映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」感想
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」、イオンシネマ岡山で観てきました。
一言でいうといまいち

ただ、三部作なので、一作目だけでどうこう言うべきではないかもしれない。

以下、思った事を適当に。
ネタバレあります。

◎あらすじ
銀河帝国の残党が「ファースト・オーダー」を結成。
レイア将軍らが指揮する同盟軍と戦いを繰り広げていた。

そんな中、ジェダイ騎士であるルークは姿を消して久しい。
レイアは兄の行方を知る友人のもとへ、1人のパイロット派遣した……。


◎感想
まず、今回の話は詰め込みすぎてわかりにくいんです。

旧三部作(エピソード4,5,6)は、
「仲間と力を合わせ、強大な敵(帝国)を倒す」というシンプルな話だった。

「フォースの覚醒」は、敵も味方も色々問題を抱えていて、ややこしい。

ベイダーポジションのカイロ・レンは、
フォースの能力は高いが精神的に未熟。

ソロとレイアは子育てに失敗して別居。
ルークはジェダイの育成に失敗して隠居。

それはそれでいい。
「皇帝を倒し、帝国が滅んで平和になりました みんな幸せに暮らしました まる」では、
何も面白くないから。

ただ、あっちこっちに問題があり、
新登場の若い世代には謎やら伏線がある、という状態だと、
情報が多すぎて処理しきれないんですよ。
終わった後、消化不良なんです。

一番の問題は、カイロ・レンが敵役としてあまり強くない点ですかね。
ライトセイバーを初めて握ったレイ(本作のルークポジションの女性)に負けましたからね。
燃えるはずのライトセイバーのチャンバラが、全然燃えない。

これに関しては、修行もせずにシスの暗黒卿と渡り合えるレイがおかしい気もする。
彼女にも出生の謎があるようですが、それは二作目以降のお楽しみ。
そのへんもモヤモヤしますね。


◎リスペクトは充分すぎるほど伝わる
作ってる人たちは旧三部作が好きなんだな、というのはよくわかるんですよ。

宇宙でのドッグファイトはスピード感あるし、
あちらこちらに見たことのあるクリーチャーも出てきて懐かしい気分になる。

スターデストロイヤーの残骸とか、
エピソード5,6で出てきた四足歩行のやつ(名前知らん)の残骸もよくできてる。

ただ、新しい魅力には乏しいのかもしれない。


◎大作はどっちみち賛否両論
新しい「スター・ウォーズ」が観られることが大事なのかもしれません。

あまりにも大きな看板だから、100%賛美されることはない。
批判も大層あることと思う。
そこを覚悟の上で、新作を手がけた人たちは素晴らしいと思う。

残り二部も頑張っていただきたい。
なんだかんだ言っても「スター・ウォーズ」には期待してしまうので。


◎最後に
カイロ・レンの十字のライトセーバー、横にのびてるのあんまり意味なくない?
本人もケガしそうだよ、あれ。

あと、帝国軍よりファースト・オーダーの方がはるかに強そうのに違和感。
残党とはとても思えない。
| 映画 | 08:04 | comments (0) | trackback (0) |
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