華麗な三重殺

 縮刷版を眺めていたら次のような記録に遭遇しました。


 


朝日新聞 1957年7月25日付
全国高校野球選手権東京大会 立正-東工大付工

東工大付工は(中略)無死満塁の好機をつかんだ。(中略)東工大付工は小助川の一撃に期待したが三振このとき三塁走者は本塁で、二塁走者は三塁でそれぞれ立正高野手の好送球に殺されて三重殺を喫してしまった。


 


 三重殺と明記されているからには、打者三振、三塁走者と二塁走者のアウトは連続プレーだったのでしょう。無死満塁で東工大付工がエンドランをかけたのか? あるいは打者がスクイズを外され走者が飛び出したところを刺されたのか? それとも単に走者が飛び出していたところを刺されたのか? いずれにしても、二塁走者までアウトになるのは珍しい。
 当時を知る方に是非話をうかがってみたいところです。また、見だしには立正、華麗な三重殺と明記されていることも付け加えておきます。



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