2006年8月、台湾にて行われた「女子野球ワールドカップ」を追ったノンフィクション。
主役は日本代表チームだが、他のチームの試合も記述されていて、リーグ戦全体を把握しやすい内容になっている。
2006年といえばWBCで日本が初代チャンピオンになったが、女子野球もまた優勝を目指して戦っていた。
上は39歳、下は14歳。中学生から社会人まで構成はばらばら。共通点は、男子ほど整わない環境、少ない援助の中で、それでも野球に打ち込んできたこと。
女性でも勝利への思いは変わらない、と感じた一冊。
ちなみに、代表の一人の小西美加は2010年から始まった女子プロ野球でプレーしている。
甦る!女子プロ野球 ヒールをスパイクに履きかえて(谷岡雅樹/梧桐書院)
日本女子プロ野球リーグの挑戦 ガラスのスパイクを届けに(戸高真弓美/日本女子プロ野球機構・出版文化社)
女子プロ野球青春譜1950 戦後を駆け抜けた乙女たち(谷岡雅樹/講談社)
真っ直ぐ、前を 第二回女子野球ワールドカップ 日本代表の十日間(長谷川晶一/河出書房新社)
ワールド・ベースボール・ガールズ(長谷川晶一/主婦の友社)