2015,05,29, Friday
2008年1月、小学館発行。現在は文庫版あり。
「ツレがうつになりまして。」シリーズで知られる、細川貂々さんのコミックエッセイ。
どーすんの? 私 どーすんの? 私(小学館文庫)
◎概要
高校卒業後、将来が何も決められずフラフラしていた娘さんが、
東京の絵の専門学校(セツ・モードセミナー)に通うことを決めるまで、のお話。
若い頃の迷い道を振り返った、貂々さんの自伝漫画。
細川貂々さん・望月昭さんご夫妻の関連作品の感想は、
カテゴリからご覧ください。
◎内容
埼玉県の、何もない田舎(行田市と思われる)出身の貂々さん。
高校までのんびりと過ごしていましたが、
卒業を機に「進学か? 就職か?」を突きつけられることに。
とりあえず、「何もしないよりは」とアルバイトから始めるのですが、
ことごとく長続きしません。
・さいたま博でレストランの給仕→セクハラ店長に嫌気がさし、1週間で辞める
・おだんご屋さんでパート社員→接客ができず、1か月で辞める
・工場でパートタイム→流れ作業になじめず、20歳で辞める
・別の工場で事務職→男女関係に巻き込まれて苦しむ
職場の人たちがユーモラスな画風で描かれていますが、
人付き合いの苦手な貂々さんのこと、大変な日々だったと想像できます。
最後に、専門学校のパンフレットを見かけたことから、
バイトしながら絵の学校に通うことを決意。
漫画は入学のシーンで終わっています。
この学校で、貂々さんは将来の夫「ツレ」さんと、
親友の「ぐーすちゃん」に出会います。
ずっと自分で考えることもなく、自分で決めることもなく、
人にふりまわされてきたここまでの人生でしたが、
やっと「自分の好きなことをやろう!」と前向きになれたから出会えた2人だったのかなあと思います
(190p)
今思うと高校生の時から「逃げてる」人生だったような気がします。
(中略)
だから自分の人生がうまくいかないことを、他人やまわりのせいにして逃げていたのだと思います。
(190p)
耳が痛い言葉です。
自分も同じようなところがあるので。
どこかで立ち向かわないといけないんですよね。
自分なりのやり方で。
貂々さんは、この後もツレさんと山あり谷ありなわけですが、
そのへんは「ツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」に詳しいです。
「ツレがうつになりまして。」シリーズで知られる、細川貂々さんのコミックエッセイ。
どーすんの? 私 どーすんの? 私(小学館文庫)
◎概要
高校卒業後、将来が何も決められずフラフラしていた娘さんが、
東京の絵の専門学校(セツ・モードセミナー)に通うことを決めるまで、のお話。
若い頃の迷い道を振り返った、貂々さんの自伝漫画。
細川貂々さん・望月昭さんご夫妻の関連作品の感想は、
カテゴリからご覧ください。
◎内容
埼玉県の、何もない田舎(行田市と思われる)出身の貂々さん。
高校までのんびりと過ごしていましたが、
卒業を機に「進学か? 就職か?」を突きつけられることに。
とりあえず、「何もしないよりは」とアルバイトから始めるのですが、
ことごとく長続きしません。
・さいたま博でレストランの給仕→セクハラ店長に嫌気がさし、1週間で辞める
・おだんご屋さんでパート社員→接客ができず、1か月で辞める
・工場でパートタイム→流れ作業になじめず、20歳で辞める
・別の工場で事務職→男女関係に巻き込まれて苦しむ
職場の人たちがユーモラスな画風で描かれていますが、
人付き合いの苦手な貂々さんのこと、大変な日々だったと想像できます。
最後に、専門学校のパンフレットを見かけたことから、
バイトしながら絵の学校に通うことを決意。
漫画は入学のシーンで終わっています。
この学校で、貂々さんは将来の夫「ツレ」さんと、
親友の「ぐーすちゃん」に出会います。
ずっと自分で考えることもなく、自分で決めることもなく、
人にふりまわされてきたここまでの人生でしたが、
やっと「自分の好きなことをやろう!」と前向きになれたから出会えた2人だったのかなあと思います
(190p)
今思うと高校生の時から「逃げてる」人生だったような気がします。
(中略)
だから自分の人生がうまくいかないことを、他人やまわりのせいにして逃げていたのだと思います。
(190p)
耳が痛い言葉です。
自分も同じようなところがあるので。
どこかで立ち向かわないといけないんですよね。
自分なりのやり方で。
貂々さんは、この後もツレさんと山あり谷ありなわけですが、
そのへんは「ツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」に詳しいです。
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