「いまどきの女学生としては。男に負けてばかりもいられない。」
大正14年7月。良家の子女が集う女学校で、突然野球チームが結成された。だが、野球というのはどんなスポーツなのか、誰も分かっていないのだ。
果たして、お嬢様は男子に勝てるのか?
女子大が野球部を作り、独立リーグでは女性がプレーした。女子プロ野球も結成された。もう女子が野球をするのは珍しくもない。
しかし大正時代はどうだったのか? 大胆な発想から書かれた小説である。
表紙の絵柄からしていわゆる「萌え」を想像するかもしれないが、中身は割とまじめに「体力の劣る女子が男子に勝つにはどうするか?」を考えている。野球好きなら敬遠せずに読んでみて欲しい。
女学校という設定、小笠原という名前の人物が出てくることを考えると、「マリア様が見てる」に野球をブレンドしたもの、とも言える。
イラストは小池定路。
ベースライン(須藤靖貴/PHP出版)
オールマイティ(本城雅人/文藝春秋)
ぐいぐいジョーはもういない(樺薫/講談社)
嗤うエース(本城雅人/幻冬舎)
スカウト・デイズ(本城雅人/PHP研究所)
どまんなか3(須藤靖貴/講談社)
県立コガネムシ高校野球部(永田俊也/文藝春秋)
大正野球娘。4(神楽坂淳/徳間書店)
どまんなか2(須藤靖貴/講談社)
どまんなか1(須藤靖貴/講談社)
僕たちのプレイボール(鬼塚忠/幻冬舎)
監獄ベースボール 知られざる北の野球史(成田智志/亜璃西社)
ラストダンス(堂場瞬一/実業之日本社)
ナイン 9つの奇跡(川上健一/PHP研究所)
ノーバディノウズ(本城雅人/文藝春秋)
帝都たこ焼き娘。大正野球娘。3(神楽坂淳/徳間書店)
偽りのスラッガー(水原秀策/双葉社)
大正野球娘。 土と埃にまみれます(神楽坂淳/徳間書店)
ひゃくはち(早見和真/集英社)
タッチアップ(田澤拓也/エクスナレッジ)
大延長(堂場瞬一/実業之日本社)
大正野球娘。(神楽坂淳/徳間書店)
1985年の奇跡(五十嵐貴久/双葉社)
熱球(重松清/徳間書店)
浪商のヤマモトじゃ!(山本集・日名子暁/南風社)
ららのいた夏(川上健一/集英社)
翼はいつまでも(川上健一/集英社)
敵手 小説 横浜高校野球部(降籏学/講談社)
ベイスボイル・ブック(井村恭一/新潮社)
同級生(東野圭吾/講談社)
パーフェクト・ブルー(宮部みゆき/東京創元社)
ダグアウト・ストーリー(梅田香子/講談社)
魔球(東野圭吾/講談社)
八月の濡れたボール(軒上泊/双葉社)
勝利投手(梅田香子/河出書房新社)
走れ!タカハシ(村上龍/講談社)
熱球爆走す(木本正次/日本経済新聞社)