別冊マーガレット2021年11月号感想
表紙&巻頭カラーは「消えた初恋」。
表紙は、実写版ドラマでW主演の道枝駿佑さん&目黒蓮さん。


別冊マーガレット2021年11月号


ドラマは、テレビ朝日系列で2021年10月9日(土) 11:30から放送中。

通販サイトだと別マは軒並み売り切れてます。
さすがジャニーズ。
でも、書店やコンビニには置いてます。
あくまでも私の近所は、ですが。

これ以前の感想は
漫画・本 別冊マーガレット

◎作品感想
◆[消えた初恋]
原作:ひねくれ渡 作画:アルコ

夏祭りの夜。
井田と青木の「やりのこしたこと」。

そこはおいといて、青木ってみんなに好かれてるんだなと思う。
友達が多い。
でも、大勢で騒ぐより井田といる時間を選ぶのがね……わかってるじゃないか。

◆[実写化キャスト4名の別マ独占インタビュー]
道枝駿佑:青木役 × 目黒蓮:井田役×福本莉子:橋本役 × 鈴木仁:あっくん役

「原作の表情を研究しつつ、表情の変化を出していきたいです」
と、道枝さん。
アルコ先生の百面相を再現するのは大変ですね。

◆[ふつうな僕らの 番外編 前編]
湯木のじん

就職活動してる梓、姉の友人・柴崎くんと再会する。
思うにまかせぬ就活に疲れ気味の梓に対し、
柴崎くんはそっけなくも優しい。

柴崎くんが大人(社会人2年目)になって大人の余裕が感じられる。
梓とつかず離れずの距離感がいい。
実にいい。

ただ、こんなスラっとしたいい男、
会社で女性社員がほっとかなさそうなんだけど。
その辺は後編で描かれるのかな。

余談。
28ページ2コマ目、マンガのタイトルの元ネタ
・ばかもん→ばらかもん
・5月のキツネ→3月のライオン
・北北東に晴れと~→北北西に曇と往け

◆[川底どんちゃん騒ぎ]
柏木シュワ

別マ新人まんがグランプリ受賞作の連載化。

引きこもりのオオサンショウウオが主役、
お魚さんたちのギャグものです。

「出でよ進次郎!!!」
別マで小泉進次郎が出てくるとは。

面白いんだけど、ネタがちょっとネット界隈に偏ってるので、
人を選ぶかもしれない。
「小泉進次郎構文」とかね。

これを描かれてた当時は進次郎さんが環境大臣だったけど、
内閣変わっちゃって、今は山口壯さんが環境大臣です。

◆[1cmメランコリー]
石田アズ

読みきり。

石田先生、別マ本誌初登場。
身長差ほぼなし男女の両片想いものです。
全編大阪弁なので、
そこがしっくりくるかどうかだと思う。

大阪はしゃべりの文化なので、
台詞が多くなるのは仕方ないんですが、
個人的には読みにくかった。

同じ大阪が舞台でも「ラブコン」は読みやすかったので、
そこは中原アヤ先生の工夫があったんだなと思う。

◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音

神城の好きな人は朔英なのか?
別の誰かなのか?
5話でも結局分かりません。

とりあえず、神城にとって朔英は「大事な友達」らしいです。

「岩田と話すの 俺 好きなんだけど!
(中略)
うまくいったとしても話しかけるよ! 俺」

この言い方は、好きな子は別にいるように思える。
でも、朔英を気にかけてる様子は
「大事な友達」ってレベルじゃないように思えるけどな。

煮え切らないけど、これぞ少女漫画のだいご味ですね。

そして、見開きのシーンが良かった。
胸キュンかつさわやかな回でした。

研修旅行2日目。
北高伝統のオリエンテーリング。

登山道を男女のペアで10km歩く

川をボートで一周する

10km歩くだけでも、人によってはかなりしんどいぞ。
さすが北海道、「試される大地」。
そして男女のペア。
あぶれた子はどうすんのかな。3人で行くの?

後半、女子のボートにあぶれた朔英を、神城が誘って
2人きりでボートをこぐ。
「友達」にここまでするかなあ。
神城は朔英が好きなんだと思う。
でなきゃ、距離感のおかしい罪な男である。

ボートといえば? 転覆です。
神城&朔英だけじゃなく、転覆しまくる高校生。

これを毎年やってて大丈夫かなと思ったけど、
浅い川だからいいのか。
さすがに溺れて人工呼吸はしなかった
(そんなベタなの先生は描きません)。

神城の態度にモヤりますが、
でも、見開きのシーンが素晴らしかったので、ヨシ!

朔英が神城を引っ張り上げるものいいよね。
助けるのはヒーローだけじゃない。
長身の男子高校生を片手一本で引っ張るんだから、
やっぱり腕力あるんだな。

「私も好きだよ 神城と話すの
神城がいいなら友達でいたい」
朔英の表情が爽やかでもあり、切なくもある。

帰りのバスでまたやらかす優心。
朔英の隣の席に座り、
うたた寝で朔英によりかかりかけたところを
神城に首をヒネられる。

なんか、一周回って楽しいキャラになってきたぞ。
神城の見せ場になるから、
これはこれでいいんだな。

余談。
劇中、ホテルの朝食がバイキングでしたが、
今のご時世だと実際にはやらないでしょうね。

前号から話題の「謎の肉」、
どうやら成型肉のサイコロステーキらしい。

1巻発売記念キャンペーンあります。




成型肉って?普通のお肉と何が違う?危険?

◆[月のお気に召すまま]
木内ラムネ

月の告白を一晩しっかり考える歩先輩。
今回はさすがに「なかったこと」にはならなかった。

歩先輩の方からしっかり意思表示して、
晴れて彼氏彼女になりました。
次号からはカップル編です。

巻の鈍さはある意味尊敬する。
一番笑ったのは「殺す」のラテアート。

◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ

修学旅行、なしくずしで一緒の布団に入った源と糸。
同じ展開は「はやくしたいふたり」等たまにありますが、
初キスまでいくとは。

キスというか、しゃべって先生にバレると困るから、
口封じしただけ。
でも、キスはキスなわけでして。

後半も告白めいた事言ってくるし、
憎い男だな、源。

◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ

留年回避をかけ、
藤井宅で勉強する円城寺さん。

当然、藤井のことだから勉強にかこつけてイチャつく。
別マでよくこれだけ変態行為が描けるなと思う(褒めてます)。
目隠しって。

追試は英語・数学・世界史。
文理どっちも苦手なのは、これから厳しくないか。

◆[君がトクベツ]
幸田もも子

えみか、叶翔宅にお泊まり編。
やるかやらないか、直接訊くのはヤボなので、
お互い腹の探り合い。

「抱くぞコラ」
叶翔のモノローグ。
そりゃ、彼女にあんなにくっつかれたらね……。

◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒

琴乃、しつこい元カレの追及を振り切るため、
陽希と付き合う「フリ」をすることに。

これは、偽装から本気になるパターンですね。
どっちが本気になるかはさておき。

そこに井竜がからんで、こじれそう。

◆[スパークリングブルー]
ことのは紬

初めての連載で、サブキャラがしっかり描かれてるのがすごいと思う。
それも1人や2人じゃない。
家族や友人が生き生きしてるし、メインの2人もいい感じですし、
良いと思います。

「金かかんねー遊びくらいまだ山ほどあんだろ」
学生らしい台詞で好き。

◆[シンデレラ クロゼット]
柳井わかな

光の両親が登場。
親父さんの頭がコチコチで、
母さんも息子を理解してなさそうだし、
これじゃあ家を出ていくわけだなと思う。

ただ、「医者の家系」ってだけで
ご両親の描き方がステロタイプになってるのは、
少しもったいない。

親父さんが憎まれる対象にしかなってないけど、
人間、そう単純なものではない。

◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子

文化祭準備編。
千耀と未仁、七緒と牛尾の関係が変化する。

牛尾はいいヤツなんだけど、
微妙にモブ顔なので恋が成就するか心配です。

千耀も未仁の髪をお触りして、
未仁を意識してるのは間違いない。

さて、文化祭に千耀の彼女は来るのだろうか。

◆[今、恋をしています。]
八田鮎子

みりあさんと野田くん回。

かわいいけど好きな男子には不器用、
というのが面白いポイントなんだなと思う。

女子同士の取っ組み合いのケンカは中々ない。

◆[天使だったらよかった]
中河友里

佐久間先輩のバックボーンがようやくわかって、
スッキリしました。
話自体は相変わらずドロドロだけど。

泰星が記憶を取り戻して夏瑚とくっつくのはありきたり。
こういう作品だから、後味の悪い終わり方を期待してます。

◆[ハロースマイル]
縞十羽花

デビュー作。

「隣の席の気になるアイツ」もの。
16ページの中盤でヒーローが「好き」と言ってくる、
珍しい構成の作品。
初々しさがいいと思う。

◆[うさぎ小屋でいちゃつくな!]
夜野天

ハロウィン回。
男子がキョンシーの格好してましたが、
キョンシーって「霊幻道士」ってだいぶ昔の映画に出てたと思う。
今の学生さんも知ってるのだろうか。

◆[ラブ解き 別マ探偵団](読者投稿コーナー)
ミネ太さんのイラストが結構うまい件。

◆別マ作家のプライベートをネホハホ!
11月号は石田アズ先生。

思い出の漫画は「るろ剣」。
2次元の初恋は剣心、そして「幽白」の蔵馬。
90年代ジャンプ世代ですね。

2人のお子さんの子育て中だそうで、
そんな中で作品を作る時間を捻出するのは大変そう。

◆まんがのお悩み解決塾
「まんがのお悩み解決塾」
第10回(11月号)の講師はオザキアキラ先生、
レポーターは春江ひかる先生。

Q.キャラクターの見た目に個性を持たせるには?
「キャラに性癖をぶちこむこと!
(中略)
メインキャラだけでなく全員に」

サブキャラも大事ですよね。


◎別冊ふろく [別マBABY vol.11]
表紙は春江ひかる先生。

◆[Sweet on you]
中村柊

最終回。

最終回。お疲れ様でした。
先輩とくっついてめでたしめでたし。

しかし、来る者拒まずの先輩が、
ヒロインだけにすると決めた動機はよくわからない。
まあ、初連載ですから。

夕里の背中を押した晶くん。
当て馬の悲しさよ。

◆[背中越しの空]
樋口きい

読みきり

美術の授業で、
何を考えてるかわからない男子と組まされたヒロイン。
「一人だけ半袖に切り替えて目立つ」のを気にしたりするのは、
若い時あるあるですね。

心理描写はいいと思う。
あとは見せゴマの見せ方。

◆[そんなキミと恋したい]
海月ゆら

読みきり

2次元大好き少女の前に、
好きなキャラそっくりの男子が現れる、という話。
まあ、漫画ならではですね。
劇中の喘息の吸入器、私も小学生の頃使ってました。

ヒロインは自分を「オタク」と言ってるんだけど、
オタクの描かれ方が昔と今で全く違う。

昔は、オタク=メガネで根暗で小声でブツブツ言ってる気持ち悪いやつ、
という式がありましたが、
今は成り立たない。

みんな何かのオタクであることを隠さなくなったし、
いい時代なんだと思う。

◆[先輩、推してもいいですか?]
春江ひかる

読みきり

サッカー部のあこがれの先輩を「推す」ため、
マネージャーを目指すヒロイン。
硬派な先輩には邪険にされるが、めげない。

適度に笑いどころがあって、楽しい作品。
それとヒロインに良識があるのがいい。
どうも、アイドルファンというのはやかましいし
過激に描かれがちだから。

春江先生は、初連載が「アイドルみたいなバスケ部」だった。
スポーツとアイドルがお好きなのかな。


◎別マまんがスクール掲載作品
Webサイトで公開中。
別マまんがスクール結果発表 | まんが投稿 | 別冊マーガレット 公式サイト

◆[sweetsweets]
水多葵

第641回 別マまんがスクール BEST期待賞

けなげなヒロインが印象的。
好きな男子にお菓子作ってくるけど、
気持ちがバレないように全員に作ってくるところですね。

ただ、すんなりカップルになるので、
話にヤマ場がない。


◎次号
表紙&カラー
[太陽よりも眩しい星]

巻頭カラー
[きよく、やましく、もどかしく。]

[ふつうな僕らの 番外編]後編
湯木のじん

読みきり
[ミスタープリンスナンセンス]
井田葉子

カラー
[消えた初恋]
[恋のようなものじゃなく]

クリスマスプレゼント企画
(1)ドラマ版『消えた初恋』キャスト:道枝駿介×目黒蓮 ビッグサイズピンナップ
(2)連載作家陣による愛用品250名プレゼント

別冊ふろく[別マBABY vol.12]

新連載
[ヘヴィ×ヘヴィ]
桃白茉乃

新連載
[立花さんは神様です]
柴日和

読みきり
[限定LOVER] 茜希未
[助手席の魔王様] 清水奏良
[世界が果てるその日まで] 双海芽生


◎裏表紙
2021/11 花の都に虎(とら)われて&シークレット・ハウス~恋の相手はトップスター!?~(いずれも中国ドラマ)
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ
| 漫画・本::別冊マーガレット | 09:58 | comments (0) | trackback (0) |
コメント
コメントする
コメント受付を停止します。海外からスパム投稿が多いため。
この記事のトラックバックURL
http://kodawari.sakura.ne.jp/blogn/tb.php/2712
トラックバック


  
CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<   03 - 2024   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
ARCHIVES
COMMENTS
TRACBACK
PROFILE
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん