2015,07,23, Thursday
2015年4月、扶桑社発行。
著者は元?主婦。
2012年5月に開設したブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」で注目を浴び、
漫画家・イラストレーターとして活躍中。
アル中ワンダーランド
ブログに書くネタがない
→ひねり出すために酒に手を出す
→アルコール中毒になる
という冗談のような経緯を、面白おかしく漫画にしたもの。
アルコール依存症を知る本じゃなく、アル中の狂気の世界を体験できる本です。
下戸の私にゃ知りようがない世界です。
「向こう側にイっちゃった」体験を1100円+税で体験できるんなら、安いもの。
◎初出
描き下ろし
◎表紙
えらく美人に書かれているが、本文中の自画像は全然違う。
表紙サギ! でもアル中なら仕方ないか。
巻末の鼎談には、お写真もあります。
メガネで黒髪ロング、黙っていれば品のよさそうなご婦人です。
◎Contents
第1話 ユー・トーキン・トゥ・ミー?
第2話 私がお酒にはまったワケ
第3話 トークイベント
第4話 気付けばどん底
第5話 バルス!
第6話 クロかシロか
第7話 埼京線スーサイド
第8話 とことん馬鹿になれ
第9話 目が先に、死んだ
第10話 未知との遭遇
第11話 女医は言う
第12話 キャバ嬢まなみ
第13話 断酒会
アル中鼎談
◎感想
「まんしゅうきつこ」というペンネームからして、狂気を感じずにはいられない。
さらに、元々は「マン臭きつ子」。
ご本人いわく、「お酒に逃げるまでは本当に、普通の主婦だったんです」だそうですが(24p)、
普通の人にこんなゲスいペンネームは無理。思いつかない。
お酒は飲めないけどゲスネタは好きな私には、大変笑えるコミックエッセイです。
ただ、身近や親族にこんな人がいたら嫌だけど。
法事とかがあっても、絶対近づきたくない。
漫画には「気が付けば朝……」という表現が何度か出てくる。
気が付けば、部屋には酒瓶や空き缶が散乱。
書いた記憶のないメモ、作った覚えのない夕食。
実家で通院しながら治療するも、
「ワインビネガーにみりん、料理酒。化粧水用に買ってあったエタノールまで」飲む(158p)。
漫画家さんの中には、
常識はずれの面白い漫画を描く分、日常や精神が破綻している、という人がいる。
たまに自死を選ぶ人もいますね。
山田花子さん、ねこぢるさん、等々。
この方もそのたぐいかもしれない。
「幸せになってしまったら、もう面白い漫画が描けない気がして。
だから、あまり幸せになりたくないんです。」(159p)
幸福かどうかはともかく、生きて漫画を描き続けてほしいものです。
狂気を描けるのは、才能ある人間だけだと思うので。
◎断酒会
140ページに書かれている通り、「お酒をやめたい人の集まり」です。
断酒はしたいけど、孤独だと誘惑に負けることもある。
同じ苦しみを持つ人同士で集まって、一緒に頑張ろう、励まし合おう、という会らしいです。
私の伯父(母の姉の旦那さん)が、この断酒会に通っている。
この会は本人だけじゃなく、家族も参加できます。
伯母も、伯父に付きそって会に参加してるそうです。
そうまでしないと、アル中からは抜け出せない、ということでしょうか……。
◎アル中鼎談
小田嶋隆(コラムニスト)、中川淳一郎(ネットニュース編集者)、まんしゅうきつこの3人の鼎談。
個人的には、「ウェブはバカと暇人のもの」で有名な中川氏の顔が拝めてお得でした。
まあ、メガネかけて頬のこけた、ネット業界ではよくいそうな男性です。
著者は元?主婦。
2012年5月に開設したブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」で注目を浴び、
漫画家・イラストレーターとして活躍中。
アル中ワンダーランド
ブログに書くネタがない
→ひねり出すために酒に手を出す
→アルコール中毒になる
という冗談のような経緯を、面白おかしく漫画にしたもの。
アルコール依存症を知る本じゃなく、アル中の狂気の世界を体験できる本です。
下戸の私にゃ知りようがない世界です。
「向こう側にイっちゃった」体験を1100円+税で体験できるんなら、安いもの。
◎初出
描き下ろし
◎表紙
えらく美人に書かれているが、本文中の自画像は全然違う。
表紙サギ! でもアル中なら仕方ないか。
巻末の鼎談には、お写真もあります。
メガネで黒髪ロング、黙っていれば品のよさそうなご婦人です。
◎Contents
第1話 ユー・トーキン・トゥ・ミー?
第2話 私がお酒にはまったワケ
第3話 トークイベント
第4話 気付けばどん底
第5話 バルス!
第6話 クロかシロか
第7話 埼京線スーサイド
第8話 とことん馬鹿になれ
第9話 目が先に、死んだ
第10話 未知との遭遇
第11話 女医は言う
第12話 キャバ嬢まなみ
第13話 断酒会
アル中鼎談
◎感想
「まんしゅうきつこ」というペンネームからして、狂気を感じずにはいられない。
さらに、元々は「マン臭きつ子」。
ご本人いわく、「お酒に逃げるまでは本当に、普通の主婦だったんです」だそうですが(24p)、
普通の人にこんなゲスいペンネームは無理。思いつかない。
お酒は飲めないけどゲスネタは好きな私には、大変笑えるコミックエッセイです。
ただ、身近や親族にこんな人がいたら嫌だけど。
法事とかがあっても、絶対近づきたくない。
漫画には「気が付けば朝……」という表現が何度か出てくる。
気が付けば、部屋には酒瓶や空き缶が散乱。
書いた記憶のないメモ、作った覚えのない夕食。
実家で通院しながら治療するも、
「ワインビネガーにみりん、料理酒。化粧水用に買ってあったエタノールまで」飲む(158p)。
漫画家さんの中には、
常識はずれの面白い漫画を描く分、日常や精神が破綻している、という人がいる。
たまに自死を選ぶ人もいますね。
山田花子さん、ねこぢるさん、等々。
この方もそのたぐいかもしれない。
「幸せになってしまったら、もう面白い漫画が描けない気がして。
だから、あまり幸せになりたくないんです。」(159p)
幸福かどうかはともかく、生きて漫画を描き続けてほしいものです。
狂気を描けるのは、才能ある人間だけだと思うので。
◎断酒会
140ページに書かれている通り、「お酒をやめたい人の集まり」です。
断酒はしたいけど、孤独だと誘惑に負けることもある。
同じ苦しみを持つ人同士で集まって、一緒に頑張ろう、励まし合おう、という会らしいです。
私の伯父(母の姉の旦那さん)が、この断酒会に通っている。
この会は本人だけじゃなく、家族も参加できます。
伯母も、伯父に付きそって会に参加してるそうです。
そうまでしないと、アル中からは抜け出せない、ということでしょうか……。
◎アル中鼎談
小田嶋隆(コラムニスト)、中川淳一郎(ネットニュース編集者)、まんしゅうきつこの3人の鼎談。
個人的には、「ウェブはバカと暇人のもの」で有名な中川氏の顔が拝めてお得でした。
まあ、メガネかけて頬のこけた、ネット業界ではよくいそうな男性です。
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