大野裕・中山和彦・加藤忠史「NHK ここが聞きたい! 名医にQ うつ病のベストアンサー【ポケット版】」
2013年10月、主婦と生活社発行。
NHKの健康番組「ここが聞きたい! 名医にQ」に寄せられた「うつ」への130の疑問に、
3人の専門医が回答した内容をまとめたもの。

2011年に発行された単行本を、携帯しやすいポケット版に再編集している。


NHKここが聞きたい! 名医にQ うつ病のベストアンサー【ポケット版】 (病気丸わかりQ&Aシリーズ(5))


大野裕さんの著書の感想は、カテゴリからご覧ください。
漫画家の細川貂々さんと共著で「ツレと貂々、うつの先生に会いに行く」という本も出しています。
コミック形式で読みやすく、こちらもおすすめ。

◎概要
監修:大野裕・中山和彦・加藤忠史
編者:「ここが聞きたい! 名医にQ」番組制作班、主婦と生活社ライフ・プラス編集部


◎構成
第1章 うつ病の症状と原因
第2章 うつ病の薬物療法
第3章 うつ病の精神療法
第4章 環境改善と休養
第5章 双極性障害
第6章 家族・周囲の対応


◎内容
「うつ」に関する代表的な疑問は、全て網羅しています。
うつの方ご本人にも、周囲の方にも、理解のためにおすすめです。

最初から読む必要はなく、気になる疑問への回答だけ拾い読みすればOK。
特に「うつ」と「双極性障害」は違う病気なので、
人によっては第5章を飛ばしてもいいでしょう。

ただ、「うつ」の症状は人によって少しずつ違います。
この本はあくまで基礎知識であって絶対ではないので、
より深い疑問はかかりつけ医に相談した方がいいです。


◎重要だと思うQ&A
Q.ストレスが原因で、うつ病になるのでしょうか?
A.うつ病の原因は不明です。(2p)
几帳面、完璧主義の人がなりやすいと言われているが、
のんびり型の人も苦手なストレスに直面すれば、気分が落ち込みやすくなる。
何をストレスと思うかも、人によって違う。
いまだに「心の弱いやつがウツになる」「甘やかされて育ったからだ」等と言う人がいますが、無視しましょう。
昭和の化石ジジイはこの手の考えがお好きですが、他人の苦しみが想像できない哀れな生き物です。

うつ病は脳の機能に変調が起きて発症するとされています。(4p)
「うつは心の病気」というが、おかしくなるのは
心という、曖昧なものではないです。
脳も内蔵の一つなので、うつ病も他の病気と変わりありません。

非定型うつ病とは
「非定型」とは、「典型的でない」という意味です。
(中略)
典型的なうつ病では「不眠」「食欲低下」「自責感」が多くみられますが、
非定型うつ病ではむしろ「過眠」「過食」「他人を責める」といった症状が目立ちます。
(27p)
「新型うつ」とも言われますが、マスコミが広めた造語です。
使うなら「非定型うつ」にしましょう。
「わがまま」「なまけ」に誤解されやすいですが、うつ病の種類のひとつです。

Q.会社を休むことになりました。その間の生活費や医療費のことが心配です。
A.「傷病手当金」のほか公的な医療支援の利用を(87p)
傷病手当金は、加入している保険組合に申請します。
また、自立支援医療費制度を使えば、医療費の自己負担を3割から0~1割に抑えられます。
こちらは、住んでいる自治体に訊いてみましょう。

こんな言葉かけはタブー
なぜこんな病気になった(113p)
きっかけを探すより、元気になるにはどうするか、を考えた方がいい。
薬に頼るな(113p)
生半可に知識があったり、疑り深い人が言いがち。無視しましょう。
いつになったら治るの(113p)
「いつから仕事を再開or職探しするの」もタブー。
うつ病患者を客観的に見られない人、特に親がこういう事を言う。
これに限らず、親の発言は参考にしない方がいいです。
子どものことになると正常な判断ができなくなりますし、
自分の世代のメソッドが今も通用すると思い込んでるので、的外れのアドバイスしかしません。
| 漫画・本::大野裕 | 23:16 | comments (0) | trackback (0) |
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