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発売:1983/06
1982年夏、大阪大会を制した府立春日丘高校の道のりを監督がつづった作品。
古ぼけた用具しかなく、グラウンドにはマウンドすらない。公立ゆえに学校は非協力的。監督は会社員との掛け持ち。それでも、選手たちは甲子園を現実の目標に定め、PL学園や近大付に勝った。
神前監督が最初に子どもたちに教えたこと。それは「用具を普段から手入れすること」だったという。そんな小さなことを延々と積み重ねることで、春日丘は強くなった。
2年4ヶ月あれば変わることができる。指導者や選手だけでなく、色んな人におすすめしたい本。
現在の神前監督については「聖地への疾走」(2010年秋出版)という本に詳しいので、あわせて読むのも良い。
『当たり前』の積み重ねが、本物になる 凡事徹底-前橋育英が甲子園を制した理由(荒井直樹/構成・田中夕子/カンゼン)
甲子園最高勝率 PL学園・中村流超エリート育成論(中村順司/ベースボール・マガジン社)
野球と私(前田祐吉/青蛙房)
感涙の闘将 大学球界をけん引する指揮官の挑戦(河原井正雄/ベースボール・マガジン社)
白球に乾杯(瀧正男/中央公論新社)
バントからフルスイングへ 高校球児たちと目指した栄光の甲子園(磯部修三/ひくまの出版)
鹿実野球と久保克之(久保克之・政純一郎/南方新社)
岡山県立岡山城東高校 城東野球の軌跡(山崎慶一/山陽新聞社)
エンジョイ・ベースボール 慶応義塾高校野球部の挑戦(上田誠/NHK出版)
球心いまだ掴めず 駒大太田野球500勝の真実(太田誠/日刊スポーツ出版社)
ベースボールの力(牧野直隆/毎日新聞社)
甲子園に賭ける(鈴木春祥/新潟日報事業社)
白球は奇跡を喚んだ 松坂大輔と青春群像(渡辺元智/報知新聞社)
青い空 白い雲 甲子園高校野球放送42年(植草貞夫/講談社)
やればできるぞ甲子園(神前俊彦/徳間書店)
立ち上がれ ふり向くな -“横浜野球”に捧げた熱情の半生記(渡辺元/報知新聞社)