2012,10,14, Sunday
青空エール44話の感想です。
これまでのお話は、カテゴリからご覧ください。
ちなみに、「俺物語」は休載です。
今月号は、甘い展開は「君に届け」や他の漫画に任せた! と言わんばかりの過酷な部活漫画でございます。
これで少女漫画と呼べるのだろうか? と余計な心配をしてしまう。
定期演奏会後、つばさは過労でダウン。練習を休むことに。
そこに「男の子」から見舞いが。
山田を期待したつばさですが、残念水島でした〜!
水島「大丈夫?」
つばさ「( ゚д゚ )」
水島「何その顔」
つばさ「水島くんが優しいからちょっと……」
水島「人を何だと思ってんの」
(1)サド(2)音楽バカ だと思います。
水島の用件
・課題曲は「さくらのうた」、自由曲は「ベルキス」(シバの女王ベルキスのことでしょう)に決定
・トランペットのコンクールメンバーは5本か6本
そして、「小野さんは本気でコンクールメンバーになりたいの?」
うなずくつばさ。
水島は「じゃあ明日から3rd頑張って」と言って、帰るのでした。
「ベルキス」では、トランペットはファンファーレという見せ場があります。
つばさは「ベルキス吹きたいな 吹けたら夢だな」と思う。
でも、こう考えてるうちは……まだ駄目です。
ちなみに、この曲のファンファーレがどんなもんかというと、下記の音源だと5:45ごろに確認できます。
小野家の外に出た水島は、山田と鉢合わせ。
「俺はパートリーダーだから来ただけなんで」
男として気になるわけじゃない、と言いたいらしい。
まだ山田は何も言ってないし、聞いていもいないぞ。
なんというツンデレのテンプレ台詞。
これは……いよいよ三角関係が来るのか。来てしまうのか。
そして、「負け組み根性なんとかしないとメンバーになれないよって 小野さんが理解できる言葉で言っといて!」と
山田に無理難題をふっかけるのでした。
つばさは部活に復帰。
瀬名は合奏にすでに参加できるらしく、演奏自体はまだまだなものの、音は評価が高いらしい。
しかもいきなり1st。
つばさは「仕方ないよね ハイトーンは才能だもん」と思う。
こういう考えも……ちょっといけませんね。
朝練後、山田はつばさに「スタメン(コンクールメンバーの意)なれそーなの?」と質問。
「どうかなー 3rdはもう2人先輩がいるし」
「3rd?」
「3rdは音に厚みを持たせるためにすごく大事なんだよ」
「あー 野球でもサード大事だわ」
ナイス勘違い。というか、野球で大事じゃないポジションはないだろ、山田。
と、いろいろ会話はしましたが、水島の伝言は伝えられずじまい。
山田が意味を理解してないんだから仕方ない、
ところで、以前は3rdは今井先輩とつばさの2人でしたが、先輩がもう1人に増えたらしい。
瀬名が入ったために誰か降格したんでしょう。
その瀬名、つばさから見ても格段にうまくなっているようです。
一方、つばさはピッチの安定、鳴らせるフォルテに悪戦苦闘。
部活帰りのバスで、まるちゃんは「今年はメンバーになる」と宣言。
「水島は絶対ホール(メンバーが練習する場所)行くじゃん 私も一緒にいくんだー
好きな人がいるとモチベーションが違う」
(<●><●>) ……オプティック・ブラストが出そうな本気の目だ。6巻以来ですね。
さて、つばさとまるちゃんでメンバー入りへの決意を語ってますが、皆さん違いにお気づきでしょうか。
山田は水島の言う「負け組み根性」がわからないままだった。
それを聞いた城戸、また何かしでかしそうな雰囲気。
その日のホール練習のメンバーは、
水島、香織先輩、みち先輩、今井先輩、桜沢先輩、そして瀬名。
パート練習の後、つばさは瀬名から「先輩に基礎練習教えられたおかげです」とお礼を言われます。
つばさは、祝福しながらも複雑そう。
そこへ、練習中? の城戸が登場。
「1年の子がホール練いけてよかったよ その子才能あるから ほんとすごくて……」
「ホントに本音?」
城戸がド直球をぶつける。
「きれいごとばっか言ってっと 強くなれねーぞ 小野さん」
こう言われたら泣くわ。正しいけど。
泣かれて慌てた城戸は、ろくなフォローもせず「ごめん」とだけ言ってグラウンドへ逃げる。
中途半端なやつ……水島や山田が言いにくい事をはっきり言ったのは良かったが。
捨てる神あれば何とやらで、その後山田がフォローしに来ます。
お前ら自分たちの練習しろよ。
グラウンドからわざわざ吹奏楽部の練習場所まで来る時間あるのか。
つばさは「大介くん 私くやしい 1年に負けたくない……」と
涙を流しながら言うのでした。
山田は「負けんな じゃあ負けんな!!」
そう言うしかないですよね。負けた悔しさは勝って晴らすしかないんです。
他の場所に逃げることはできても、誰かになぐさめてもらっても、気休めにしかならない。
「でも どーやって~?」
「がんばるしかない!」
「がんばってる~」
「もっとがんばるしかない!」
これもその通り。
毎日1時間練習してダメなら2時間かける。他の人が2時間練習しているなら、3時間でも4時間でも。
これで、つばさに迷いがなくなりました。
今まで以上に努力をするようになります。
空き時間に、パートリーダー水島、顧問の杉村先生に演奏をチェックしてもらう。
副顧問の真木先生から、鳴るフォルテについて教わります。
「アンブシュアばかりにこだわるんじゃなく 身体(からだ)全体で共鳴させるイメージで 身体も楽器の一部だよ」
<解説>
真木先生のアドバイスはかなり漠然としてますが、よく言われます。
学生時代、卒業式などで合唱したことは誰でもあると思いますが、「頭から上にめがけて声を出して」と、
ワケのわからん指示を出されたことがあるでしょう。
でも、そんなイメージをすることで音が良くなるのです。
また、「アンブシュアばかり」とあるように、音を吹き込む唇にばかり意識がいくと、
結果として唇が固くなり、いい音が出ません。
あくまで腹からしっかり息を送り込むことが大事。
このアドバイスは、体全体に意識を分散させる意図もあると思います。
解説終わり。
香織先輩が危機感を覚えるほどの練習ぶり。
1年も3年も押しのけてでもメンバーになりたい、とようやく思えるようになりました。
まるちゃんは「つばさ 顔変わったね 草食から肉食になった感じ」
ほんとに顔変わったよ。
そのかいあって……
次の土曜のホール練習、参加できるのは
水島、香織先輩、みち先輩、今井先輩、桜沢先輩、瀬名、そしてつばさの7名。
顔をほころばせるつばさですが、
水島は「ホール練くらいで浮かれてたら コンクールメンバーになれないよ」と釘を指すのでした。
つばさは「みんなより下手で当たり前なんてもう通用しないんだ 生き残る道を探すんだ」と
決意を新たにします。以下次号。
<感想>
50人までと決まっているコンクールの参加人数(55人だったかも)。
白飛のような大所帯の吹奏楽部では、必ずメンバー決めをしなくてはいけません。
となると、他人がホール練に行けて「良かったね」というお人好しではいけないし、
「メンバーになりたい」と、漠然と希望を抱くだけではダメです。
常総学院野球部を率いた高校野球の名将・木内監督はこう言いました。
「甲子園は『行きてぇなぁ』じゃ行けねえ。『行くんだ!』」
勝負の世界では、どこも同じだと思います。
ところで、感想の冒頭で「これで少女漫画と呼べるのか」と思ってしまいましたが……、
主人公は同級生のイケメン、ナイスガイ、後輩のイケメンに囲まれているので
立派に少女漫画ですね。
あと、2ヶ月連続で脇田さんの出番なし。まともなセリフはなかったように思う。
このままフェイドアウトしたりして。
<今月の河原先生>
サイン会に来てくださった方、アルコさん、ありがとうございました。
まだ幸せな気持ちです。
<余談>
どうでもいいことですが、今月号の別マの最後についてる目次で、
「青空エール」のところにいるキャラが誰だかわからん。
髪が少なくとも肩まであり、リボンでくくっている……どのキャラもこんな髪型してないと思うのだが。
それ以前にこんな顔の子いません。
まあ、単なる間違いなんでしょう。
これまでのお話は、カテゴリからご覧ください。
ちなみに、「俺物語」は休載です。
今月号は、甘い展開は「君に届け」や他の漫画に任せた! と言わんばかりの過酷な部活漫画でございます。
これで少女漫画と呼べるのだろうか? と余計な心配をしてしまう。
定期演奏会後、つばさは過労でダウン。練習を休むことに。
そこに「男の子」から見舞いが。
山田を期待したつばさですが、残念水島でした〜!
水島「大丈夫?」
つばさ「( ゚д゚ )」
水島「何その顔」
つばさ「水島くんが優しいからちょっと……」
水島「人を何だと思ってんの」
(1)サド(2)音楽バカ だと思います。
水島の用件
・課題曲は「さくらのうた」、自由曲は「ベルキス」(シバの女王ベルキスのことでしょう)に決定
・トランペットのコンクールメンバーは5本か6本
そして、「小野さんは本気でコンクールメンバーになりたいの?」
うなずくつばさ。
水島は「じゃあ明日から3rd頑張って」と言って、帰るのでした。
「ベルキス」では、トランペットはファンファーレという見せ場があります。
つばさは「ベルキス吹きたいな 吹けたら夢だな」と思う。
でも、こう考えてるうちは……まだ駄目です。
ちなみに、この曲のファンファーレがどんなもんかというと、下記の音源だと5:45ごろに確認できます。
小野家の外に出た水島は、山田と鉢合わせ。
「俺はパートリーダーだから来ただけなんで」
男として気になるわけじゃない、と言いたいらしい。
まだ山田は何も言ってないし、聞いていもいないぞ。
なんというツンデレのテンプレ台詞。
これは……いよいよ三角関係が来るのか。来てしまうのか。
そして、「負け組み根性なんとかしないとメンバーになれないよって 小野さんが理解できる言葉で言っといて!」と
山田に無理難題をふっかけるのでした。
つばさは部活に復帰。
瀬名は合奏にすでに参加できるらしく、演奏自体はまだまだなものの、音は評価が高いらしい。
しかもいきなり1st。
つばさは「仕方ないよね ハイトーンは才能だもん」と思う。
こういう考えも……ちょっといけませんね。
朝練後、山田はつばさに「スタメン(コンクールメンバーの意)なれそーなの?」と質問。
「どうかなー 3rdはもう2人先輩がいるし」
「3rd?」
「3rdは音に厚みを持たせるためにすごく大事なんだよ」
「あー 野球でもサード大事だわ」
ナイス勘違い。というか、野球で大事じゃないポジションはないだろ、山田。
と、いろいろ会話はしましたが、水島の伝言は伝えられずじまい。
山田が意味を理解してないんだから仕方ない、
ところで、以前は3rdは今井先輩とつばさの2人でしたが、先輩がもう1人に増えたらしい。
瀬名が入ったために誰か降格したんでしょう。
その瀬名、つばさから見ても格段にうまくなっているようです。
一方、つばさはピッチの安定、鳴らせるフォルテに悪戦苦闘。
部活帰りのバスで、まるちゃんは「今年はメンバーになる」と宣言。
「水島は絶対ホール(メンバーが練習する場所)行くじゃん 私も一緒にいくんだー
好きな人がいるとモチベーションが違う」
(<●><●>) ……オプティック・ブラストが出そうな本気の目だ。6巻以来ですね。
さて、つばさとまるちゃんでメンバー入りへの決意を語ってますが、皆さん違いにお気づきでしょうか。
山田は水島の言う「負け組み根性」がわからないままだった。
それを聞いた城戸、また何かしでかしそうな雰囲気。
その日のホール練習のメンバーは、
水島、香織先輩、みち先輩、今井先輩、桜沢先輩、そして瀬名。
パート練習の後、つばさは瀬名から「先輩に基礎練習教えられたおかげです」とお礼を言われます。
つばさは、祝福しながらも複雑そう。
そこへ、練習中? の城戸が登場。
「1年の子がホール練いけてよかったよ その子才能あるから ほんとすごくて……」
「ホントに本音?」
城戸がド直球をぶつける。
「きれいごとばっか言ってっと 強くなれねーぞ 小野さん」
こう言われたら泣くわ。正しいけど。
泣かれて慌てた城戸は、ろくなフォローもせず「ごめん」とだけ言ってグラウンドへ逃げる。
中途半端なやつ……水島や山田が言いにくい事をはっきり言ったのは良かったが。
捨てる神あれば何とやらで、その後山田がフォローしに来ます。
お前ら自分たちの練習しろよ。
グラウンドからわざわざ吹奏楽部の練習場所まで来る時間あるのか。
つばさは「大介くん 私くやしい 1年に負けたくない……」と
涙を流しながら言うのでした。
山田は「負けんな じゃあ負けんな!!」
そう言うしかないですよね。負けた悔しさは勝って晴らすしかないんです。
他の場所に逃げることはできても、誰かになぐさめてもらっても、気休めにしかならない。
「でも どーやって~?」
「がんばるしかない!」
「がんばってる~」
「もっとがんばるしかない!」
これもその通り。
毎日1時間練習してダメなら2時間かける。他の人が2時間練習しているなら、3時間でも4時間でも。
これで、つばさに迷いがなくなりました。
今まで以上に努力をするようになります。
空き時間に、パートリーダー水島、顧問の杉村先生に演奏をチェックしてもらう。
副顧問の真木先生から、鳴るフォルテについて教わります。
「アンブシュアばかりにこだわるんじゃなく 身体(からだ)全体で共鳴させるイメージで 身体も楽器の一部だよ」
<解説>
真木先生のアドバイスはかなり漠然としてますが、よく言われます。
学生時代、卒業式などで合唱したことは誰でもあると思いますが、「頭から上にめがけて声を出して」と、
ワケのわからん指示を出されたことがあるでしょう。
でも、そんなイメージをすることで音が良くなるのです。
また、「アンブシュアばかり」とあるように、音を吹き込む唇にばかり意識がいくと、
結果として唇が固くなり、いい音が出ません。
あくまで腹からしっかり息を送り込むことが大事。
このアドバイスは、体全体に意識を分散させる意図もあると思います。
解説終わり。
香織先輩が危機感を覚えるほどの練習ぶり。
1年も3年も押しのけてでもメンバーになりたい、とようやく思えるようになりました。
まるちゃんは「つばさ 顔変わったね 草食から肉食になった感じ」
ほんとに顔変わったよ。
そのかいあって……
次の土曜のホール練習、参加できるのは
水島、香織先輩、みち先輩、今井先輩、桜沢先輩、瀬名、そしてつばさの7名。
顔をほころばせるつばさですが、
水島は「ホール練くらいで浮かれてたら コンクールメンバーになれないよ」と釘を指すのでした。
つばさは「みんなより下手で当たり前なんてもう通用しないんだ 生き残る道を探すんだ」と
決意を新たにします。以下次号。
<感想>
50人までと決まっているコンクールの参加人数(55人だったかも)。
白飛のような大所帯の吹奏楽部では、必ずメンバー決めをしなくてはいけません。
となると、他人がホール練に行けて「良かったね」というお人好しではいけないし、
「メンバーになりたい」と、漠然と希望を抱くだけではダメです。
常総学院野球部を率いた高校野球の名将・木内監督はこう言いました。
「甲子園は『行きてぇなぁ』じゃ行けねえ。『行くんだ!』」
勝負の世界では、どこも同じだと思います。
ところで、感想の冒頭で「これで少女漫画と呼べるのか」と思ってしまいましたが……、
主人公は同級生のイケメン、ナイスガイ、後輩のイケメンに囲まれているので
立派に少女漫画ですね。
あと、2ヶ月連続で脇田さんの出番なし。まともなセリフはなかったように思う。
このままフェイドアウトしたりして。
<今月の河原先生>
サイン会に来てくださった方、アルコさん、ありがとうございました。
まだ幸せな気持ちです。
<余談>
どうでもいいことですが、今月号の別マの最後についてる目次で、
「青空エール」のところにいるキャラが誰だかわからん。
髪が少なくとも肩まであり、リボンでくくっている……どのキャラもこんな髪型してないと思うのだが。
それ以前にこんな顔の子いません。
まあ、単なる間違いなんでしょう。
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