三田紀房「砂の栄冠」112話感想（週刊ヤングマガジン連載）

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今週の砂の栄冠　第112話「テーピング」

（週刊ヤングマガジン2012年10月15日／46号）

砂の栄冠10巻は11月発売です。
書店に行ったら言う事は一つ！
「金ならある」
それにしても、高校野球漫画とはとても思えない表紙ですね。

＊

私の記憶が確かならば、魔術師と呼ばれたテーピングの達人がいた。
（中略）
甦るがいい、テーピングの魔術師！

＊

テーピングの魔術師、真儀井（まぎい）登場！
いやー、そのまんまです。
「ドラゴン桜」の芥山先生（芥川竜之介にそっくりな国語教師）と一緒ですね。
１秒でマギー司郎がモデルとわかるおじさんです。
てっきりノックマンの双子の弟かと思ったが、外れた。

＊

さて、上半身にテーピングをしてもらった七嶋は、痛みがなくなったようです。
さらに「半日は大丈夫」とお墨付きをもらいました。
これは、もしかするとリリーフ登板あるかも。
左投げをやるとしたらここしかないな。

＊

マギーさんは、それ以外にも七嶋の資質を見抜いていました。
「この場に監督や先生がいない。
ということは、君は自分の意志でここに来たということだ。
君からは強い意志力を感じる」
強い意志を持った人間が伸びるらしいです。
言われたことしかできない人間、判断できない人間とは違うってことですね。

そして、今後は怪我に強くなると予言。
なぜなら、意志のある者は、怪我から何かを学び取ってそれだけ強くなるから。
……多村のことは言うな。

＊

一方、新幹線で移動中のエンドランは、悪天候で足止めを食っていました。
彼女にも何かドラマがあるのだろうか？

＊

甲子園では、いよいよ準決勝第１試合の苫大駒小牧vs樫野がまもなく開始。
ちなみに第２試合は東横浜vs大安（龍谷大平安がモデル？）。
マスコミは、試合前の七嶋がインタビューでピッチングについて何も言わなかった事から、何かあると感じとっていました。

＊

そして、樫野のスターティングオーダー発表。
８志熊
９藤原
７田中
５郡
３鈴木
２後藤
６稲山
４清水
１金子

球場に衝撃！　エースで４番の主将がベンチスタートに、観客もマスコミもどよめきます。
さあ、七嶋はどのタイミングで起用されるのか。
それまで樫野は持ちこたえることができるのか？　以下次号。

＊

田中って誰？　という方のために。
センバツ２回戦の帝城戦で、途中からレフトの守備についた人。七嶋と同学年。
１年秋からベンチ入りする才能ある選手でしたが、２年は怪我で棒に振りました。
３番に起用するってことは、打つ方でもまあまあ期待できるのだろうか。
あと、本来のレフト黄川田は今後どうなるんでしょうね。
読者の１００人中１００人はどうでもいいことですけども。

＊