Kiss(キス)2022年3月号感想
表紙&巻頭カラーは「やんごとなき一族」。


Kiss(キス)2022年3月号


「やんごとなき一族」、ドラマ化決定。
佐都の義父役は大変ですよ。
視聴者全員のヘイトを集めるから。

これまでの感想は
漫画・本 Kiss(キス)

◎作品感想
◆やんごとなき一族/こやまゆかり
あとつぎは男子でなければ、ということで、
佐都は産後まもなく男子出産のための妊活へ。

娘のお宮参りに「出産した母親は穢れているから」ということで
出席できない。

漫画とはいえ、この作品は現実のやんごとなき人々から
クレームはこないのだろうか。
こんな時代錯誤なことほんとにやってるのか、
こやま先生の創作なのか。

◆おとなになっても/志村貴子
綾乃は教師として不登校の少女を案じつつ、
朱里との恋愛も進行しつつ。

志村先生は「娘の家出」でも、不登校か引きこもりを描いていた。
そういうイレギュラーな人々を描くのがお好きなのだと思う。

◆わたしのお嫁くん/柴なつみ
初キッスは帰り道の路上。
キスするのにまるまる1話かけてる20代男女。
ピュアすぎる。

そして、新キャラは新卒のかわいい系営業マン。
はやみんを狙っている模様。
こりゃ、見た目は羊で中身は狼だぞ。

◆けむたい姉とずるい妹/ばったん
KISSでここまで濃いラブシーンは珍しい。
しかも姉妹丼。

律、嫁さん相手にどうごまかすつもりなのか。
女性相手に隠し事はできないぞ。

◆無能の鷹/はんざき朝未
雑談は地雷源か? そこまで気にしなくていいのか?
答えは出ない。

1つ言えるのは、学生の頃狂ったようにマインスイーパやフリーセルやった時間を他の事に費やせば、
私はひとかどの人物になれた気がする。

◆ハマる男に蹴りたい女/天沢アキ
他人の髪あらってると、
遊びたくなりますよね。

◆涙雨とセレナーデ/河内遙
孝章様、超曲商会の襲撃で危機一髪!
という場面で続きは再来月の5月号。

どうやら、章尚妻(孝章のまま母)→メガネの佐伯→超曲商会、というルートがあるらしい。
武虎と雛子の関係も気になるし、2ヶ月待ち遠しい。

個人的に一番の見せ場は、
菊が孝章様のエリをつかむ場面。
美形vs美形。
菊が女装しているのもあり、
よからぬ妄想をしてしまいそうだ(嘘です)。

孝章様のセリフに南方熊楠、与謝野晶子、宮武外骨と人名が出てきます。
最後の人だけわからなかったけど、ジャーナリストらしい。
坂崎紫瀾といい、明治時代のペンネームは独特ですね。

※坂崎紫瀾(さかざき・しらん)……坂本龍馬の伝記「汗血千里駒」で有名

晶子が『君死にたまふことなかれ』を発表したのは1904年(明治37)。
涙雨は明治40年が舞台なので、まさに注目されていた頃、と考えられる。

本郷親子が商談を終えた場面、
「では皆々様グランドホテルへ」という台詞がある。

これは1873年(明治6)に開業した横浜グランドホテルの事と思われ。
このホテルは、1923年(大正12)の関東大震災で倒壊し、
現在は残っていません。
現在の「ホテルニューグランド」とは別物のようです。
絵葉書物語 YOKOHAMA GRAND HOTEL

◆アレンとドラン~その信徒と隣人/麻生みこと
リンダさんが付き合ってると聞いた平良先生、
良からぬこと考えてる、かも。

リンダさん、大学4年にして就活&卒論&取りこぼした授業の三重苦。
キツい。
堀田さんは地味ながら先の事を考えてる。

三島は良くも悪くも三島。
彼ぐらい鈍い方が人生楽なんじゃないか、と思う。

◆僕らが恋をしたのは/オノ・ナツメ
お嬢は目的があって教授に近づいてるらしい。

◆余命一年、男をかう/漫画・志真てら子&原作・吉川トリコ
新連載。

節約が生きがいのOLさんが、
がんで余命一年と宣告されたので
「お金を持ってても仕方がない」と
行きずりのお金に困ってるホストを助ける話。

次回は濡れ場……なのか?

◆おいおいピータン!!/伊藤理佐
土曜の夜がステキすぎて、という話。

◆『おいハンサム!!』ドラマルポ漫画/伊藤理佐
山口雅俊監督と初めて連絡をとった際は
「新手のサギかと思った」そうです。

「わたしよりわたしの漫画にくわしくて」
監督や脚本は、こういう方にお願いしたいですね。
ぶっとんだアレンジはいらんのです。

◆古オタクの恋わずらい/ニコ・ニコルソン
委員長、幼少期にママの「うる星やつら」のコスプレに付き合わされたらしい。
ママがラムちゃん、委員長がテン(ググるまで名前知らんかった)。
筋金入りだな。
オタクは業が深い。

◆幸子、生きてます/柘植文
幸子たち仲良し3人組の親の話。
親子ともやってることはほぼ同じ。
なじみのお店でだべるだけ……。

◆ミドリくんには触れない/トヨタトヨ
ペンギン並みにかわいいアイドルはオレ様。
めんどくせえ。

◆サギ、欲情に鳴く/奈良原せつ
「るん♡」って擬音がシュールすぎる。
メガネの人はなんで一人称が「わし」なんだろうか。

◆ポンコツ警察官は私に夢中/上野はる菜
キャンプ場でイケメン2人といい感じ。
恋愛漫画の王道展開に入ってきました。

4品も食事を作れる日比谷さん、有能。
ウチで雇いたい。

◆兄弟犬/ともえ
犬もイビキをかくんだ。
知らんかった。


◎次号
「おとなになっても」
志村貴子
画業25周年
雑誌と単行本の連動企画あり
| 漫画・本::Kiss(キス) | 16:12 | comments (0) | trackback (0) |
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