「コクリコ坂から」鑑賞
TOHOシネマズで映画「コクリコ坂から」を鑑賞。

映画鑑賞の常で、あまり事前情報を収集せず観に行きました。
知ってたのは「ゲド戦記」で酷評された宮崎吾郎さんが監督ということぐらい。

ダイナミックさはないですが、面白い要素が沢山ある作品だと思います。
では、細かい部分は伏せて思ったことを書きます。

続きはクリックでどうぞ。

<主人公の名前>
海なのかメルなのか混乱しました。
wikiを読むとメルがあだ名とのことですが、それくらいは説明しても良かったような。

<朝食のハムエッグ>
海の弟のだけハムが3つある。
細かいことだが食べ盛りを示していて良い。
全部観ているわけじゃないけど、ジブリ作品の食事シーンはどれもうまそうで素晴らしい。

<生徒会長の水沼>
カルチェ・ラタンの住人は総じて女慣れしてなさそうなのに、
彼だけ海の妹の肩にさりげなく手を回したり、風間と海を二人きりにしようと気を使ったり、
なんというか出来過ぎ。
どこでもうまくやっていけそうだな。いや自分の恋愛だけうまくいかなかったりして。

<カルチェ・ラタンの描写>
ムカデ、催しもののポスター、私物、みかん箱、ホコリとあらゆるものがぶち込んである。
このごった煮というか乱雑な感じが好き。
掃除したのは正直勿体ない。
しかし、こういうのは大学のサークル棟のイメージだと思うのですが、
昔は高校にもこんな建物があったんでしょうか。

<カルチェ・ラタン存続派と解体派の論戦>
途中から先生がやってきて、歌でごまかすシーンがあるんですが……。
これはね、先生方もお見通しなんだと思うんですよ。
うなずいてる顔がそんな感じ。それぐらいの度量はあって欲しい。

<大森南朋さん>
冒頭でクレジットされてたので、誰の役か注意して聞いてましたが確証が掴めず。
wikiでわかったのですが、風間の親父だったのね。

<「友達でいよう」>
ここで手をそっと握るだけなのがいいんですよ。
風間にできる精一杯の愛情表現がよく出ている。
「友達でいよう」と言っときながら抱きしめたりしたら興ざめするところだった。

<海と風間の関係>
劇中にあるように「安っぽいメロドラマ」なのだが、アッサリ解決。やや拍子抜け。
戦後という時代を表現したいための仕掛けに過ぎないということか。
もう10分追加して一転がりしても良かったかなと。


総じて言うと子供にはわかりづらいシーンが多く、大人向けの映画だと思いました。
ガリ版など私は話でしか聞いたことがなく、海が何を手伝っているのはよくわからなかった。

実際、映画館では30代の私より年長の方が目立ったように思います。
私の両親など主人公の年齢に近いので、まず観ないだろうが観たらどう思うか聞きたいところ。

自分は、面白いと感じるシーンが沢山あった。それで充分です。
各所のレビューを見ると色々な意見があるが、正直ジブリ映画に高いハードルを設定しすぎなのではないかと思う。
| 映画 | 13:28 | comments (0) | trackback (0) |
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