99年出版。作者は、高校野球ファンなら説明不要の横浜高校監督・渡辺元智氏。
春夏連覇を果たした98年を中心に、指導理念や印象に残る試合、選手を語っている。
個人的に読んで欲しいのは98年以外のトピック。
矢野や多村ら戦力充実した94年、エース丹波の死を乗り越えた96年、そして松坂飛躍のきっかけとなった97年。どれも負けに終わっている。
栄光の影には、同じくらいの苦労があるということかもしれない。
20年前に書かれた「立ち上がれ ふり向くな」と合わせて読むと、渡辺監督のことがより分かります。
残念ながら(?)上地雄輔氏のことは全く触れていません。
『当たり前』の積み重ねが、本物になる 凡事徹底-前橋育英が甲子園を制した理由(荒井直樹/構成・田中夕子/カンゼン)
甲子園最高勝率 PL学園・中村流超エリート育成論(中村順司/ベースボール・マガジン社)
野球と私(前田祐吉/青蛙房)
感涙の闘将 大学球界をけん引する指揮官の挑戦(河原井正雄/ベースボール・マガジン社)
白球に乾杯(瀧正男/中央公論新社)
バントからフルスイングへ 高校球児たちと目指した栄光の甲子園(磯部修三/ひくまの出版)
鹿実野球と久保克之(久保克之・政純一郎/南方新社)
岡山県立岡山城東高校 城東野球の軌跡(山崎慶一/山陽新聞社)
エンジョイ・ベースボール 慶応義塾高校野球部の挑戦(上田誠/NHK出版)
球心いまだ掴めず 駒大太田野球500勝の真実(太田誠/日刊スポーツ出版社)
ベースボールの力(牧野直隆/毎日新聞社)
甲子園に賭ける(鈴木春祥/新潟日報事業社)
白球は奇跡を喚んだ 松坂大輔と青春群像(渡辺元智/報知新聞社)
青い空 白い雲 甲子園高校野球放送42年(植草貞夫/講談社)
やればできるぞ甲子園(神前俊彦/徳間書店)
立ち上がれ ふり向くな -“横浜野球”に捧げた熱情の半生記(渡辺元/報知新聞社)