「シンプル・イズ・ベスト(単純こそ一番)」。
「ドント・オーバー・ティーチ(教えすぎるな)」
「高校野球は人間教育」
「戦う相手に敬意を払おう」
「グラウンドで死ねたら本望だ」
佐藤茂富氏は、北海道で有名な個性派監督の一人だ。高校野球一筋46年。自らを「武士」と表現し、どんな相手にも小細工ぬきの勝負を挑む。
本書は佐藤監督と20年来の付き合いがある記者が書いたもので、監督の来歴や人間像を知るには格好の一冊といえる。
内容は鵡川高校時代のエピソードが中心。他にも、砂川北、栗山時代の指導ぶり、岩見沢東で現役球児だった頃にも触れられている。
☆主に取り上げられている人物
香田誉士史(元駒大苫小牧監督)
小池啓之(元旭川龍谷、現旭川南監督)
山本武彦(元中標津、現函館中部監督)
川村卓(筑波大監督)
中村順司(元PL学園、名商大監督)
西島貴之(砂川北捕手、元ダイエーホークス)
関吉雅人(砂川北外野手、元オリックス)
杉山俊介(砂川北捕手、現日ハムサブマネ)
池田剛基(02年センバツ出場時主将、元日ハム)
鬼海将一(02年センバツ出場時エース、筑波大)
亀田直紀(04年センバツ出場時主将、立正大)
監督と甲子園6 頑張れ公立高校!(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
海のかなたの甲子園 沖縄・本土復帰への祈りと52年目の全国制覇(市川実/双葉社)
監督と甲子園5 頂点に挑んだ男たち(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
蔦文也と池田高校 教え子たちが綴る“攻めだるま”野球の真実(畠山準、水野雄仁、江上光治/ベースボール・マガジン社)
真実の一球-怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか-(松井優史/竹書房)
北の球人 元氣、本氣、一氣、佐藤茂富の高校野球(岡崎敏/日刊スポーツ出版社)
監督と甲子園4 輝く個性を放つ指導者たち(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
全員野球 中村良隆監督物語(山口真一/一草舎出版)
あきらめない限り、夢は続く 愛工大名電・柴田章吾の挑戦(田尻賢誉/講談社)
阿波の「攻めダルマ」蔦文也の生涯(富永俊治/アルマット)
嶋清一 戦火に散った伝説の左腕(山本暢俊/彩流社)
ハンカチ王子と老エース 奇跡を生んだ早実野球部100年物語(門田隆将/講談社)
監督と甲子園3 人を育てる。すべては未来のために(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
Teikyo〜帝京高校野球部と前田監督〜(中里洋二朗/協力・帝京高校)
監督と甲子園2(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
炭鉱町に咲いた原貢野球 三池工業高校・甲子園優勝までの軌跡(澤宮優/現代書館)
球聖飛田穂州伝(神門兼之/つげ書房新社)
監督と甲子園(藤井利香/日刊スポーツ出版社)
魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ 決定版(立石泰則/小学館)
攻めダルマ 蔦さん -池田高校・蔦文也監督遠望(大川公一/アーバンプロ出版センター・街と暮らし社)
蔦文也のIKEDA行進曲(北原遼三郎/洋泉社)
落ちこぼれの甲子園 横浜高校野球部の奇跡(軍司貞則/講談社)
甲子園への挑戦 高校野球監督列伝[1](徳丸壮也/星雲社/刊々堂出版社)