別冊マーガレット2023年2月号感想
表紙は「内緒話とビオトープ」。
巻頭カラーは「サクラ、サク。」。


別冊マーガレット2023年2月号


ひねくれ渡&アルコ両先生のタッグが読みきりで復活。

電子版からもアンケートに回答できます。
プレゼントの1万円分のQUOカード、紙版の別マ(520円)なら19冊買えるぞ。
欲の皮のつっぱった大人別マの熱心なファンの方は是非回答しましょう。



これ以前の感想は
漫画・本 別冊マーガレット

◎作品感想
◆[内緒話とビオトープ]
原作:ひねくれ渡 作画:アルコ

たった1人の生物部の少年には、色々ヤバい噂があった。

小野寺くんの描写がいい。
大阪出身のキャラクターってお喋りにされがちだけど、実際はそんなことないよね。
ほのぼのする読みきりでした。

◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒

咲と陽希のすれ違いターン。
ここに葉月と井竜が絡んでこじれると思われ。
咲坂先生のお家芸だなあ。

◆別マ男子写真館
第4回 中島健人くん(Sexy Zone)

※紙版のみ

◆目黒あむ先生描きおろし
[お姉ちゃんの翠くん]バレンタインポストカード

※ポストカードは紙版限定、電子版はイラストのみ

◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音

カップル成立後、幸せしかない20話。
前半は一緒に登校、
クラス内では神城から堂々と「つきあってる」宣言。

後半は神城の幼少期からの回想。
昔から朔英が好きなのがよーくわかった。

それにしても長い回想だった。
しかも次回に続く。
バトル漫画なら新必殺技を閃いてるくらい長い。
ヒノカミ神楽とか。

本編の流れを切ってまで長い回想を描いたのは、
神城視点からの回想が読者から求められている、
と河原先生か編集担当さん、
もしくはその両方が察知したからだと勝手に思ってます。

この嗅覚、さすが別マでほぼ30年第一線をキープし続けた作家さんですね。
プロ野球で言ったら山本昌、
MLBならアダム・ウェインライトに匹敵する。


それはさておき、
ここで読者からの妄想お便りが来ていますので、紹介します。

Q.鮎川はど素人の神城にハンデなしで将棋を挑んでましたが、
勝って当然の勝負なんかやって意味あるんですか?
(北海道・I沢さん)


A.あります。
男にはタイマンしなければならない時があるのです。
1980年代ジャンプ漫画を読めばわかります。


もう少しマジメに考えると、
将棋は鮎川なりの対話の手段なんだと思う。
彼はあんまりしゃべる方じゃないので。

ただ話すのがなんか抵抗あるので、
指しながらだと話しやすい、のかも。

次回以降、鮎川の扱いにも注目です。

【雑感】
(1)小学校の卒業式で女子は着物
華はあるけど、親御さんは大変ですね
(2)「ぱんつくったことある」
私も覚えがあるけど、いつの時代も男の子はしょーもないことで面白がってるんだなと。
類似品として「ねえ、ちゃんと風呂入ってる?」→「姉ちゃんと風呂入ってる」がある。
(3)今回も安定してウザい井沢
神城の本音引き出し係として優秀
(4)オブジェは2年に進級する時に処分するのかな?

たまほしは来月もセンターカラー。
コミックス5巻が出るとはいえ、2号連続は先生も大変ですね。
ありがとうございます。

とりあえず「一緒に帰んない?」と神城がしっかりリードしてて、その点は良かった。
朔英がかなりフワフワしてるからね。

朔英のお菓子をバリっとかじったふわふわ毛のガキ……もとい、男の子。
彼は神城の兄なのか、いとこなのか、同じマンションの子なのか、
結局よく分からない。

一部では、以前の昴のセリフに出てきた「いとこの優ちゃん」説がありますが、決め手なし。
お兄さんなら、朔英から1度くらい家族構成に言及ありそうなんですが、
それもなかったはず。

次号以降に出てきそうな気もしますが、
2話目で目立っていたイケメン先輩がそれっきりというケースもあるので、
半分だけ期待しとこう。

家族構成はおおざっぱおおらかなのが和音クオリティ。

【おまけのジョジョネタ】
そこで問題だ!
朔英と神城が付き合ってる状況でどうやって朔英を奪うか?
3択―ひとつだけ選びなさい

答え①イケメンの鮎川は突如朔英を惚れさせるアイデアがひらめく
答え②神城が将棋に負けて諦めてくれる
答え③奪えない。河原先生は非情である。

答え-③

答え③

答え③

◆[ポーカーフェイスにくちづけを]
石田アズ

大学のバスケ部の苦手な後輩と、
事故チューから意識する事になり、という話。

青春してるなあと思いました。
ただ、階段で足を踏み外してキスするとなると、
勢いがついてて唇に歯が食い込んで痛いんじゃないか、
最悪流血するんじゃないか、とも思う。

◆[小宮山がキライだ]
桃白茉乃

40ページ目の風岡の顔を見ると満更ではなさそうなんだけど、
彼女にはなるべく本心を見せず、小宮山を最後までもて遊んで欲しいです。
その方が面白いから。

◆[Re:blue]
加瀬まつり

ホカンス=ホテルのスパなどを利用しバカンス気分で過ごすこと
結構お金かかりそうな気もするけど、
高校生でもバイトすればいけるか。

スタサプ=スタディサプリ。授業動画見放題のアプリ

高校生の最近のトレンドがちょっとわかる。

◆[月のお気に召すまま]
木内ラムネ

1本目。
歩、八雲、月の三角関係に……ならない。
歩先輩がいつものごとくボケ倒すから。
前髪ウィッグなんて男子には分かんねえよ。

「3年なのに生徒会選挙出ようとしてたんですか!?」
細かいところにリアリティあるね。

2本目。
ヒロイン補正が効かないため、ヒドイ顔になる歩先輩。
ここまでモブ扱いされる人も珍しい。
なんやかんやで八雲が本気出す。
けど、まあ無理だろうな。

「エロガッパ」って昔からあるフレーズだけど、
なぜカッパなのか。
カッパへの風評被害である。

◆[かしこい男は恋しかしない]
凹沢みなみ

メガネの正直くん、美容系Youtuberに恋をする。

またフられて終わりなのかと思ったら、
今回はハートフルな締めくくりでした。
日焼け止めしないとシミジジイになるのか…

Ulike=盛れるカメラアプリ
ウサギオンライン=ジェラピケとか売ってる通販サイト

◆[高校生の日常が尊すぎてしんどい]
倉瀬しの

映画研究部の先輩女子にあこがれる男子の話。
手を握ってたのは幽霊(おそらく)ってことですね。

◆[ネオンサイン]
六日なのか

桜、紫陽に60万返すべくキャバクラでバイト。
ついに別マでキャバクラが出てきたよ。

今回出てきた口の悪い男、ただの嫌なやつで、
当て馬にするか分かんないけど、するとしたらちょっと弱い。

紫陽はただ桜を心配してるだけだと思う。
分かりにくいけど。

◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ

源の告白を「姉弟愛」と受け止めてしまう糸。
またこじれそうだけど、
こういう時期が一番美味しい気もする。

32ページの構図、2人の身長差がかなりあるのがわかる。
これ、源がかなり腰を曲げないとキスが難しそう。

◆[山田家の女]
湯木のじん

学園祭で窪を吹っ切ろうとする三葉。
でも、素気なさそうで三葉のことをちゃんと見ている窪。

音が三葉を「顔が派手」と評してるシーンがあるんだけど、
まつ毛含めた目が、今までのヒロインと比べて強めだと思う。

広瀬の「だめ」にちょっとドキッとしちまったよ。

窪の知り合い「しおりさん」は10歳ぐらい年上の女性らしい。
今後出てくるのだろうか?

連載の序盤は読者をひきつけるため、
出し惜しみしないのがセオリー。
でも、「しおりさん」は4話で名前が出てるのに
今回の6話になっても出てこない。

のじん先生の思惑が気になる。

◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子

夏祭りの帰り際キス。
一夜明けて、夢なんじゃないかと疑う未仁。

翌日お代わりするけど、
何度描いてもきっちり見せ場にするのはベテランだなと。

次回は七緒と牛尾の話かな。

◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ

堀越の愛をかけた宮本のボクシング大会は、
宮本のゲロという、余りにも悲惨な結末に終わったのでした。
でも結果オーライ。

「恋愛は恥ずかしさのぶつけ合い」
なるほど……。

◆[今、恋をしています。]
八田鮎子

最終回

お疲れ様でした。
大学で同棲する柳生くんとさとみ。
よく親が折れたね。
この2人は最後までラブラブでした。

柳生くんは高校生にしては完成されすぎた感のある彼氏だったし、
カッコつけたセリフが上すべりしてる印象もあるが、
今はこういう安心感が求められてるのかなと思いました。

八田先生、「オオカミ少女~」以降は比較的短めの連載が続いてたけど、
今作でV字回復して、これは中々できることではないです。

◆[イケボの先生に叱られたい]
夏八木遊

第656回別マまんがスクール デビュー賞

イケボ教師と、彼を振り向かせたいJKのラブコメ。
ボケとツッコミのテンポが大変よい。
「先生呼んだ!?」
「呼んでねーよ少なくとも窓からは!!」

ヒロインがボケだけじゃなくて可愛さもあり、
ぬかりがない。

◆別マ作家のプライベートをネホハホ!
今月はアルコ先生。
1999年デビューのベテラン。
Youtubeのジェラードンチャンネルがお好きだそうです。

◆聖☆別マ乙女学園(読者投稿コーナー)
都立井草高校の取材。
柳井わかな先生の作品の舞台にもなったらしい。
明言されてないけど、多分「シンデレラ クロゼット」。

◆ギャグ恋 心理テストSP
カラー企画
イラスト:凹沢みなみ、倉瀬しの、保奈実


◎別冊ふろく [別マBABY vol.26]
表紙:青衣ショウ

◆[虎も歩けば百合に当たる]vol.2
青衣ショウ

前回の読みきりの続き。
お嬢様がゴツい少年をペットにする話……でいいんでしょうか。
説明が難しい。

あまり深く考えず、小百合のボケと大河のツッコミを楽しめばいいのかなと。
小百合はサウスポー(左投げ)らしい。

◆[マネ男子、ノーマークです!]
桜山結

大鷹先輩とただならぬ仲の女子が登場。
せっかくのライバル登場なのに、
今回の印象だけだとただの軽い女で、使い方がもったいない。
これだと、ヒロインのひきたて役にしかなってない。

◆[推しにガチ恋しちゃったら]
春江ひかる

新連載

アイドルにガチ恋してる大学生。
友人の紹介で、実際で会うことになったが。

あやうくワンナイトしかけるシーンがあって、
別マにしては生々しいなと思う。

CDを16万円ぶん買うと30秒オンライントークできるらしい。
ボロ儲けですね。

乃愛みたいな、アイドルにツテがある女性の事を
「繋がり女」と言うらしい。

◆バーサスピンク[五月さつき]
女子2人の友情の話。
シスターフッドというんでしょうか。

この話の中では、男子は勝手に頭に触ってきたり好意を押し付けたりちょっと付き合っただけで押し倒したりと、
嫌な面を描かれている。
素敵な男の子を描く別マの中にあって、異色の作品。

◆[進藤くんは諦めない]
橋岡リツキ

デビュー作の続編。16p×2本。
吉田が好きすぎて変態のレベルになってる進藤くんの話。
でもお弁当を作ったりとわりと万能。

ボケとツッコミがきっちり成立していて楽しい。
キャラ弁の額のホクロのところが一番面白かった。

橋岡先生のSNSによると、今回は「急いで描いた」そうなんですが、
たたみかけるようなギャグと、
役割のしっかりしたキャラクターの描写は「ただ者ではない」と思う。

何より、デビュー作の続編というのは極めて異例。
今後が楽しみです。

◆[加賀宮さんの告白大作戦]
千桑みみ

お話は、美形同士が一目見た時から好きだったと、
そりゃお互い顔が良いんだからそうなるだろという順当な展開の話だけど、
色んな表情がつけられてるのが面白い。

見せ場を見開きできっちり決めてるのもいい。

◆[家庭科部の来栖くん]
鹿乃子かほ

たった1人の家庭科部の男子は、
見た目ヤンキーだけど甘党のいいやつ。

先生を殴ると思わせてクッキーを食わせるシーンが面白い。
別マではたぶん初掲載ですが、
マンガMeeで連載されてた方のようです。

◆[恋まであと少し]
潮波和

部活少女と、筋肉のつかない美少年の話。
潮波先生はデビュー時の何物にも染まってない絵が好きで、
そこから作品ごとに少しずつ変わっていきましたが、
今回はデビュー時の良さと経験がミックスされて、いい感じです。

ただ、今回は終わり方が唐突だったですね。
ページ数(24p)の都合でしょうか。

◆[初恋凱旋ツアー]
保奈実

アイドル目指して上京した幼馴染が、成功して帰ってきた。
けど素直になれなくて。そんな話。

アイドルになるには、部屋に加湿器が5,6個必要らしい。
んなわけない。
アオリの「Just the way you are(そのままの君でいて)」は、
先生と担当さんのどっちが考えてるのかな。


◎次号
表紙&巻頭カラー&新連載
「アオハル荘へようこそ(仮)」
水野美波

新連載
「従僕と鳥籠の花嫁」
本田楓

読みきり
「恋とひとくち、はじめての。」
星見SK

カラー
「月のお気に召すまま」
「太陽よりも眩しい星」

別冊ふろく[別マBABY vol.27]

読みきり
「うそのうそはほんと」ゆのはらゆの
「ひとりぼっちとヤンキー」双海芽生
「藤永くんのわすれかた」四元シマコ
「セカンド・ワンダフル」姫野たまき
「汐見くんは甘すぎる」加賀里みほ


◎裏表紙
1月刊行コミックスの宣伝。

2023/2 1月刊行コミックス宣伝
2023/1 12月刊行コミックス宣伝
2022/12 11月刊行コミックス宣伝
2022/11 リバーシブル表紙(オザキアキラ×幸田もも子×八田鮎子3先生のデビュー20周年記念イラスト)
2022/10 「月のお気に召すまま」ほか、9月刊行コミックス宣伝
2022/9 ドラマ「消えた初恋」DVD&ブルーレイ
2022/7,8 大橋和也(なにわ男子)
2022/6 アニメ「アクダマドライブ」
2022/5 声優百年食堂
2022/3,4 舞台「アクダマドライブ」
2022/1,2 声優百年食堂
2021/12 声優百年食堂
2021/11 花の都に虎(とら)われて&シークレット・ハウス~恋の相手はトップスター!?~(いずれも中国ドラマ)
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)(白井カイウ/出水ぽすか)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ/キャラ原案:椎名軽穂)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ
| 漫画・本::別冊マーガレット | 16:02 | comments (0) | trackback (0) |
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