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発売:2011/03
元帝都ジェッツのスラッガー・瀬司が行方不明になった。彼の妻が頼ったのは、かつて瀬司と代理人契約を結んでいた善場圭一。
もっぱら金の亡者と噂され、「ゼニバ」と呼ばれるほどの男だが、ある条件をのんで調査を開始する。
瀬司の足取りを追う善場は、やがて高校時代のある事件にたどり着く。
スコット・ボラス、団野村などが有名な「代理人」が主役の作品。
が、選手の失踪事件というミステリーと絡めたために、代理人そのものにはあまり深く切り込んでいない。しかも、不似合いな探偵をさせている。
そのため、探偵小説としても野球小説としても中途半端になっている印象。
野球関係で面白かった描写は、終盤の「殺意」を見破るポイントだけかもしれない。
余談。
毎回濡れ場があったり女性がひどい目に遭う本城作品だが、今作も暴行を暗示するシーンがある(しかもフォローなし)。
入れる必要が果たしてあるのだろうか……。
ベースライン(須藤靖貴/PHP出版)
オールマイティ(本城雅人/文藝春秋)
ぐいぐいジョーはもういない(樺薫/講談社)
嗤うエース(本城雅人/幻冬舎)
スカウト・デイズ(本城雅人/PHP研究所)
どまんなか3(須藤靖貴/講談社)
県立コガネムシ高校野球部(永田俊也/文藝春秋)
大正野球娘。4(神楽坂淳/徳間書店)
どまんなか2(須藤靖貴/講談社)
どまんなか1(須藤靖貴/講談社)
僕たちのプレイボール(鬼塚忠/幻冬舎)
監獄ベースボール 知られざる北の野球史(成田智志/亜璃西社)
ラストダンス(堂場瞬一/実業之日本社)
ナイン 9つの奇跡(川上健一/PHP研究所)
ノーバディノウズ(本城雅人/文藝春秋)
帝都たこ焼き娘。大正野球娘。3(神楽坂淳/徳間書店)
偽りのスラッガー(水原秀策/双葉社)
大正野球娘。 土と埃にまみれます(神楽坂淳/徳間書店)
ひゃくはち(早見和真/集英社)
タッチアップ(田澤拓也/エクスナレッジ)
大延長(堂場瞬一/実業之日本社)
大正野球娘。(神楽坂淳/徳間書店)
1985年の奇跡(五十嵐貴久/双葉社)
熱球(重松清/徳間書店)
浪商のヤマモトじゃ!(山本集・日名子暁/南風社)
ららのいた夏(川上健一/集英社)
翼はいつまでも(川上健一/集英社)
敵手 小説 横浜高校野球部(降籏学/講談社)
ベイスボイル・ブック(井村恭一/新潮社)
同級生(東野圭吾/講談社)
パーフェクト・ブルー(宮部みゆき/東京創元社)
ダグアウト・ストーリー(梅田香子/講談社)
魔球(東野圭吾/講談社)
八月の濡れたボール(軒上泊/双葉社)
勝利投手(梅田香子/河出書房新社)
走れ!タカハシ(村上龍/講談社)
熱球爆走す(木本正次/日本経済新聞社)