どまんなか３
（須藤靖貴/講談社）

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amazon 楽天 発売：2010/07

夏の埼玉大会がいよいよ開始。初の甲子園へ向けて、大代台高野球部は順調に勝ち上がる。
これまでチームを引っ張った監督はいない。エースは指先に加え肘にも爆弾を抱えてる。
でも、頼れる仲間との絆がある。医者に許された80球をどまんなかへ！

シリーズ最終巻。３年になった主人公たちの最後の夏を描く。
パート１、２では練習風景が中心だったが、この巻だけは試合がメイン。今まで地味な練習をしっかり描いているからこそ、彼らがグラウンドで躍動するシーンが最高に面白い。
エースピッチャーの球数制限という「枷」を活かした試合展開もみどころ。

このシリーズ、私の地元の図書館では児童図書に分類されていたが、大人でも読み応えがあると思う。