どまんなか２
（須藤靖貴/講談社）

[購入]
amazon 楽天 発売：2010/06

アーリーワークと朝飯で体を作った大代台高野球部、力がグンとついてきた。もう剛速球ピッチャー・レブンだけのチームじゃない。
しかし、肝心のエースは指先に不安を抱えていた。乾燥肌のレブンは、球数が増えると指先が裂けてしまうのだ。この壁をどう克服する？

高校野球小説第２弾。主人公たちの２年秋から３年春までを描いている。
１巻と同じく、試合はあっさり目で日々の練習風景が中心。
お寺の石段往復を何回やるかで揉める部員たち。どこの高校でもありそうな光景が、作者にかかると名シーンになってしまう。

やりもしないのに、野球っていいなあと思える。そんな小説なかなかありません。