Cocohana(ココハナ)2018年11月号感想
表紙は「はじめてのひと」。
ベージュ一色……オトナの色ですね(適当)。


Cocohana(ココハナ) 2018年 11 月号 [雑誌]


初めて電子版を買ったのですが、
コラム2本がカットされてました。
旬の情報という性質上、電子だとダメみたいです。

たしかに、コラムを楽しみにしてたわけではないですが。
色々きゅうくつです。

そして、アンケート回答用シリアルナンバーもなし!
これだから電子は((+_+))

これまでの感想は
漫画・本 ココハナ

◎作品感想
◆谷川史子
[はじめてのひと]

私は漫画のキャラクターに入れ込みません。

少女漫画で、主役がくっつく場面でも「良かったね」とは思わないし、
嫌な奴がいても、お話を引き立たせるスパイスとしか思わない。

でも、今回の主役の男・花房は
ぶっとばしたいと思った。

部屋に泊まるような彼女がいるというのに、
夜のマラソンで意気投合した女性(北別府)と二人で飲んだりする。

彼女がいると知った北別府さん、
わざと花房から疎遠になろうとするも、強引に会っちゃう。
同僚には「何が悪いのかわからない」とのたまう花房。

ダメだこいつ、早くなんとかしないと
(デスノート風)。

天然タラシっていうのは、
こういうのを言うんでしょうか。
なまじ好青年だからタチがわるい。

北別府さんはビンタだけじゃなく
股間蹴りもお願いしたいです。

◆美森 青
[抱きしめて ついでにキスも]

新連載。

もうすぐ30のOLと、22のイケメン警備員のラブコメ。
警備員にグイグイこられていきなりキスされる。

1話だけだと、
「会社休みます。」と似た感じがぬぐえません。
2話以降の差別化に期待。

特に、22のイケメンがなぜに年上の女性惚れこむのか。
同世代から声をかけられるだろうに、なぜヒロインを選んだのか。
そこんとこ掘り下げてくれないと、苦しいですね。

これが、「ショムニ」の沢村一樹が演じてた
オモシロ警備員みたいだったら、テンション上がったのですが。

◆東村アキコ 原作/林 真理子[最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室](文春文庫)
[ハイパーミディ 中島ハルコ]

ハルコさん、ういろう会社社長のコンサルをする、の巻。

社長がコンサルを求めるのは、
意見してくれる人が欲しいから。
わかる気がします。
社員が意見するのはめんどくさいですから。

イケメン見た瞬間てのひら返し。
君主は豹変す。

◆アン・ミツコ
[読めすぎる女の婚活事情]

読み切り。

ひねった婚活ものですね。

だいたいは、
「婚活パーティで会ったイケすかないアイツ」と
いい感じになりますが、オチついてました。

派手なのと個性派は敬遠される、
などのディテールもうなずけます。面白いです。

難点は、シタラ先生のとテーマかぶってるところですね。

◆森本梢子
[アシガール]

前回に続き、阿湖姫と成之様のお話です。

阿湖姫、唯ばりの強引さで成之様を口説き落とす!

夜だったけど、デカい声だったので
羽木家の一族郎党アンド阿湖姫兄にバッチリきかれてました。

スラッ
スラッ
(ふすまの開く音)
2連発で笑いました。

3回目に天野のじいさんが出てきたら面白かったのですが、
さすがにそれはなかった。

でも、ハッキリ意思表示して良かったね、という流れに。

し……しゃっ
(かわいい)

成之様を説得するまでは立派だった姫ですが、
さすがに走って逃げることまでは無理だった。
ハダシで地面はさすがに無理でしょう。

こうしてみると、唯の「走るだけがとりえ」というのは、
大きな強みだとわかります。
戦国のけもの道を、ワラジで爆走するほどタフなんだから。

◆田島みみ
[嫁にしたい男]

イケメンはGが苦手。
ちょっとあるあるだな
(例:ダメ恋の主任)。

◆山川あいじ
原作/壁井ユカコ(集英社文庫) コンテ構成/雀村アオ
[2.43 清陰高校男子バレー部]

中学生編が前半で終了し、
高校生編がスタート。
ここからが本番のようですね。

ヤル気をなくしたユニが大会をサボったことで、
中学生の夏・最後の大会は3位決定戦で棄権扱い。

それ以降、ユニは灰島に距離を置かれ、
同じ高校に進学してからも疎遠なままなのだった。

バレー部にも入らない灰島。
そりゃそうだ。
うますぎて、周りもよく見えるが、意思疎通だけが致命的な灰島。
これでは、中途半端なレベルの部に入ったら、
その部を空中分解させてしまう。

かといって、地方じゃあ高校の選択肢がなさすぎる。
近くの公立に進むしかないよね。

ユニと高校の先輩たちが、そのへん解消できるのでしょうか。

それにしても暗いというか、
部活ものの爽快感がないです。

だからこそ、少年誌よりも、
こういう女性向け漫画雑誌のコミカライズが向いてる、といえる。

少女漫画はねじれてこじれてナンボよ(偏見)。

◆槇村さとる
[モーメント 永遠の一瞬]

ライバルは腹が立つけど、奮い立たせてくれる。
ベジータとかね。

◆吉住 渉
[ママレード・ボーイ little]

最終回。

大学生夫婦。
まあ、漫画ですから。

◆稚野鳥子
[クローバー trefle]

「今彼には申し訳ないけど元彼が忘れられない」
はあ、そうですか。

◆蜜野まこと
[お迎え渋谷くん]

前回に続き、遊園地のカフェテラスっぽいところ。

邪魔者(品川さんと神田)が飲んだくれたところで、
渋谷くん、告白をする。
変だけど、彼なりに直球。

渋谷くんだけじゃなく、
この漫画、全体的に変です。
恋じゃなくて変です。

・水あげすぎ
・東京くそあちい
・川越の意味は……ない!
・俺の嫁になってください

でも、そこが独特でいいですけどね。
ただの年下男子ものは、
ココハナだけであふれてますから。

一つ疑問なのは、
女性向け漫画にしては、女性がみんなグラマーなこと。

マネージャー品川さんがセクシーなのはわかりますが、
ヒロインもけっこうある。
作者さんのこだわりなのだろうか。

◆五郎丸えみ
[あぐりとたね]

野菜を知るために、地方の農園に泊まり込み。

マルチ=土の上にかぶせてる、黒いビニールのこと。
地元で見かけた記憶があります。

◆榛野なな恵
[Papa told me]

雨の一日。
思えば、天気に悩まされた一年でした
(まとめるにはまだ早い)。

◆西村しのぶ
[砂とアイリス]

先日の関西地方を通過した台風で、
先生宅のベランダとてすりも吹っ飛んだそうで。
ご無事で何よりです。

◆田村由美
[イロメン -十人十色-]

漱石の有名なセリフを、愛の告白と勘違い。

月の色もいろいろ。

◆ヒガアロハ
[しろくまカフェ today's special]

ジャック・オー・ランタンの話。

◆シタラマサコ
[婚活大陸]

アクセサリ男子受難。

運動部出身の男子の過剰なオシャレは、多めに見てあげてください。
部活で禁欲生活強いられてる反動なんです。あれは。

◆朝倉世界一
[俺輪 おれりん]

マラソンランナー金栗四三の話。
面白いエピソードの持ち主。

2019年大河ドラマ「いだてん」の主役だそうで、
クドカン脚本でさらにどうなるのか、気になるところ。

◆くらもちふさこ
[とことこクエスト]

水道橋の器ギャラリー「千鳥」。
メモメモ。

◆武田愛子
[ほなみ店長は働かない]

2本だてです。

「著者名が変わった名前だと、POSで検索しにくい」
ごもっとも。

最近だと

原作:○○
作画:××
キャラクター原案:△△
監修:□□

みたいなのも、書籍システム泣かせだと思う
(あ、これだと2.43をdisってるみたいだ)。

◆新井理恵
[日常の秘め事 出張版]

猫の顔が好き。

◆たかはしみき
[うち旅]

電子版非掲載のため未読。

◆てらいまき
[京都おとめがたり]

電子版非掲載のため未読。

◆池辺葵
[こだわりモノ]

「プリンセスメゾン」「雑草たちよ 大志を抱け」の人ですね。


◎次号
高梨みつば「乙女椿は笑わない」新連載
表紙&巻頭カラー

イケメンと美女に定評のある高梨先生ですが、
時折すごいギャグを挟むことがあります。
新連載もそこを期待。
| 漫画・本::Cocohana(ココハナ) | 23:32 | comments (0) | trackback (0) |
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