僕たちのプレイボール
（鬼塚忠/幻冬舎）

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amazon 楽天 発売：2010/03

柊球児はアメリカ育ちの野球少年。メジャーリーガーの父にあこがれ、リトルリーグでプレーしていたが、ふとしたきっかけで日本に帰ることになった。「リトルの世界大会で会おう」とチームメートに約束した球児。しかし、引っ越し先にあった東陽リトルは人数も揃わない弱小チームで…。

野球小説では珍しい、リトルリーグを舞台にした作品。2010年春に公開された同名映画の原作。
文章は改行が多く、小中学生、つまり現役リトルのプレーヤー向け。といって大人が読んでつまらないわけではない。チームメートとの衝突を乗り越え、信頼を深める過程は、いつ、誰が読んだって面白いのだから。

ところで疑問が一つ。主人公はスライダーを投げるのだが、少年野球では変化球を投げてもいいのだろうか（あれは日本のローカルルール？）。