別冊マーガレットsister冬フェスvol.3(2017年3月号)感想
別マsister冬フェスvol.3。
ラストでございます。


sister(シスター) 2017年 03 月号 [雑誌]: 別冊マーガレット 増刊


読み切りと、若手の短期連載7作品がセット。

おすすめは、幸田先生・湯木先生の読み切り、
ともすえ先生、明生先生の連載。


vol.1,2の感想は
別冊マーガレットsister冬フェスvol.1(2017年1月号)感想
別冊マーガレットsister冬フェスvol.2(2017年2月号)感想

◎[あいつをコロしてうちもシヌ]幸田もも子
インパクトにかけては、幸田先生に並ぶ人は中々いないと思う。

キャッチーなタイトル。
ヒロインの名前(『はとり』『あゆは』に続き、今回は『あここ』)。
少女漫画とは思えない顔面崩壊の連発。
「帰宅部のエース争い」「スケボー顔面キャッチ」などの独創的すぎるセリフ、等々。

一発芸だけじゃなく、ちゃんと共感する要素もあり、
男子も格好良いのがすごいね。

今回は女子の友情のお話です。


◎[僕のマチルダ]湯木のじん
猫と冴えないサラリーマンのショート。

湯木先生は、短いのを描いてもうまい。
笑えて、そしてほんのり暖かい。


◎[春めく]萩原さおり
卒業式の帰り道、にフォーカスした作品。

だいたいの漫画は、高校1年から始まるので、
こういう「卒業」をテーマにできるのが読み切りの良さですね。

ちゃんとキャラクターの高校3年間の経過が伝わってきて、
いいと思います。


◎[ミルクティー]本田楓
バストアップがちょい多めで、場面転換がわかりにくい時がある。
でも勢いとパワーはありますね。


以下は、短期連載7作品です。


◎[ダーリングブルー]ともすえ葵
最後までだれずに読めました。

モノローグは長すぎず短すぎず。
学校の日常のささいなことを拾ってドラマにするのもうまい。
男子にはそこはかとない色気がある。

次回作に期待です。


◎[パタパタ姫]明生チナミ
ストレートに告白でハッピーエンドにしないところが良い。
読者に「続き」を想像させるラストは、いいと思う。
それとヒロインの成長も感じられますしね。

明生先生、やっぱりWEBだけにしておくのは勿体ないです。


◎[スイートガール・ストレンジボーイ]森川ヨヨ
結婚式で花嫁より目立っちゃったよ。いいのか。
でもコメディとしてはアリだな。


◎[繋-kakeru-]寿ジュン
最後まで、ラブコメより駅伝(部活)重視でした。

部活を前面に押し出すのは、受け狙いの点では不利。
でもそのチャレンジ精神はいいと思う。

雑誌っていうのは色んな漫画があっていいと思いますので。

ちゃんとヒーローの見せ場もあるし。


◎[あのこが泣いた]荒井はる那
黒髪&黒ニーソ最高じゃねーか(そこじゃない)。


◎[ピエロとライオン]加藤朱々
いきなりキスまでいきますか。
中々大胆な。


◎[あなたとおとなごと]木岐彩香
漫画の学園祭ってクオリティ高いよね。
| 漫画・本 | 22:22 | comments (0) | trackback (0) |
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