河原和音「青空エール」10巻感想
7月25日に発売された「青空エール」10巻の感想です。
といっても、大筋は本誌感想で語ってるので、違う事を書きます。



メインテーマは2年生(主に香織先輩)との対立、そして主人公の成長です。
9巻までお話はカテゴリからご覧ください。

帯に「就活? 婚活? いいえ、一番熱いのは「部活」です!」ってあるんだけど、
この漫画のメイン読者層って中高生なんだから、就活も婚活もぴんと来ないだろ……と余計な心配。
それともこの漫画、俺みたいな大人からも結構読まれてるのかな。

2012年4月号分 →本誌感想
見所:「小野なんか携帯のストラップみたいなもん」、三つ編み

表紙見返しに、本誌では表紙だったイラストがあります。
つばさたちが合奏の準備(片付け?)をしている場面ですね。
ここでなんと、つばさはパイプ椅子を5脚も持ち上げている。ちょっと女子にはきつくないかい。
よほど軽い材質なのか、実は高校デビューの長嶋並に怪力なのか。

「目がデカイ」ことで上級生からよく怒られていたという香織先輩。
しかし、正直言いまして少女漫画はたいがいあのぐらいの大きさだと思う。
春日先輩も負けず劣らずデカイ気がする。

2012年5月号分 →本誌感想
見所:3rdのスペシャリスト、唾ぬき用雑巾

「大介くんジュース破産させられない」
郊外の大型スーパー行って、箱単位で買っといた方がいいな。

2012年6月号分 →本誌感想
見所:松葉杖の取れた山田、多能さん怒る、リップクリーム

リップクリームに絡んだまるちゃんとつばさの会話は何度読んでも笑える。
やっぱり水島・つばさ・まるちゃんを三角関係にもっていく予定なんだろうか。
そういう修羅場はできれば遠慮したい。

2012年7月号分 →本誌感想
見所:ランニングで初詣、香織先輩の彼氏、多能vsつばさ

手書きで「1日休むと取り戻すのに3日かかるっていうけど 3日で取り戻せるなら1日休みたい」という、
実に身につまされるセリフがある。
よく聞く言葉だけど、練習が週1回の私は衰えていくだけってことになるな。
社会人の全国大会に行くようなバンドの人たちはどんな練習してるんだろ。


<まとめ>
この巻は香織先輩との対立がメインになるのですが、安易な和解にもっていかないのがうまいと思います。
私自身はぴんときませんが、1年違い(2年と1年)というのは大体ソリが合わないものらしい。

じゃあどうするか。
つかず離れずを保って、引退を待つのも1つの考えです。
でも漫画がそれじゃ面白くない。つばさや山田はあくまでも団結しようとします。
「青空エール」のうまいところは、それで先輩が改心したりしないこと。
主役のひたむきさが常に受け入れられるわけじゃない。

この現実と漫画のさじ加減がいいですね。

約4年、10巻でようやく主人公の高校1年目が終了。
このペースで行くと、つばさたち3年生のコンクールや甲子園予選は25巻頃?
何巻になろうが、恋愛ばっかりの話にならない限りは読み続けますよ。

10巻の続きは現在発売中の別マ8月号で読めるので、本誌も追いたい方はどうぞ。

<10巻で登場した曲>
(1)吹奏楽のための第一組曲より「ギャロップ」(アルフレッド・リード)
市民音楽祭で白翔が演奏。
何度聴いてもくらくらするスピードですね。
ペットは終始目立ちます。


(2)アルセナール(ジャン・ヴァン=デル・ ロースト)
外練でつばさとまるちゃんが合わせた曲。
「青空エール 吹奏楽音楽集」に収録。
吹いたことないですが、合奏部分で色んなパートが絡み合う吹奏楽らしい曲です。
| 漫画・本::河原和音「青空エール」 | 23:22 | comments (0) | trackback (0) |
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