2016,03,17, Thursday
今月はホワイトデーのお話です。
別冊マーガレット 2016年4月号
一見冷血男子の桐山くんによる、
義理チョコへのお返しテクをお楽しみください。
はぇ~勉強になるわぁ……。
これまでのお話は
⇒漫画・本 河原和音「素敵な彼氏」
前作のやその他の作品については
⇒漫画・本 河原和音「青空エール」
⇒漫画・本 その他の河原和音作品
◎今月のお話
小桜ののか16歳高1、現実の恋を知らない妄想女子。
前回までに
・年末カウントダウンを男子と見た
・義理チョコを男子にあげた
と、わずかながら恋愛経験値を溜めました。
お昼休みのお弁当タイム、友達に桐山くんとつき合ってるかどうか訊かれ、
「なんっにもないよ!!」
とフルスウィングで否定。
なぜ、そこまで力いっぱい断言するんや……。
レベルアップは当分先ですね……。
とはいえ、義理チョコのお返しは気になる。
バイト先にたまたまやってきた桐山くんから、
「ホワイトデー……の前の日の13日 日曜日だから 一緒にどっか遊びに行こ チョコのお礼」
と、お誘いが。
現実(2016年)の暦に合わせてますね。
前作が劇中と現実の時間の流れが全く違っていたので
(冬場に夏の高校野球描いたりしてた)、
今回は合わせていくんでしょうか。
意外なおでかけのお誘いにときめくののかですが、
「ヒマだからさ」という一言で一気にテンション↓。
と思えば
「どーする? 映画でもみる?」
ときいてテンション↑。
「オレ最近 映画館で映画みてないから みたいな」
うん、いい感じに気軽な誘い方だ。
相手が断りやすい。
桐山くんは、やはり女慣れしていますね。
さりげない気遣いができてる。
「日曜に映画」というシチュにときめくののかですが、
「ヒマだから」という点にひっかかりを覚えつつ。
でも楽しみな自分がくやしい。
「おしゃれなんかしない!! スウェットで行ってやる!!」と
息巻きながらお昼のおにぎりをむさぼります。
「おしゃれは相手のためじゃないよ!! 自分のためにするんだよ!!」と、お友達。
ほぇ~、そうなんだ……。
13日、当日。
なんのかんの言っても、生まれてはじめての男子との待ち合わせ。
めちゃめちゃ早く待ち合わせ場所に来ました。
桐山くんは「ははは 早目にきてよかった」とこちらも時間前に到着。
やっぱね、早く来た方がいいっすよ待ち合わせは。
それも気遣いですから。
早すぎるのはアレですが、15分前くらいには着いてた方がいい。
さて、ここからは桐山くんによる映画デートフルコースです。
・映画まで時間があるので、お互いの小物などを買い物
・ポップコーンと飲み物を買う
・映画の後はカフェでおしゃべり
・展望台(映画の半券でのぼれる)で夜景観賞
いいんじゃないですかコレ。
「映画デートプラン」の見本になりそうな感じですよ。
プランなのか、臨機応変なのかはわからないけど。
それぞれの場面で、ちゃんと相手(ののか)に選択肢を提示しているのがニクイね。
話し方も自然体だしね。
そんなこんなで楽しんだののかでしたが、
「カレシとカノジョになるってそれだけじゃないんでしょ?」と悩む。
自分には何かが足りないけど、その何かがわからない……。
さあ、何が足りないんでしょうか……。
しまいには「この世に私を好きになってくれる人なんかいんのかな~…?」と
泣き出す。
桐山くん、さらっと
「自己評価低いと変な男につかまるぞ」
なんで、この人は女の子が泣き出したのに毛すじほども動揺しないんでしょうか。
「オレがたのしいから誘ってんだけど」
「たのしくなかったら来ないよ」
「まあヒマで気が向いたから 気にするなってことだ」
冷血っぽいようでいて、相手のことは考えてますね。
これが好意によるものなのか、それとも。
帰り道、いきなりの吹雪。
さすが北海道。
赤くなった桐山くんの頬を見て、
「この人 一生ヒマだったらいいのになあ」と
かなりムシのいいことを考えるののかでした。
以下次号。
◎感想
なんとなくですが、次回で話を大きく動かす気がする。
ヒキ(続き)が気になるような終わり方にすると思う。
次が第4話目。
連載ものだと山を作るあたりだと思うんですね。
単行本1冊に収録されるのも、だいたい4話ぶんだし。
具体的に例えるなら、
「高校デビュー」で麻美がヒゲの男といきなり付き合う級にインパクトある話をぶつけてくる、と思う。
なんとなくですけどね。
最後の1枚絵を見てそう思いました。
◎今月の河原先生
咲坂さん、もも子ちゃん漫画の中に半分ずつ
タイトルかしてくれてありがとう! すき!
⇒劇中の「ヒロインライド(ヒロイン失格+アオハライド)」というタイトルのことと思われ。
◎俺物語第42話 3行感想
父親のスペイン転勤。
離れ離れになりたくない凜子は、新幹線で猛男と逃避行に。
珍しく大胆に話を動かしましたね。
◎別マの他の作品を適当に1つ挙げてみる
◆オオカミ少女と黒王子
遠距離恋愛してる彼女の一人暮らしの部屋にやってきて、
くつろいで、ベッドで抱きつかれる……。
これ、男にはかなり酷な状況だと思うんですけど。
掲載誌がココハナやクッキーだったらヤってますね(偏見)。
別冊マーガレット 2016年4月号
一見冷血男子の桐山くんによる、
義理チョコへのお返しテクをお楽しみください。
はぇ~勉強になるわぁ……。
これまでのお話は
⇒漫画・本 河原和音「素敵な彼氏」
前作のやその他の作品については
⇒漫画・本 河原和音「青空エール」
⇒漫画・本 その他の河原和音作品
◎今月のお話
小桜ののか16歳高1、現実の恋を知らない妄想女子。
前回までに
・年末カウントダウンを男子と見た
・義理チョコを男子にあげた
と、わずかながら恋愛経験値を溜めました。
お昼休みのお弁当タイム、友達に桐山くんとつき合ってるかどうか訊かれ、
「なんっにもないよ!!」
とフルスウィングで否定。
なぜ、そこまで力いっぱい断言するんや……。
レベルアップは当分先ですね……。
とはいえ、義理チョコのお返しは気になる。
バイト先にたまたまやってきた桐山くんから、
「ホワイトデー……の前の日の13日 日曜日だから 一緒にどっか遊びに行こ チョコのお礼」
と、お誘いが。
現実(2016年)の暦に合わせてますね。
前作が劇中と現実の時間の流れが全く違っていたので
(冬場に夏の高校野球描いたりしてた)、
今回は合わせていくんでしょうか。
意外なおでかけのお誘いにときめくののかですが、
「ヒマだからさ」という一言で一気にテンション↓。
と思えば
「どーする? 映画でもみる?」
ときいてテンション↑。
「オレ最近 映画館で映画みてないから みたいな」
うん、いい感じに気軽な誘い方だ。
相手が断りやすい。
桐山くんは、やはり女慣れしていますね。
さりげない気遣いができてる。
「日曜に映画」というシチュにときめくののかですが、
「ヒマだから」という点にひっかかりを覚えつつ。
でも楽しみな自分がくやしい。
「おしゃれなんかしない!! スウェットで行ってやる!!」と
息巻きながらお昼のおにぎりをむさぼります。
「おしゃれは相手のためじゃないよ!! 自分のためにするんだよ!!」と、お友達。
ほぇ~、そうなんだ……。
13日、当日。
なんのかんの言っても、生まれてはじめての男子との待ち合わせ。
めちゃめちゃ早く待ち合わせ場所に来ました。
桐山くんは「ははは 早目にきてよかった」とこちらも時間前に到着。
やっぱね、早く来た方がいいっすよ待ち合わせは。
それも気遣いですから。
早すぎるのはアレですが、15分前くらいには着いてた方がいい。
さて、ここからは桐山くんによる映画デートフルコースです。
・映画まで時間があるので、お互いの小物などを買い物
・ポップコーンと飲み物を買う
・映画の後はカフェでおしゃべり
・展望台(映画の半券でのぼれる)で夜景観賞
いいんじゃないですかコレ。
「映画デートプラン」の見本になりそうな感じですよ。
プランなのか、臨機応変なのかはわからないけど。
それぞれの場面で、ちゃんと相手(ののか)に選択肢を提示しているのがニクイね。
話し方も自然体だしね。
そんなこんなで楽しんだののかでしたが、
「カレシとカノジョになるってそれだけじゃないんでしょ?」と悩む。
自分には何かが足りないけど、その何かがわからない……。
さあ、何が足りないんでしょうか……。
しまいには「この世に私を好きになってくれる人なんかいんのかな~…?」と
泣き出す。
桐山くん、さらっと
「自己評価低いと変な男につかまるぞ」
なんで、この人は女の子が泣き出したのに毛すじほども動揺しないんでしょうか。
「オレがたのしいから誘ってんだけど」
「たのしくなかったら来ないよ」
「まあヒマで気が向いたから 気にするなってことだ」
冷血っぽいようでいて、相手のことは考えてますね。
これが好意によるものなのか、それとも。
帰り道、いきなりの吹雪。
さすが北海道。
赤くなった桐山くんの頬を見て、
「この人 一生ヒマだったらいいのになあ」と
かなりムシのいいことを考えるののかでした。
以下次号。
◎感想
なんとなくですが、次回で話を大きく動かす気がする。
ヒキ(続き)が気になるような終わり方にすると思う。
次が第4話目。
連載ものだと山を作るあたりだと思うんですね。
単行本1冊に収録されるのも、だいたい4話ぶんだし。
具体的に例えるなら、
「高校デビュー」で麻美がヒゲの男といきなり付き合う級にインパクトある話をぶつけてくる、と思う。
なんとなくですけどね。
最後の1枚絵を見てそう思いました。
◎今月の河原先生
咲坂さん、もも子ちゃん漫画の中に半分ずつ
タイトルかしてくれてありがとう! すき!
⇒劇中の「ヒロインライド(ヒロイン失格+アオハライド)」というタイトルのことと思われ。
◎俺物語第42話 3行感想
父親のスペイン転勤。
離れ離れになりたくない凜子は、新幹線で猛男と逃避行に。
珍しく大胆に話を動かしましたね。
◎別マの他の作品を適当に1つ挙げてみる
◆オオカミ少女と黒王子
遠距離恋愛してる彼女の一人暮らしの部屋にやってきて、
くつろいで、ベッドで抱きつかれる……。
これ、男にはかなり酷な状況だと思うんですけど。
掲載誌がココハナやクッキーだったらヤってますね(偏見)。
コメント
>美晴さん
言葉が足りてると「推測する楽しみ」がなくなってしまうのですよねー。
痛し痒し、です。
言葉が足りてると「推測する楽しみ」がなくなってしまうのですよねー。
痛し痒し、です。
| 惣一郎 | EMAIL | URL | 17/11/16 09:51 | Y945Kht2 |
「この人、一生ヒマだったらいいのになあ」
↓
「桐山君は ヒマにしといて」
↓
「大丈夫だよ ヒマだから」
私、この漫画の一番美しいところだと思うんですね、これ。
で、この「大丈夫だよ」は、両思いカウントダウンで物議をかもした「大丈夫だよ」に繋がっていくと思ってて。
「大丈夫だよ(スキだから)」
・・・桐山、お前は言葉が足りん。
↓
「桐山君は ヒマにしといて」
↓
「大丈夫だよ ヒマだから」
私、この漫画の一番美しいところだと思うんですね、これ。
で、この「大丈夫だよ」は、両思いカウントダウンで物議をかもした「大丈夫だよ」に繋がっていくと思ってて。
「大丈夫だよ(スキだから)」
・・・桐山、お前は言葉が足りん。
| 美晴 | EMAIL | URL | 17/11/13 23:11 | .nBplGFg |
>美晴さん
長期連載の後ですからねー。
短期間で終わってもいいように描かれてたと思います。
3,4話か、もしくは2度目のカウントダウンまでか。
そこから、今に至るまでお話しを広げることもできる。
先生のストーリー展開は本当に巧みだと思います。
長期連載の後ですからねー。
短期間で終わってもいいように描かれてたと思います。
3,4話か、もしくは2度目のカウントダウンまでか。
そこから、今に至るまでお話しを広げることもできる。
先生のストーリー展開は本当に巧みだと思います。
| 惣一郎 | EMAIL | URL | 17/10/31 11:24 | Y945Kht2 |
私、この回を読み返してみて、あと惣一郎さんの
「次回への繋ぎ方考察」を読んで、逆に、
「これは当初、短期集中連載、三話完結もありえたのでは」と思ったんですよ。
「修学旅行」「500マイル」ぐらいの長さですよね。
どちらも凄く好きな作品ですけど。
「彼氏だったら、こんなうれしいのないよー」って、
ののかにしては、ののかにしては絶妙のトスあげてるんですよ(勿論、無意識でしょうが)
モテ男がこれを受けて「じゃあ彼氏になる?」と
二人は幸せなキスをして終了でいいじゃないですか(笑)
まーカウントダウンでそれやって振られてから、
まだ三か月ですからねー(笑)
「次回への繋ぎ方考察」を読んで、逆に、
「これは当初、短期集中連載、三話完結もありえたのでは」と思ったんですよ。
「修学旅行」「500マイル」ぐらいの長さですよね。
どちらも凄く好きな作品ですけど。
「彼氏だったら、こんなうれしいのないよー」って、
ののかにしては、ののかにしては絶妙のトスあげてるんですよ(勿論、無意識でしょうが)
モテ男がこれを受けて「じゃあ彼氏になる?」と
二人は幸せなキスをして終了でいいじゃないですか(笑)
まーカウントダウンでそれやって振られてから、
まだ三か月ですからねー(笑)
| 美晴 | EMAIL | URL | 17/10/28 12:45 | .nBplGFg |
コメントする
コメント受付を停止します。海外からスパム投稿が多いため。
この記事のトラックバックURL
http://kodawari.sakura.ne.jp/blogn/tb.php/1485
トラックバック
Tweet |
TOP PAGE △