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決めて断つ[プロ野球]
(黒田博樹 KKベストセラーズ)
2011年オフ、メジャー4年目の黒田博樹は悩んでいた。
フリーエージェントとなった彼の選択肢は2つ。日本に戻るか、ヤンキースのオファーを受けるか。
迷いの末、黒田はヤンキースを選ぶ。
メジャー挑戦続行を「決め」、日本へ戻ることを「断つ」。
「決断」をテーマに、黒田が自らの野球人生を振り返る。
高校、控え投手。
大学、最終年でエース。
カープ、2001年に初の2ケタ勝利。2006年防御率1.85。
そしてヤンキース時代の2012年、日米通じてキャリアハイのシーズン16勝。
30代になっても「衰え」が感じさせることなく、進化している黒田投手。
その秘訣はどこにあるかというと、本の中で「近いところに目標を立てる」と書いています。
3、4年後の自分を想像して毎日を過ごすのではなく、1年1年が勝負。
カープではまず、同期入団の沢崎をライバルに。
当時エースの佐々岡を目標にするでもなく、ましてメジャーを夢見ることもしなかった、といいます。
段階を踏みながら、セリーグを代表するエースに上り詰めた2007年オフ、黒田は決断したのでした。
そして、MLB最初の球団となったドジャースとも、提示された4年契約ではなく3年契約。
「短いスパンでなければ自分は頑張れない」と自分を知った上での決断でした。
球団選択以外でも、黒田投手の決断について書かれています。
どういうことかというと、ブルペンで投げるのは常に36球まで。疲労を溜めず、中4日というMLBのローテーションを1年間守るための工夫だそうです。
自分中で大事なものは何か。切り捨ててもいいものは何か。
読んでそんなことも感じました。
[表紙画像]
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