県立コガネムシ高校野球部
（永田俊也/文藝春秋）

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amazon 楽天 発売：2010/07

長野県の過疎地にある、進学率だけが取り柄の佐久沼中高校。そのグラウンドに突如ヘリで降り立った女実業家、小金澤結子。彼女は野球部員に宣言した。「この夏あんたらを甲子園に連れて行く」誰も頼んでいないのに。
あらゆる敵を財力と経営戦略で打ち破る、通称コガネムシ野球部の甲子園ロードが幕を開ける。

女子高生ならぬ女社長の野球部マネジメント小説。ルールぎりぎりのえげつない手段で勝負する彼女の手腕を痛快と思えるなら、面白い小説だと思います。

私は、個人的にあまり楽しめませんでした。なぜかって、社長がところどころでビジネスの鉄則のような説教をするから。ダメ会社員の私には耳が痛すぎてきつかった。
あくまでエンターテイメントと割り切って読める人、それから高飛車な美人が好きな人におすすめします。色々文句はつけましたが、後半大会に入ってからは熱い展開だと思いますよ。
表紙は今風の絵柄（装画は「犬」さん）ですが、挿絵はありません。