いくえみ綾「わたしは夢みる少女」感想
単行本全2巻。1987年3月・4月、集英社発行。

わたしは夢みる少女 1 (マーガレットコミックス)

教師との失恋をきっかけに家出した高校生が、
年下の男の子と出会い、痛手を乗り越える話。
今も昔も、「教師と生徒」ものって少女漫画の鉄板なんですねぇ。

いくえみ綾さんの他の作品の感想は、下記からどうぞ。
漫画・本 いくえみ綾

◎初出
「わたしは夢みる少女」別冊マーガレット1986年4月号~9月号
「3-Dのクリスマスカード」別冊マーガレット1986年12月号 ※2巻収録


◎「わたしは夢みる少女」
教師と恋愛関係にあった幸子ですが、実は彼には妻子がいたのでした。
傷心の幸子は、雪の降る田舎へ逃避行し、あやうく行き倒れ。
助けられた家で出会った中学生・しげるに元気づけられ、東京に戻る幸子。

都会の少女に強くひかれたしげるは、幸子を追うように上京し……。

「危うい」というのか、「依存心が強い」というのか、そんな少女の話。
はかない感じの子、今の漫画にいないな。
みんなタフというか、男に依存なんてしないような。
時代ですかね。

「呉田軽穂の呉田」って台詞にも時代を感じる。
松任谷由美さんのペンネームですね。


◎登場人物
呉田 幸子……東京の女子高の3年。波多野と不倫愛の末に失恋。結婚願望が強い
波多野 天……高校教師。家族は妻・娘・猫
北野 しげる……田舎の中学2年生。東京の男子高に進学
春子……しげるの幼なじみ


◎「3-Dのクリスマスカード」
読み切り。
人気の女子から好意を寄せられ、嬉しい反面戸惑う男子の話。

終盤、ヒロインが髪を緑にして「脱色しすぎてバリバリよ」と語るシーンがあるんですが、
この頃から髪染めってあったんですね。

飯島愛(合掌……)が茶髪にするよりずっと前の話だな。
| 漫画・本::いくえみ綾 | 23:38 | comments (0) | trackback (0) |
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