プログラマが主に少女漫画を語る

ペルソナ3のドラマCD第11弾（フィギュア付属のショートドラマCD含む）。
11月4日、祝勝会の後のイベントを膨らませたお話。
パッケージにある全裸の美鶴とゆかりが主役ですが、他の面々にも活躍場面があります。
後半にあたるFull Moonと合わせて聴きましょう。
→Full Moon感想
→ペルソナ３ドラマCDまとめ



父を失い、立ち直れないほどのダメージを負った美鶴。
SEESの他のメンバーもまた、それぞれに敗北感を抱えて眠れぬ夜を過ごしていた。
今すべきことは何なのか？　進むべき道はどこなのか？
そんな彼らに桐条グループが突如「SEES解散」を突きつける。

全編シリアスです。
他のドラマCDにあるような日常風景や和やかな会話は一切なし。
美鶴の父親と理事長が死んだ後の、桐条グループを補完する話なので当然ですね。

この作品はまず、シナリオが秀逸。
Full Moonを聴いた後にもう一度聴き直すと、随所に伏線が張られていたのがわかります。

ネタバレですけど寮の隣にある工事中の建物とか、ゆかりの射撃とか、
風花のパソコン調査とか、子供時代の美鶴が木に登った話とか。
合計2時間以上の映画並みのボリューム、ドラマCDだけでは勿体ない出来です。

今回、桐条グループにオリジナルキャラが何人か登場。
美鶴の母親役は伊藤美紀さん。
上品な口調はどうしても「マリ見て」の祥子お嬢様に聴こえてしまう……。

聞き所
桐条グループに毅然と対応する真田！（緑川さんも「真田かっけ〜」とコメント）
キタロー、ファルロス、綾時を演じ分ける石田さん
「結婚しよう」by鳥海さん

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