細川貂々「7年目のツレがうつになりまして。」
細川貂々さんの、夫(通称ツレ)のうつ病をテーマにしたコミックエッセイ。
通称、「ツレうつ」シリーズ第3弾。

細川貂々さん・望月昭さんご夫妻の関連作品の感想は、
カテゴリからご覧ください。

◎内容
2011年9月、幻冬舎発行。現在は文庫版が入手しやすい。
7年目のツレがうつになりまして。 7年目のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

内容は、うつ病そのものというより“後日談”です。

「ツレうつ」がベストセラーになったことで、
貂々さん夫妻もメディアに引っ張りだこに。
作品はドラマ化、続けて映画化もされます。⇒映画版の感想

さらに、結婚13年目にして息子を授かる。
ペットのイグアナが亡くなる。

目まぐるしく変わる日々を、たくましく過ごす夫婦の姿を描いています。

悪く言えばとりとめがない。
良く言えば色々なことがまとめて読める。
二人のその後が気になる方への、ご報告の側面が強いかも。

ドラマ、映画の裏話も書いてあるので、
合わせて読むと面白いです。
公開はドラマの方が早かったが、脚本が仕上がったのは映画の方が先、とか。
ドラマの脚本は映画のものと比べて美談すぎたので、
リテイクを要求した、とか。

貂々さんは売れっ子漫画家になりましたが、
それから他人の作品が“嫉妬で”読めなくなったそうです。

一方で、「色んな漫画読むの大好き」という河原和音さんみたいな漫画家さんもいますね。

自分は、作家じゃないけど貂々さんの側に近いかもしれない。
感情というのは、つかみどころがなくて難しいです。
| 漫画・本::細川貂々/望月昭 | 19:07 | comments (0) | trackback (0) |
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