夢の実現 都立城東高校甲子園出場物語
（手束仁/アリアドネ企画・三修社）

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amazon 楽天 発売：1999/09

1999年、都立校として19年ぶりに甲子園に出場した城東高校。同校の戦いぶりを96年秋から追ったノンフィクション。

著者の手束氏は「熱中！甲子園」というムック本を出すほどの高校野球マニアだが、特に城東高校に対する思い入れは非常に強い。それだけに、城東の戦いぶりだけでなく、普段の練習や注目度の少ない秋・春についても細かく書かれている。
印象に残るのは「気持ちで負けるヤツは、何をやったってダメなんだよ！」と選手を罵倒することも辞さない有馬信夫監督。教師兼任、しかもたった一人で野球部を作り上げた熱意を読むと、やはり高校野球は監督のウェイトが高いと感じる次第。
甲子園出発前に出版されたので、残念ながら智弁和歌山との試合については全く触れていない。