大正野球娘。 土と埃にまみれます
（神楽坂淳/徳間書店）

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amazon 楽天 発売：2008/07

「友情も努力も勝利も。明日にはすっかり無くなってしまうかもしれない儚いものなんだ。でもね、試合をしたっていう事実は、これはずっと楽しいものなんだ。」

大正野球娘。シリーズの第2弾。
前作で仲間を集め、手探りながらトレーニングに励んだ少女たちが、ついに男子中学生と対決。
本番でもあの手この手の工夫で勝ちをつかもうとするが、その結果やいかに。

肝心の試合の巻だが、「ツーシーム（ノーシーム？）が有効すぎる」「あのホームランの打ち方はないだろ」と思ってしまう。が、そこは小説。空きっ腹にこたえるグルメ描写やソフトな百合も含め、素直にエンターテイメントとして楽しもう。

この巻で決着はつくが、まだ各キャラクターを語りきっていない気がする。長くシリーズ化して欲しい。