1964年のセンバツ。初出場の開陽高校は、不動のエース須田の快投が期待されていた。が、迎えた1回戦、投手戦の末に須田のサヨナラ暴投というあっけない結末で敗れる。
夏の予選に向けて始まったある夜、彼とバッテリーを組むキャッチャー北岡が殺された。さらには須田までもが殺害される。
彼はなぜか、血で「マキュウ」というメッセージを残していた。ストレートが持ち味の彼がなぜ…。二人はどうして死んだのか、そして魔球とは何なのだろうか…。
野球+ミステリーの代表作。少し古いが、今ならAmazonで簡単に入手できるはずです。
ミステリの第一線で活躍する東野さんの若い頃の作品。人物の心理を丹念に描く丁寧さはこの頃から健在。特に孤高のエース須田の心理はしっかり書かれており、読み終わった後には一人の少年の人生を味わったような気分になれるでしょう。
タイトルの魔球ですが、あくまでもミステリなので奇抜なものを期待しない方がいいです。現実にあるレベルのボールで、イニシャルで言うと元GのH内さんがモデルなのかも。画像はハードカバーのものですが、文庫版もあり。
ベースライン(須藤靖貴/PHP出版)
オールマイティ(本城雅人/文藝春秋)
ぐいぐいジョーはもういない(樺薫/講談社)
嗤うエース(本城雅人/幻冬舎)
スカウト・デイズ(本城雅人/PHP研究所)
どまんなか3(須藤靖貴/講談社)
県立コガネムシ高校野球部(永田俊也/文藝春秋)
大正野球娘。4(神楽坂淳/徳間書店)
どまんなか2(須藤靖貴/講談社)
どまんなか1(須藤靖貴/講談社)
僕たちのプレイボール(鬼塚忠/幻冬舎)
監獄ベースボール 知られざる北の野球史(成田智志/亜璃西社)
ラストダンス(堂場瞬一/実業之日本社)
ナイン 9つの奇跡(川上健一/PHP研究所)
ノーバディノウズ(本城雅人/文藝春秋)
帝都たこ焼き娘。大正野球娘。3(神楽坂淳/徳間書店)
偽りのスラッガー(水原秀策/双葉社)
大正野球娘。 土と埃にまみれます(神楽坂淳/徳間書店)
ひゃくはち(早見和真/集英社)
タッチアップ(田澤拓也/エクスナレッジ)
大延長(堂場瞬一/実業之日本社)
大正野球娘。(神楽坂淳/徳間書店)
1985年の奇跡(五十嵐貴久/双葉社)
熱球(重松清/徳間書店)
浪商のヤマモトじゃ!(山本集・日名子暁/南風社)
ららのいた夏(川上健一/集英社)
翼はいつまでも(川上健一/集英社)
敵手 小説 横浜高校野球部(降籏学/講談社)
ベイスボイル・ブック(井村恭一/新潮社)
同級生(東野圭吾/講談社)
パーフェクト・ブルー(宮部みゆき/東京創元社)
ダグアウト・ストーリー(梅田香子/講談社)
魔球(東野圭吾/講談社)
八月の濡れたボール(軒上泊/双葉社)
勝利投手(梅田香子/河出書房新社)
走れ!タカハシ(村上龍/講談社)
熱球爆走す(木本正次/日本経済新聞社)