大河ドラマ「麒麟がくる」最終回感想
Twitterにあげたツイートのまとめです。

最終回「本能寺の変」

麒麟はきたのでしょうか。
私は、来ないまま終わったと思います。
「完」での馬に乗った光秀は、麒麟を追い求めて駆けていたのでしょう。

ラストシーン、山崎の戦いから3年後。
駒は、義昭から「光秀は丹波で生きている」と噂を聞かされる。
その後、市場で死んだはずの光秀を見かける。あれは何を意味するんでしょうか。

1.見間違い、駒の願望
2.そっくりさん
3.しばらく潜伏し、その後家康に仕えた(光秀=南光坊天海説の示唆)

3かな。

天海じゃなくても、無名のブレーンとして家康に仕えた、と。
でも、あのシビアな家康なら、
藤孝や順慶のように光秀をアッサリ見捨ててもおかしくないけど。

それに、「自分が麒麟を呼ぶ者になる」とまで言った光秀は、
もう誰かに仕えることはできないかもしれないし。
やっぱり死んでるかな。

今回は主要キャストほぼ全員出ましたが、
やはり長谷川さんと染谷さんの演技につきます。

「敵は本能寺にあり」
「敵の名は織田信長と申す」
言い切った光秀の顔は澄み切っている。
クーデターを宣言したくせに純度100%のピュア。
こんな顔は中々出せない。

「敵は光秀」と知った後、
信長は泣き笑いしながら「十兵衛か…ならば、是非もなし」。
十兵衛大好きな信長ですから、
ある意味本望だったのでしょう。

冒頭、信長はこうも言ってました。
もう疲れた。
戦を終わらせ、子どもの頃のようにぐっすり眠りたい、と。
ある意味信長が指示したとも言える。

本能寺の変、直接の引き金は
信長が光秀に将軍・義昭の殺害を命じたことですね。

となれば、次は天皇も退けるか殺して、
名実日本の支配者になる。
光秀にはそれが見過ごせない。

信長をここまで変えてしまったのは、光秀。
自分が生み出したものは自分で壊すしかない。

しかし、焼け落ちた本能寺を見た光秀は、涙を流す。
信長は主人であり前に夢を託した弟子、
ともに夢を追うパートナーのようなものでしたから。
自分の分身を滅ぼしたようなものでしょう。

山崎の戦いは、光秀が燃え尽きたせいで負けたんじゃないか、
とも思える。

影のMVPは細川藤孝。
秀吉に「光秀が何か起こすかもしれない」と手紙を送る。
「中国大返し」、秀吉が猛スピードで岡山から京都まで移動できたのは、
このドラマでは藤孝のおかげ、なわけです。

さすが、関ヶ原も生き残っただけある。
抜け目ない。

「麒麟がくる」というドラマは何を描いたか。
本能寺に至る過程や、本能寺の変の真相ではないと思う。
光秀を、一人の悩める人間として描いたこと。

脚本の池端俊策さんは、
「名もなきひとりの青年が戦国という時代に振り回されながらも、
何か一筋の光のようなものを求めて生き抜いていく姿を描きたい」
と仰ってます。

「逆賊」で語られる光秀が、
理想を求めて悩み苦しんだ男となった。
それが「麒麟がくる」だと思います。

脚本家・池端俊策氏が描く明智光秀とは?

光秀は麒麟を連れてこなくてもいいんです。
視聴者は、家康が最終的な勝者になるとわかってるんだし。
光秀が、理想と現実のギャップに苦しむ、これこそが描きたかったことかなと。
人間、いつの時代もそうかもしれない。

キャストの皆さん、スタッフの皆さん、
ありがとうございました。

沢尻エリカさんの緊急降板、
新型コロナによる撮影中断、
これまでにない困難を乗り越えての完結。
感謝しかありません。

大河ドラマっていいな、改めて思いました。

「江」や「天地人」を観て
「大河なくていいや」と思った時期もあるけど、
やっぱり、日曜夜8時は大河です。

余談。



主演の長谷川博己さんは番外編の意欲満々ですが、
私は、なくてもいいかな。

続編で「十兵衛が生きてる」と明言すると、
あの余韻を持たせた美しいラストが損なわれる気がする。

「生きてるかも」
「今も麒麟を求めているかも」
かもしれない、でいいと思う。

それに、次の大河ドラマ「青天を衝け」も次週から始まりますし。
バトンタッチした方がいいかなと思います。
| ドラマ | 22:42 | comments (0) | trackback (0) |
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