朝日放送の名物アナウンサーとして知られる植草氏が、引退を機に記した本。
決勝を担当し始めた1960年夏から、最後に実況した98年までの高校野球の思い出が中心となっている。
ざっと甲子園の約40年間の歴史が簡単にまとめられているのが特徴(もちろん植草氏はABCのアナなので、夏の大会に限るが)。
また、アナウンサーにおける心構えなども書かれている。「植草節」と呼ばれる個性的な解説で有名な氏だが、「まずは正確な実況を心がけるべき」と書いているのは面白いところ。
『当たり前』の積み重ねが、本物になる 凡事徹底-前橋育英が甲子園を制した理由(荒井直樹/構成・田中夕子/カンゼン)
甲子園最高勝率 PL学園・中村流超エリート育成論(中村順司/ベースボール・マガジン社)
野球と私(前田祐吉/青蛙房)
感涙の闘将 大学球界をけん引する指揮官の挑戦(河原井正雄/ベースボール・マガジン社)
白球に乾杯(瀧正男/中央公論新社)
バントからフルスイングへ 高校球児たちと目指した栄光の甲子園(磯部修三/ひくまの出版)
鹿実野球と久保克之(久保克之・政純一郎/南方新社)
岡山県立岡山城東高校 城東野球の軌跡(山崎慶一/山陽新聞社)
エンジョイ・ベースボール 慶応義塾高校野球部の挑戦(上田誠/NHK出版)
球心いまだ掴めず 駒大太田野球500勝の真実(太田誠/日刊スポーツ出版社)
ベースボールの力(牧野直隆/毎日新聞社)
甲子園に賭ける(鈴木春祥/新潟日報事業社)
白球は奇跡を喚んだ 松坂大輔と青春群像(渡辺元智/報知新聞社)
青い空 白い雲 甲子園高校野球放送42年(植草貞夫/講談社)
やればできるぞ甲子園(神前俊彦/徳間書店)
立ち上がれ ふり向くな -“横浜野球”に捧げた熱情の半生記(渡辺元/報知新聞社)