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「クロカン」以外の三田紀房さんの漫画を紹介します。

空を斬る
BOYS OF SUMMER
ポロシャツとアッパーカット
審判物語 バーディクト
英次のテーラー
甲子園へ行こう!
スカウト誠四郎
ドラゴン桜
マネーの拳
銀のアンカー
ドラゴン桜外伝 エンゼルバンク
透明アクセル

空を斬る

空を斬る

全1巻
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eBookJapan

“シゴキの中に俺たちの青春がある!!”
汗と涙と感動の政倫大学体育会剣道部物語

三田さん最初の単行本? 89年にコミックアフタヌーンに連載されていた作品。主人公は名門大学剣道部の1年生・高山慎一。彼が体育会の洗礼をいやと言うほど浴び、死ぬ思いをしながらたくましくなるまでの物語である。

三田さんの明大剣道部時代の思い出がベースになっているらしく、試合での迫力や一撃の力強さ、汗臭さにリアリティあり。そして先輩たちの理不尽なしごきも非常に生々しい。

残念なことに大会に入る前に話が終わっている。試合に入れば、また別の面白さがあったと思うのだが。


BOYS OF SUMMER

BOYS OF SUMMER

全1巻
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「あんまり色あせてしまわないうちに……
夏をひきずって行くのはきょうで終わりにしよう……
最高の“夏”だったんだから。」

「クロカン」「甲子園へ行こう」の原点とも言える、三田さん初期の高校野球漫画。10個の関連のないエピソードからなる短編集で、いずれも高校球児が主人公。

ストーリーで魅せる作風はすでに確立されている。単に点取り合戦としての野球を描くのではなく、それ以外の球場の一コマや普段の練習風景を切り取り、読み手を暑くせつない高校野球にいざなってくれる。

おすすめのエピソードは「雪舞う日々」。関東から東北に野球留学した球児が、慣れない雪の中で奮闘する様子が描かれている。岩手県出身の三田氏ならではの味わいがある。


ポロシャツとアッパーカット

ポロシャツとアッパーカット

全5巻
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1巻
2巻
3巻
4巻
5巻

「今 俺は力が欲しい どんなことにも立ち向かえる 強い力が!」

95年頃に連載されていたボクシング漫画。掲載誌は週刊プレイボーイ?
あこがれの大学生活を送るべく東北から上京してきた少年・渡辺直也が、ひょんな事からボクシング部に入部し、のめり込んでいくストーリー。

渡辺はいかにも情けなく、闘争心などかけらもないタイプ。そんな彼が、パンチを打つ興奮をおぼえ、がむしゃらに相手に向かっていくようになるまでの成長を描く過程はさすがの一言。大して取り柄のない自分でも、コイツみたいに何かできるんじゃないか……そう思わせてしまう描写のうまさはもはや三田マジック。

作風は全体を通して明るく、時折ラブコメやドタバタ劇も混じるほど。どうでもいいことだが、女性がやたら涙もろいのはこの頃からの特徴である。


審判物語 バーディクト

審判物語 バーディクト

全1巻
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「主審の3Fとは FAIR公平に FIT適切な そしてFIRM断固たる!」

漫画原作者の田中誠一とコンビを組んで、96年頃(クロカン連載開始前?)に漫画ゴラク増刊ネクスターに掲載されていた作品。

バーディクト(verdict)とは「判断、決断」を意味する言葉。審判たちが主人公の物語である。野球やサッカーなど、様々なスポーツを審判たちの視点から見た9つの短編集。

プレーするのも人間ならば、判定を下すのもまた人間。審判もまた、試合というドラマの担い手なのです。


英次のテーラー

英次のテーラー

全1巻
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“テーラー五島”店主、五島英次。洋服の仕立て職人である。 洋服だけではない。彼は、顧客の人生をも、仕立てあげる。

「ビッグコミックオリジナル増刊号」にて96・97年に連載されていた漫画。他の作品がスポーツを題材にしているのに対し、「英次のテーラー」は若き一流の仕立て屋が主人公という異色の漫画。

一話完結もので、英次が顧客の注文をこなしていく過程を通じて、顧客の心にひそむ悩みや難問を解決するというストーリー。
どのエピソードも派手な展開はないが、心にしみる暖かさやほっとさせる小さなドラマにあふれている。


甲子園へ行こう!

「生まれ変わるんだ 鎌倉に着いてしまう前に」

99年別冊ヤングマガジンにて連載を開始し、その後本誌・ヤングマガジンに移って04年夏まで続いた高校野球漫画。「クロカン」と連載時期が重なるが、こちらは現役球児が主人公。

激戦区と呼ばれる神奈川で、平凡な県立高校から甲子園を目指す四ノ宮純。彼のいる鎌倉西高校は、設備も普通、監督も普通。そして彼自身も普通のピッチャー。この厳しい壁を破るため、彼はある禁断の手段を取る!

出だしはダメピッチャーが成長するフツーの高校野球漫画なのだが、4巻を境にガラリと主人公がレベルアップする。
この激変する部分までは読んでみてください!

現在絶版。後半の巻はAmazonで値段高騰しているので、電子書籍化を期待。


スカウト誠四郎

スカウト誠四郎

全2巻
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1巻
2巻

「な……なんだこのコはっ! う…上手い!
いいっ! このスタイル! ユニホーム姿が絵になっている!」

2001年〜03年にかけて、イブニングに連載。広島東洋カープが取材協力している。
主人公はカープの新米スカウト・武光誠四郎。様々な選手と出会う過程を通じて、プロ野球の裏側を描いている。

直接話せない高校球児に対し、どう接触するのか?
ドラフトの指名順位は他球団の動きでどう変わるのか?
ある選手を指名するか、しないかの分かれ目は?
スカウティングの面白さに迫った作品。

残念なのは、未解決のエピソードを残したまま連載が終了したこと。誠四郎が高校1年から注目していた選手・桐島はどうなるのか、そしてライバルスカウト・黒影はどう動くのか、それを是非とも読んでみたかった。

ちなみに「砂の栄冠」に武光、黒影が再登場している。果たして彼らにスポットが当たるのか?


ドラゴン桜

「教えてやる! 東大は簡単だ!!」

大学受験という異色の分野に挑戦した異色漫画。
経営の傾いた三流私立・龍山高校を建て直すため、弁護士・桜木健二がとった方法。それは東大合格者を出し、龍山を進学校にすることだった!

説明不要の、三田さんの出世作。「受験」という高校野球よりも興味をひきやすいテーマにしたことで、爆発的人気を博した(もちろん内容そのものも面白く、ためになるものだった)。関連本が出るし、阿部寛主演でドラマ化もしたし、今のところ一番の代表作。

しかし、三田さんの野球漫画が何より好きだった私としては、「ドラゴン桜」の三田先生と言われていることにいまだに抵抗がある……。

せめて「クロカン」を「高校野球版ドラゴン桜」という表現だけは止めてください。マジで。


マネーの拳

「金はな…… 欲しいと思うやつにしか集まらねえんだ」

会社経営をテーマにした作品。
2005年〜2009年にビッグコミックスペリオールにて連載。
元世界チャンプの花岡ケンが、ボクサー引退をきっかけにビジネスでのチャンピオンを目指す。

無名の会社が名前を売るにはどうするのか?
会社が大きくなると何が起こるのか?
株式上場すると何が変わるのか?
ファンドの乗っ取りにどう対抗するのか?

ケンの会社が成長する過程を通じ、会社経営がわかる漫画。

三田先生といえば「見開きで大げさな例え」が持ち味なのだが、この作品では戦国時代風の見開きがバンバン登場。
甲冑を着て経営者会議するとか、乗っ取り失敗で「無念」とか、笑えて仕方がなかった。
遊び心満載なので、経済漫画だからと堅苦しくならずに読めるのがいい。


銀のアンカー

「天職につかせてやる」

「ニューヨークの草刈機」と呼ばれた男、カリスマヘッドハンターの白川が突如日本に帰国した。
帰国の目的を秘めたまま、彼は数人の大学生を集め、就活のテクニックを伝授する。

2006年〜2009年にスーパージャンプで連載。
「『ドラゴン桜』を読んで東大へ行ったら、次は『銀のアンカー』を読んで就活」という触れ込みで開始したらしい。
連載当初は三田さんのチーフアシだった関達也が作画担当だったが、後半からは作画も三田さんが担当。
単行本4、5巻あたりから絵柄が変わっているように見えるのはそのため。

特徴は、最終巻で三田さんが語っているように「どこの企業ともしがらみがないので、好きなように書けた」こと。
ストレートで的を得ている部分が結構ある。
それと、会社員になった今読むと、自分がいかにピンボケした就活、というより学生生活をしていたかもわかる。
でも、学生の時読んだら多分ピンとこなかっただろうな……。


エンゼルバンク

「転職はチューニング
自分が人生を楽しめるようにパーツを組み替えてみましょう」

ドラゴン桜の外伝。テーマは転職。
2007年〜2010年にモーニングで連載。
リクルートエージェント社の協力により執筆されており、私も同社にお世話になった際にオフィスで1巻を見かけました。

主人公は龍山高校の女教師・井野。転職を考え出した彼女の目線から、転職に成功するコツを伝授している。
話しのつくりは「ドラゴン桜」で確立したノウハウものそのまま。
「世間の常識では××となっているけど、実は○○なんだよ」という感じで進みます。

残念なのは、後半に農業、医療の実態をあばくというあたりで内容が転職からぶれてしまい、途中で何の漫画かよくわからなくなったこと。
「ドラゴン桜」から始まった、三田さんのノウハウものも頭打ちかな……とちょっと思ってしまった。


透明アクセル

透明アクセル

全3巻
Amazon
1巻 2巻 3巻

「広告とは社会を… 大衆を動かすこと
私達はこれから日本を動かす」

フィギュアスケートメダル候補を競艇に転向させ、新たな競艇のスターを作る!
広告企業の天博堂は、競艇に世間の注目を集めるために大プロジェクトをぶち上げる。
フィギュア選手の説得を任されたのは若手の営業マン青木智也。コネ入社でさしたる取り柄もない彼に、この大役が務まるのか?

2009年〜10年にイブニングで連載。
モノの売り方、流行の作り方、いわゆる「広告」のノウハウを詰め込んだ作品。
競艇協会と組んで描かれた漫画らしく、タイアップのサイトも作られた。

残念ながら3巻で打ち切りとなってしまったが、その短さから三田漫画の案内編としては丁度いいかも。
インパクトのあるセリフ回し、味のあるキャラ多数。むしろキャラが多すぎてばらけた感があり、そこは勿体ない。

こちらにまとめのページを作ってみました。


読みたかったら金払え!

連載当時の単行本(全27巻)
表紙
1巻 Amazon
2巻 Amazon
3巻 Amazon
4巻 Amazon
5巻 Amazon
6巻 Amazon
7巻 Amazon
8巻 Amazon
9巻 Amazon
10巻 Amazon
11巻 Amazon
12巻 Amazon
13巻 Amazon
14巻 Amazon
15巻 Amazon
16巻 Amazon
17巻 Amazon
18巻 Amazon
19巻 Amazon
20巻 Amazon
21巻 Amazon
22巻 Amazon
23巻 Amazon
24巻 Amazon
25巻 Amazon
26巻 Amazon
27巻 Amazon
全巻 Amazon 楽天

文庫版(全18巻)
表紙
1巻 Amazon 楽天 セブン
2巻 Amazon 楽天 セブン
3巻 Amazon 楽天 セブン
4巻 Amazon 楽天 セブン
5巻 Amazon 楽天 セブン
6巻 Amazon 楽天 セブン
7巻 Amazon 楽天 セブン
8巻 Amazon 楽天 セブン
9巻 Amazon 楽天 セブン
10巻 Amazon 楽天 セブン
11巻 Amazon 楽天 セブン
12巻 Amazon 楽天 セブン
13巻 Amazon 楽天 セブン
14巻 Amazon 楽天 セブン
15巻 Amazon 楽天 セブン
16巻 Amazon 楽天 セブン
17巻 Amazon 楽天 セブン
18巻 Amazon 楽天 セブン
全巻 楽天

※文庫版と通常版を混同して買わないよう、ご注意ください。

電子コミック版(全27巻)
eBookJapan
各巻420円、全巻11340円