう。
長続きする気はしません。
◆[天使だったらよかった]
中河友里
最後のコマの効果音「ドサ」って。
お友だちを階段から突き落としたとすると、
別マでそこまでやるヒロインはなかなかいません。
そもそも、男女の仲良し3人組のうち2人がくっついたら、
もうこれまでの友だち付き合いは無理だと思うんだ。
カップルはほっといて、
他に友だちのグループ作ればいいのにね。
◆[うさぎ小屋でいちゃつくな!]
夜野天
今の今まで、兵吉(この作品の主人公のうさぎ)をオスだと思ってました。
2人目のイケメン登場。
秋をおちょくってるけど、このイケメン実は秋が好きなんじゃ……いや言うまい。
◆[毘沙門さんちの天邪鬼]
シタラマサコ
最終回。
「ギャルジャポン」ほど長期連載にはなりませんでした。
別マのショート作品はあんまり続かない。
邪神の報酬はスナックのツケ全額。
おっさんやん…。
◆[ラブ解き 別マ探偵団](読者投稿コーナー)
シタラマサコ
欄外で「寝取られ」について語る2人。
◆別マ作家のプライベートをネホハホ!
10月号は藤原ゆん先生。
思い出のまんがは
アルコ先生の「ラブレター」と「スターレスブルー」。
アルコ先生の過去の作品、読もうと思って後回しにしてます。
そろそろ読んでみるか。
◆まんがのお悩み解決塾
第9回の講師はオザキアキラ先生、
レポーターは春江ひかる先生。
テーマは「キャラ作り」。
「気づいたら脇キャラが喋り出すって感じですが~」
オザキ先生、脇キャラ動かすの楽しそうですよね。
有栖川さんのスガヤンとか。
「自己紹介から入られると
読者さんは情報をインプットするのが大変ですよね
そんな時は『転』から始めてみると
『こんな時にこういうリアクションを取るキャラです』って見せ方ができて
ネームに一気にスピード感が出たりします」
オザキ先生のライブ感は、その辺から来てるのかな。
◎別冊ふろく [別マBABY vol.10]
表紙は松尾夏生先生。
◆[Sweet on you]
中村柊
先輩をどうしても振り向かせたい夕里。
髪型を変える作戦に出ますが……。
先輩、最後のアレは唐突すぎでは。
校内ですよ!?
◆[百色ロマンチカ]
本田楓
最終回は花火大会。
ラストに告白シーンがありますが、
もう作中であんだけくっついたりチュッチュしてたら
好きですって言ってるようなものでは……と思いました。
でも、カッコつけずに素直に言うのが大事ですね。
◆[アテ馬の菊嶋] 松尾夏生
読みきり。
女子と軽いノリでしゃべれる菊嶋くん。
気になる蘭(あららぎ)さんは菊嶋の親友・ウメが好きらしい。
そこで、彼女の背中を押す菊嶋ですが……。
松尾先生の作品は青春一直線でムズがゆい。
菊嶋が軽いだけじゃなくて、切なくなる場面もありまして。
とても良いです。
蘭(あららぎ)という苗字は実在するみたいです。
そんな事より、アララギさんのビジュアルを見て一番に思ったのが
「綾波と似てる……」でした。
◆[六等星のふたり] 平見ゆう
読みきり。
本音をハッキリ言っちゃう女子と、
一匹狼の男子。
ヒロインからストレートに「好き」というのは、
別マでは珍しい。
ただ、あのエピソードだけで「好き」になるのはまだ早いかなあ。
◆[花まるください先生!] 春乃結衣
読みきり。
デビュー後1作目。
大学生のイケメン家庭教師との恋。
ヒロインの言動が後先考えてなくて危なっかしいのですが、
そこにツッコミが要所で入ってたのが良かった。
ツッコミがないと痛々しい子になって、
読んでいられないんですよね。
◎別マまんがスクール掲載作品
Webサイトで公開中。
別マまんがスクール結果発表 | まんが投稿 | 別冊マーガレット 公式サイト
◆[いつかのキミと私に]
永山ろく
第640回 別マまんがスクールBEST期待賞
ちょっと男子が察し良すぎるかな……。
講評にもあるけど、ヒロインが行動してないのが惜しい。
◆[離れてください深山くん!]
もやし
第640回 別マまんがスクールBEST期待賞
彼氏が好きすぎて鼻血が出ちゃうヒロイン。
かなりコメディ寄りの作品。
ヒーローがナナメ上すぎるイメチェンしたり、
ヒロインの「深山くんを養うという私の人生計画」などのセリフ回しが面白かった。
別マだとオザキ先生に近いギャグセンス。
この路線で極めたらとても面白いと思う。
◎次号
表紙&巻頭カラー
[消えた初恋]
巻頭グラビア
[超豪華☆実写化キャスト4名の別マ独占インタビュー]
道枝駿佑さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.):青木役
目黒蓮さん(Snow Man):井田役
福本莉子さん:橋下さん役
鈴木仁さん:あっくん役
ショート新連載
[川底どんちゃん騒ぎ]
柏木シュワ
別マ新人まんがグランプリでデビューした方です。
デビュー作は9月号掲載。
読みきり
[1cmメランコリー] 石田アズ
センターカラー
[月のお気に召すまま]
[うちの弟どもがすみません]
[太陽よりも眩しい星]
前編カラー
[ふつうな僕らの 番外編]
湯木のじん
別冊ふろく [別マBABY vol.11]
読みきり×3
[背中越しの空] 樋口きい
[そんなキミと恋したい] 海月ゆら
[先輩、推してもいいですか?] 春江ひかる
◎裏表紙
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ
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