キャラクター紹介(ドルイド)
マーリン

ブリタニア最高のドルイド。
登場人物の中でも最も知恵のある人物だが、その知恵はもっぱら他人をからかうために使われる。
物語が始まった時点で高齢なのだが、老け込まないしぶとい爺さん。
ついでにアッチ方面も元気。

魔法を使ったシーンはどれもハッタリか気候を読んだだけ、ともとれる微妙なもの。

彼の目的はブリタニアに古き神々を呼び戻し、神の力でサクソン人もキリスト教徒も撃退すること。
そのために各地を巡って伝承を集め、魔法の宝物を収集している。

それ以外のことにはどうでもいいという風にふるまっているが、意外に人情に負けてしまうことがある。


ニムエ

アイルランド生まれの娘。マーリンの愛人にして、一番弟子。
魔法の知識に関してはマーリンに次ぐ。

師匠と同じくブリタニアに神々を呼び戻すことを使命としている。
マーリンと違い、本当にそれだけに人生をかけている。
そのため結婚して、子を育てるという女の幸せには興味がない。

一時は幼なじみのダーヴェルと結ばれたことがあったが、長続きしなかった。
彼曰く、「野生の動物に感じるような美しさ」の持ち主らしい。

序盤で片目を失い強姦され、さらには死者の島に送り込まれたりと過酷な運命にさらされ続けるが、
最後まで神々の帰還をあきらめなかった。


モーガン

父:ユーサー
母:イグレイン
夫:サンスム

アーサーの同母姉。

ケルノウの王子に嫁いだものの火事で夫を失い、自身も半身に火傷を負う。
みにくい者を好むマーリンによりドルイドとして教育を受け、彼の筆頭弟子となる。
しかし、後にニムエにその地位を奪われる。


マーリン不在時はドルイドとして存在感があったものの、帰還後は役目がなくなってしまう。
そこでサンスム司教と結婚し、キリスト教徒になるという劇的な転身を果たす。

とはいえ、身に付いた知識は消えず、ドルイドとして儀式を行うこともあった。


タナビアス

シルリアのドルイド。
ダーヴェルの母を強姦し、母と彼に呪いをかけた。

彼自身はラグ谷の戦い後にダーヴェルに殺されたが、呪いはその後も長く続くことになる。


イオルウェス

ポウイスのドルイド。
「神々を呼び戻す」という大それたことを行うマーリンを気にかけている。
ドルイドにしては珍しく良識派。


マレイン

ポウイスのドルイド。

イオルウェスの死後に登場し、キネグラス王に仕える。
薬草の知識に長ける。


ディナス

タナビアスの孫。ラヴァインとは双子の兄弟。
ランスロットに仕え、ダーヴェルをつけ狙う。

由来は古いアーサー王伝説の登場人物らしい。


ラヴァイン

タナビアスの孫。ディナスとは双子の兄弟。
ランスロットに仕え、ダーヴェルをつけ狙う。


正直、兄と弟を区別できるほどエピソードがない。


タリエシン

"輝くひたい"の異名を持つ名高い吟唱詩人。
ドルイドとしても経験を積んでおり、その知恵でダーヴェルを死地から助けた。

歌声のために童貞を守っているらしい......。


| 漫画・本::バーナード・コーンウェル「アーサー王シリーズ」 | 18:51 | comments (0) | trackback (0) |
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