早大の斎藤佑樹人気に乗じて、このところ東京六大学関連の商品は結構多い。この本もその一つではあるのだが、中身は決して軽くない。
長所は2つ。まず220ページと短めで読みやすいこと。2つめは六大学のエピソードを満遍なく取り上げていることだ。決して水原茂、江川卓、高橋由伸といった人気選手の話ばかりではない。
これ一冊で充分ではないが、東京六大学の入門書としては最適ではないだろうか。
巻末にリーグ記録、歴代順位表、ベストナイン等記載(2008年春まで)。
監督と大学野球 若者が育つということ(安倍昌彦/日刊スポーツ出版社)
斎藤佑樹と歩んだ1406日(応武篤良/ベースボール・マガジン社)
神宮の奇跡(門田隆将/講談社)
東京六大学野球史(荒井太郎/ソニー・マガジンズ)
最後の早慶戦 学徒出陣 還らざる球友に捧げる(笠原和夫・松尾俊治/ベースボール・マガジン社)
新たなる聖地 甲子園から神宮へ(企画・矢崎良一/竹書房)